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この物語を時を戻したいと思っている人に捧げる。
                      
                   Samen・Jury

時間列車
作:Samen・Jury



ぼくはある日、両親の事業失敗で膨大な借金を背負ってしまう。

そのため家を売り、父の実家に住むことになった。

学校も転校してしまうし…

今の自分は暗い洞窟の中でさまよっている感じだ

だが、両親を憎むことはできない

なにせ今まで結構にお金を持っていて好きな事などができたから…それに両親も同じ気持ちなんだろうし…

そんな中、家に一通の手紙が来た。

ぼく宛ての手紙だ

開いて見ると3枚の切符と便箋が入っている

切符には時計の絵柄がかいてあり同じく便箋にも書かれている。

なんだろうと読んでみると

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おめでとうございます。
あなたを時間列車にご案内いたします。
手紙に入っている切符3枚でご利用が可能です
なお、ご利用するにあたって注意事項があります。

1.行き先で何かを持ち帰らない
2.誰かに話しかけない
3.ただ眺めているだけにしてください
4.とにかく過去を変えないでください

以上の注意を守らない場合何がおこっても我が社は責任をおいません

・場所
××県奥路市千年山67-9の旧奥路線
・日時
毎週土・日24:24

お待ちしております。
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なんの事だかよくわからないが
おもしろそうだということだけはわかっている
ちょうど土曜日は両親が不在の日…
それに場所は近く…
まあ、行っても悪くないな…



