ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
更新が大変遅くなりました……。
パソコンが故障したせいです。それでもBOOK二乗の皆は走ります。
どうぞ見守ってやってください。
8ページ
 こんにちはっ! 美坂美里ですっ! 
 テンションあげて挨拶したのはいいけど、やっぱり暗くてどうしようもない。てか、テンションあがんないです。はい。理由ならちゃんとあるんですよ?
「ハル……」
「……」
 我等の室長の試合を見に行って、その試合が終わったときだ。部室にみんなどんよりしたま
ま入って行った。アタシが話しかけても無視。つか聞こえてないくらいテンションめちゃ下がってた。
「……むぅ」
 ダメだ、やるせない。オヒトは帰っちゃうしハルは沈んだまま部室に戻るし、なんだかもうテンション下がるっ!
 アタシは何のためにここに……。
 そんな事呟いて帰路に向かう。蒸し暑い午後。
 彼には声が届かない。
 そんなことを暗示しているかのような、今日の出来事。
 とりあえず帰って寝よう。
 そう思った昨日のこの頃。

 *

「昨日の試合は、ドンマイっ!」
「ん?」
 ちょっとでも元気付けよう。と思ってテンションあげて話しかけたのだが、いざ話しかけたらこんな言葉しか出なかった。
「あ、うん。悔しかった」
 と、ハルはニヘッと笑う。
 なんとなく、誰にも心を許していないような感じのする彼。小谷芳。
「先輩もう引退なんでしょ?」
「そーなんだよっ! 寂しくて夜も眠れそうにない……」
 あはは、大袈裟だなぁ。
「大袈裟なもんか! 相手は後輩になるし、なんだかんだでやる気でねぇし……」
 それはなんとなくわかるなぁ。
「どうしたらヤル気でるかな?」
 うーん……。
「ま、良いや」
 いいんだ……。
「そんなことより、明日からテスト週間だ……。地獄は続く……」
 ハルって実力テスト何位なの?
「知ってるか? お釈迦様ってどこから生まれたか知ってるか?」
 ねぇ、何位なの?
「驚くな、わきの下なんだぜっ!」
 何位なの?
「そしてテクテク歩いてこう言ったんだ」
 何位?
「天上天下唯我独尊って! 聞いて呆れるよ。なぁ? で、天上天下唯我……」
 わかった、成績悪いのね。
「そんなことはないっ! 断じてないっ! 下から数えたほうが早いぜ!」
 ほっほぉ。それはそれは成績がよろしいようで。
「そうだろう……。なんてったって、学年239人中211位の俺は……」
 へー。
「ごめんなさい成績悪いです」
 そんな気はしたけどねー。
「だぁくそ! 誰か勉強教えてくんないかな……」
 何こっち見てるんですか。アタシ? ホントに?
「うーん、でも一対一(マンツーマン)だと変に勘ぐられるし……。よし、じゃあお互い友達一人を誘うってことで! 明日の放課後から勉強スタート! これ決定!」
 え? え? それはつまり……。
「じゃ、また明日よろしく。友達一人誘えよ」
 あ、いやまだ良いって言ってない……。
 て聞いてない。スタコラ部室に行ってしまった。
 でもこれは……。
 ダブルデートもどき!
 やばいって。ホントにやばいって。
 そうだ。誘わなきゃ。
「なっちゃーん」
「ん?」
 明日の放課後暇かな?

 何かが始まる気のする、今日この頃。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。