生きる為に
僕は、今、生きるのがやっとの人生を送ってる…。
左手に、ママから貰ったお人形。
右手には…ナイフ。
自分の命は自分で守らなきゃいけない街、“メフィス”。
誰も、助けてはくれない街…。
僕は、今から10年前、この街に生まれた。
僕が、小さい時はママが必死に守り、パパが稼いでくる。
今だからわかるが、その当時は…。
いわゆる、弱肉強食の時代。ナイフ、オノ、弓…。戦わなきゃ進めない世の中。
拳銃とかは、政府に買い占められていて、手に入る人はごくわずか。苦しい日々を送る。
寝る所すらままならない、食べる?三日に一食…、食えりゃいいもんだ。
西暦 3000年
人口は、世界でわずか約一億人。
僕の住む国、約千人。
欲望からきた悲惨な現実。ただ、ひたすらに欲望を満たす人間達、地獄絵図だ。
畑を耕せば、荒らされ、女を見れば、欲望のままに…。
僕は、10歳にして闘わなければ生きていけない窮地に立たされた。
『あ〜、腹減った。』
いつも持ってるナイフは、少し長いサバイバルナイフ!っと、お人形。
そ!ママがくれた御守りなんだ。
夜が来ると、お人形を抱いて寝る。
冬がなくなったこの星。どこで寝てても、凍え死ぬ事はない!
ただ、子供でも容赦しない大人達。夜にやって来る大人達。
『お!今日は、何人だ?1、2、3人か…。よしっ。』
体の小さな僕。仕掛け、僕を守るスペース。この敷地は、僕を、最強にする場所。生きては帰さない…。
僕が、頑張らなくちゃ…。
闘って得た物。僕、みんなが欲しがっているもの、それは、“鉄”。政府に持っていけば食い物と交換してくれる。政府に、好かれれば、政府の街“セリーヌ”に入れてもらえる。
僕のナイフは、特殊合金でできたかなりの物らしい。もちろん、パパの形見だ。
これを持って行けば、僕は“セリーヌ”に入れるが…、僕は、カタキを取りたい!パパとママの…。
それに、この生活が長かったせいか、なんか、楽しみすら感じる。
たまに、自分自身が怖くなる…。 |