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ホットコーヒー3
作:Maria


職員室を覗いてみて先生を見つけると嬉しくて。





「また来たの〜?よく来るねぇ」






特に用はないんだけど…





ううん。
本当は先生とたくさんお喋りしたくて来たよ。





「先生コーヒーちょうだい」










これがないとお喋りする理由にならないのが悲しい…





職員室を覗いてみてそこにいるはずの先生が見当たらないとね…






めちゃくちゃ悲しい…






がっかりしちゃう…





先生はどこに行っちゃったんだろうって…






いつ帰って来るんだろうって…





勝手に恋人気分みたいな…





そんな感じ。



先生にとってもちろん私はただの生徒なんだけど…





完璧な片想いなんだけど…





恋する乙女は夢見る乙女なんだ。





もしも先生と私が結婚して…





私が先生のお嫁さんになったとしたら…





きっといっぱい泣いちゃうだろうね…






早く帰って来て〜って先生を困らせちゃうかもしれない。





きっと大好きだからこそ不安で傍に居るからこそ苦しくなってしまうのかも…





だったら見てるだけの方が幸せなのかな?






こうやって先生に会いに来て。






コーヒーをもらって。





それを飲みながらお喋りする。






先生と生徒の関係のままのが良いのかな…






先生が優しいのは私が先生の生徒だから?






それだけ?










もし私が先生の生徒じゃなくなったら先生冷たくする?






私のことなんてどうでもいい人と思うのかな…






「ごめん!今日コーヒーきれててさぁ…」






コーヒーがなかったら私とのお喋りの時間はないですか?






私は本当はコーヒーなんて飲まなくて良いんだよ。






ただ先生と居たいから…






コーヒーはどうでもいい。





最近先生はコーヒーがないからって…





毎日忙しそうだし…






話したくないならそう言ってくれれば良いのに…





私が嫌ならはっきり言って。






先生の言葉なら受け止められる。






「苦い…」






やっぱり一人じゃ飲めない…






美味しくないよ。






先生と喋りたいよ。






先生が好きだよ。





職員室を覗いてみて先生の姿を見つけたけど今日は何だか胸が苦しい。






だけど恋する乙女は負けない。






「ごめん今日もコーヒーが…」





絶対負けないもん。






「コーヒーなら持って来た!!」





先生困ってる…?





うざがられてる…よね。






「負けたよ(笑)」





先生…






笑ってる…





「勝った!!(笑)」






恋する乙女はほんの一歩だけど前進したみたいです♪






ありがとうホットコーヒー。






もう少しだけ頼らせてね。






いつかきっとホットコーヒーなしでも先生の時間を独り占めしてみせるもん♪














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