僕のお人形(1/11)縦書き表示RDF


残酷な場面もあるので、苦手な人は読まないで下さい。

 この作品は、フィクションであり、登場人物、場所は一切関係ありません。

 
僕のお人形
作:アクア☆



生きる為に


 僕は、今、生きるのがやっとの人生を送ってる…。

 左手に、ママから貰ったお人形。

 右手には…ナイフ。

 自分の命は自分で守らなきゃいけない街、“メフィス”。

 誰も、助けてはくれない街…。



 僕は、今から10年前、この街に生まれた。

 僕が、小さい時はママが必死に守り、パパが稼いでくる。

 今だからわかるが、その当時は…。

 いわゆる、弱肉強食の時代。ナイフ、オノ、弓…。戦わなきゃ進めない世の中。

 拳銃とかは、政府に買い占められていて、手に入る人はごくわずか。苦しい日々を送る。
 寝る所すらままならない、食べる?三日に一食…、食えりゃいいもんだ。



 西暦 3000年

 人口は、世界でわずか約一億人。

 僕の住む国、約千人。

 欲望からきた悲惨な現実。ただ、ひたすらに欲望を満たす人間達、地獄絵図だ。

 畑を耕せば、荒らされ、女を見れば、欲望のままに…。

 僕は、10歳にして闘わなければ生きていけない窮地に立たされた。
『あ〜、腹減った。』

 いつも持ってるナイフは、少し長いサバイバルナイフ!っと、お人形。

 そ!ママがくれた御守りなんだ。

 夜が来ると、お人形を抱いて寝る。

 冬がなくなったこの星。どこで寝てても、凍え死ぬ事はない!

 ただ、子供でも容赦しない大人達。夜にやって来る大人達。

『お!今日は、何人だ?1、2、3人か…。よしっ。』

 体の小さな僕。仕掛け、僕を守るスペース。この敷地は、僕を、最強にする場所。生きては帰さない…。

 僕が、頑張らなくちゃ…。

 闘って得た物。僕、みんなが欲しがっているもの、それは、“鉄”。政府に持っていけば食い物と交換してくれる。政府に、好かれれば、政府の街“セリーヌ”に入れてもらえる。

 僕のナイフは、特殊合金でできたかなりの物らしい。もちろん、パパの形見だ。

 これを持って行けば、僕は“セリーヌ”に入れるが…、僕は、カタキを取りたい!パパとママの…。

 それに、この生活が長かったせいか、なんか、楽しみすら感じる。

 たまに、自分自身が怖くなる…。












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