土曜日になり指定された場所を目指した。

千年山はそんな大きな山じゃないが

木がうっそうとしげり静寂に包まれている

異様に明るいのは月が満月だからだ…

山を登っていくと崩れかけている小さい駅舎が見えた

駅舎の窓からかすかに明かりが見える

駅舎の中へ入っていった。

明かりのするほうへ歩いていくと

プラットホームにでた。

そこにいたのは奇妙な仮面をした茶色のボロ布だった

浮遊していて中に誰か入っているわけではないようだ

そんな変なやつが近づいてきた

『切符ヲ、オモチ、デス、ヵ?』

言葉を発したのでびっくりしたが言われた通りに切符を渡した。

するとその切符を自分の口に投入して少しまってて
といった

ちょっとしたら列車が来た。



列車は全5両で汽車みたいだ

扉が勢いよく開き中に入った。

さっきの仮面がせかすので早く中へ入った

中はオルゴールの音がしていて

ポットやカップやお菓子などがオルゴールにあわせて浮遊して遊んでいる

なんだかとても不思議な感覚だが気分がいい

ゴットンという大きな音がすると列車が走りはじめた

外を見てみるととても深い森の中をすごい速さで走っている

ガタゴトという音とともに景色も都会、湖、など景色が目まぐるしくかわっている

これから何があるのかと好奇心を働かせていた。



ガタンゴトンッガタンゴトンッ…

列車の振動がとても不思議にも心地がよくゆりかごの中にいるようだった

暗い洞窟の中にいるような感じはすっかりなくなり水晶の洞窟にいる感じだ…

そんな心地よくなってる中大きな音がした

びっくりして外をみてみるとトンネルに突入したみたいだ

ゴゴゴゴゴ…

暗い気分ではないがなんか心地いい気分が少し飛んだ

しばらくトンネルを進んでいるとドンと大きな衝撃が走った

かと思うと景色が徐々にかわっていき

とてもきれいな景色になった

そこはきれいに澄んだ湖の底の様な所

思わずうっとりしてしまった。

トントン

誰かがぼくの背中をたたいた。

そこにはさっきの仮面をしているやつがいた

『ココデ、ァナタハ、オリルデショゥ?』

一瞬何いってるんだとおもったが外をみると青い景色の中1つのプラットホームがある

ここで降りるのか…

仮面をしてるやつに時計をもらい4時間後くるようにと告げた

駅におりると景色がかわり懐かしい景色になった

自分の前の家の景色だ…

その後アルバムをみるように色々見渡した。

とても満足し今日は帰ることにする



あの列車のおかげでとても気分がよくなった

だが、目をあければ現実…

現実の世界は違う今までとなんら変わらず普通の生活だ…

そんな事を思ったら頭の中で1つの案を思い出した

そうだ…切符は後2枚ある…過去に戻って引っ越さないように説得などをすればいい…

そうすればこんな未来はないはずだ…我ながらいい案…

ん…

その時あの切符と一緒に入っていた手紙の内容を思い出す

『なお、ご利用するにあたって注意事項があります。

1.行き先で何かを持ち帰らない
2.誰かに話しかけない
3.ただ眺めているだけにしてください
4.とにかく過去を変えないでください

以上の注意を守らない場合何がおこっても我が社は責任をおいません』

…ばれなければいいや…本当に時間旅行ができることはわかったし…

土曜日が待ち遠しい…



土曜日になり前と同じ場所にいくとまた前と同じやつがいて

同じように列車がきた

それで前と同じホームにいった

季節は冬…

事業をはじめようと悩んでいる時…

確かあの時、占い師に決断してもらい失敗したんだったな

ぼくがその占い師に化け、事業はやめるよう説得しよう…

もしだめでもまだ1枚あるほかに方法はあるから…

いけないことをしていると思いつつも道端で占い師の格好をして

歩いてくる両親と自分を呼び止めた

そこで自分は悩みをさも当てたようにして驚かせ

『事業はしないほうがいい』

と説得した。

両親の顔は一気に明るくなりそうしようといってみんなで歩いていった……

自分は成功した!

とても嬉しくついその場で踊りだしてしまった。

キーッ!!!ドガン!!

そんな中大きな音が聞こえた

音が聞こえたほうをみると両親と自分がちょっと先にある交差点で

車にひかれていた…

思わず目を疑った。

だが救急車などもきてとても騒ぎになっている

自分は何が起きたのかわからなく呆然と立っていた。

ピキ…ピキピキ…

何かが割れるような音がきこえる

まわりをみると景色に亀裂がはいっている

自分は今までで感じた事のないとてつもない恐怖におそわれていた

バリーン!

ガラスが割れたような音がし地面に大きな穴があいていた

自分はその穴に落ちていった……



ガシャンゴトンゴトンガシャン…

…………

歯車の音がする…

………

意識が戻ってきた

……

今までぼくは寝ていたのか…?



周りを見ると長くて高い棚があり棚にはびっしりと青いビンが置かれている

ぼーっとその景色を見ていた

『気がついたかな?』

いきなり話しかけられびっくりした

そこには長いヒゲをもっている青服の優しそうな老人がいる

『きみは大変な事をしちゃったねぇ〜…注意しておいたのに…』

自分はその老人にここはどこかを聞いてみた

老人はこちらを真剣な目でみて

『ここは時間管理所という場所だよ、時間を管理してる施設じゃ』

自分はなんだか知らないがとても怖くなった

怖くなり走り出した。

老人が止めようとしたが走り走った。

しばらく走ると扉がありとにかく脱出したかった

扉を開けるとそこには異様な光景が広がっていた

空は赤紫の色で雲がうずをまいている

地は穴だらけでところどころに採掘場の跡地のような廃墟がある

自分は直感でここからは逃げれないと思った

それで建物の中に戻っていった

戻るとさっきの老人がすぐうしろにいた

『ここから逃げることはできないよ、別にわしはきみを喰おうだなんて思ってないから気を落ち着けなさい…』

なんでだろうか…その言葉に説得力があり不安が消えとても気が楽になった



青服の老人に色んなことを聞いた

青服の老人が時間管理人であること

ぼくが過去をかえてしまったため交通事故にあい行き場がなくなりここにきたこと

本当だったら苦労しながらも53年後には大きな会社を持つこと…

『きみが後悔していることは十分にわかるよ…運命を変えようと思えばそれなりの対価が必要になる…悪いことは人生で何度もある…だがそれを乗り越えることができるのが人という生物なのだよ?わかったかな?』

十分に理解できた…あの時のぼくは本当にどうかしていた…

『そこできみに2つの選択肢がある…きみのこれからの事でね…
 そのままここに留まることはできないんだ…』

それで準備はいいかと聞くと
ぼくの頭に指を優しくあてて時間管理人はいいはじめた

『1つの選択はきみが列車などで見たであろう仮面を被った布きれあいつは時人というんじゃがあれになること…もう1つはこの時間管理所からはるか遠くにいった場所にある希望の橋にいき過去を修復するか……さあ、どちらを選ぶかな?』

ぼくは少し悩んだ…

1番目の時人になること

あんなのにははっきりいってなりたくはない…

じゃあ2番目遠いといったさっきの荒地を少し歩いていくだけでも大変そうだが…

1番目のほうが絶対的にかっこ悪いが簡単…

2番目は大変だが元の世界に戻れる…

またよく考え


2番目という結論をだした。

『外は風が強く、穴だらけで…とにかく危険でとても歩けるようじゃないがそれでも歩く気があるのかね?』

自分は頷いた…

時間管理人は専用の帽子と服をくれて

見送りをしてくれた。

自分はこれからどうなるのだろう…そう思いながら風が吹く荒地を歩いていった…





え?この話の続きを見たいのですか?

んー私には少しわからないですよ

これはそこにいる社長さんから聞いた話でして…

なんでしたらあの社長さんに聞いてみてください。

きっと話してくれますよ

あの人やけにあの子のことについて詳しいので…………



                       おわり


お楽しみいただけましたか?
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これからもよろしくおねがいします。













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