其の二・こっちもこっちで大変なのよ。
「近藤さん。何かいつの間にか第二話まできっちゃてますぜぃ」
「あぁ。しかも、真選組と言うワードが一っ言も出てきてねぇ。」
「どうするんです?このままじゃ、俺らの出番ありませんよ」
「ぅおっ!なんでい山崎。いたのかい」
「な・・・し、失礼な・・・」
「いやぁしかしだ、こりゃ、切実な問題だ。そんなに引っぱりにくいキャラだったか?真選組って・・・」
「ここぁ一つ、強引にでも小説に入り込むとか。」
「でも、小説だから、たとえその場面に居たとしても、作者が説明しないといけませんし、台詞も一々言わないと・・・・・」
「銀舞とかなんとか言う子が書くんだろ?」
「えぇ。らしいですね。」
「・・・・つーか・・・何してんの?お前ら・・・・・・。」
「おぉ!トシィ〜、実はなぁ〜」
「や、ずっと聞いてたから。横で。」
「なんでぃ、土方さん。土方さんも ”真選組血風張” に出たいんですかい?
それなら言ってくれりゃ良いのに・・・土方コノヤロー。」
「なんだその言い草は。」
「じゃあよ、こう言うのはどうだ?本誌とは違う名前にして、インパクト持たせる!!」
「ゴリラ13・ソウゴ13・サガル13・マヨラ13。
こんな感じですか?」
「ちょっと山崎くん?!何で俺ゴリラ?!」
「本誌ではこうだったじゃねぇですか。」
「本誌と違うって言ったじゃん!」
「男がこまけぇ事気にすんなよ。近藤さん。」
「えぇぇぇ?!トシまで?!!」
「・・・・・・あれ・・・・・?ちょっと待って下さいよ皆さん!
よく考えたら・・・コレ・・・・説明文がありません!
小説って、何がその場で起きてるか分からないから、その、さっきも言った様にですね、一々表わしていかないと読者に伝わらないって言うか、
ん〜何て言えばいいだろ。その・・・。
あっ!そうです、あの、台詞だけじゃ分んないんですよ!!」
『―――――――マジで?』
「えぇ、近藤さんがしゃべった後、続けて俺がしゃべったじゃないですか。その時も読みにくかったでしょ?」
『・・・・・・・?』
*作者が一番苦しんだ* |