ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
R「すいません、また遅れてしまいました・・・」

ルーク「またか・・・」

R「いや、学校が始まって忙しくなって・・・」

ルーク「ツー訳でまたこれから遅くなるかもしれないから、短いのに」

R「気にしてることを」

ルーク「あ、あと今回から時々SIDEを入れることにしてみたから、できれば感想を送ってくれ」

R「ちょ、それ俺が言うこと!」
第4章 記録の収集
第六話 導師の血と譜石
 ---ライトSIDE---

「はあ・・・」

『ルーク、ものすごい落ち込んでるけど大丈夫なの?』

 今ぼく、いや俺たちはさっきトリトハイム詠士とかいう人に禁書指定本の書庫の許可と、ルークの言っていた調べたいことがあるという秘予言クローズドスコアの間に入る許可を貰った。で、それで先に秘予言クローズドスコアの方に行こうって事になった。なったんだけど・・・

「あはは・・・別にいいよ・・・確かにこっちの事情だし、都合だし、あれだけの事調べるの実質一人だけどさ、あはは・・・orz」

『ルークッ!!本当に大丈夫なの!?』

 さっきからルークはこの調子だ。何回か声をかけてるんだけど、はっきりとした返事がほとんど来ない。ていうか、本当にヤバイ状態としか思えない。トリトハイム詠士とかいう人の前でははまだちゃんとしようとしてたけど、それでもどこか変な調子で、少し心配されてしまっていた。この調子で、大丈夫なのか心配になってくる。

「あはは、大丈夫だって、ちゃんとするから。だってほら、実質十歳だし、何とかなるって、あはは・・・」

 実質十歳は大丈夫どころか、逆に心配事だと思う。しかもさっきから呟いていく内に段々目の光がなくなっていってるし。大丈夫・・・なの、か・・・な・・・?



 ---SIDE OUT---

秘予言クローズドスコアの間】

 ---ルークSIDE---

「はあ・・・とりあえず、秘予言クローズドスコアの所についたな・・・」

 とにかく、俺たちは気になったことが出来て秘予言クローズドスコアのあるところに来た。

『あ、ルーク立ち直ったの?』

「まあ、ずっと悩んでいても仕方ねえし、ポジティブにいこうと思ってな」

『にしては明らかに凄い落ち込み方だったんだけど・・・?』

 うっ、まあ、確かに落ち込んだのは事実だけど!けど仕方ねえじゃねえか!あれだけあるなんて言われて、憂鬱にならないほうがおかしいって、絶対!

『まあ、いいけど。とりあえず、これがルークが言ってた物?』

 そう言って、ライトが指差したのは秘予言クローズドスコアだった。確か、六つの大譜石を一つに加工したものだって言ってたな。そういや、イオンが俺たちのために無理をして読んでくれたよな・・・最後の時だって、惑星予言プラネットスコアを読んで・・・

『ルーク?』

「っあと、わりい。そうそうこれこれ」

 そうだ、今はこっちに集中しないとな。

『ふうん、で、結局これって一体何なの?』

 そう言ってライトは首を傾げた。そっか、こいつは殆ど知らなかったんだっけ。

「こいつは六つの大譜石を一つに加工したもので、一般に公開できないような予言スコアが書いてあるものらしい」

「らしい?」

「別々だった譜石を集めて合わせた物だから、普通には読むことができないらしい。けど、導師の血を引く者なら、譜石の欠片から全ての内容が分かるって」

 俺は実際にやった事は無いから分からないけど。

『導師の血って、それって・・・』

「そっ お前の姉のユリアの事」

 そう、俺がここに来たかったのはそこにある。

「少なくてもユリアの血をお前も引いてるならこの秘予言クローズドスコアを読めるかも知れねえ。そしたら、俺たちが知らなかった情報もここなら載ってるかもしれない」

 ただ・・・

「一つだけ、問題があるけどな・・・」

『問題?』

「これはなあ、古代イスパニア語で書かれてるらしいんだよ」

『ふうん、で?』

「おそらく俺の状態じゃ読めないだろうから、ライトに代わって読んでもらうしかないと思うんだよ」

『うん』

「お前、字読めないんだろ」

『・・・Σ( ̄□ ̄!)』

 ライトが今気づいたと丸分かりな顔で驚いていた。てか、お前自分で言ってたよな、読めないって。

「そう、つまり読める読めない以前に。いや、これもそう言う事なんだけど、お前がやって読めるか全くわからねえんだよ・・・」

 たとえライトが導師の力を持っていたとしても、ライト自身が字を読めなきゃ全く意味が無い。イオンがやってたときには手を触れてそこから読み取ってた感じだから分かんないけど、もし読み取り方が頭の中に文章で文字になって浮かんできてたのを言ってたんなら、ライトじゃ絶対内容が読めないという、最悪な状態になる。

「とりあえず、試してみるしか分からないって事だ・・・とにかく、交代だ」

『わ、分かった・・・』

 とりあえず、ライトに交代して、駄目だったら諦めよう。まだ禁書の方が残ってるし。・・・あれだけの量を一人って・・・(ノ_-;)・・・

『いつまで引きずってんの、それ』

「半分はお前のせいだけどな、字が読めない」

『うっ・・・』

 兎に角、さっさと終わらそう。交代したライトがその手を譜石に当てて、その体を包み込むように薄い光が出てきた。

『ライト、どうだ?』

「あ、大丈夫そうだ。頭の中に字が浮かんでくるって言うより、言葉で聞こえてくる感じだから」

 よしっ これでまず一つだけ確認できたな。

『んじゃ、早速ユリアのいた時代について調べるか。大体二千年前位だから』

「分かった。えーと、ND0001ーーー・・・」

 ・・・〈30分後〉・・・

 そこから俺たちは一応ざっと百年分は確認していった。だが・・・

「うそでしょ・・・俺どころか、シャドウの事までまるで居なかったようにされてるなんて・・・」

 そう、まるで歴史にはいなかったように二人のことは全くかかれていなかった。その事実に気づき、ライトはいかにも倒れそうな顔をしていた。

『そっか・・・やっぱり載ってなかったか・・・」

 けど、俺にとっては一応予想の範囲内だった。

「どうゆう事・・・?まるでそうだったって知ってたような口ぶりは・・・?」

 そうライトが震える声でこっちを見ながら言った。確かにお前にとっては不思議だろうな。

『俺がそう思ってたのには、いくつか理由がある。一つは、前に俺の旅についてさらっと説明したよな、その時、俺がレプリカだったって事』

「うん・・・」

『この秘予言クローズドスコアには、レプリカの事について全く書かれていなかったんだ。つまり、全部が真実を言ってるわけじゃなかったって事』

『んで、二つ目だけど、さっき図書室でもお前らについての情報がなかったけど、予言スコアに反する、もしくは載ってないことだと禁書指定される本があることも知ってるよな。つまり、ここに載っていなかったから禁書指定された可能性がある。それで、あそこには全くなかったかもしれないって事』

「えっと、要はルークは最初から禁書指定の本にしか載ってなかったって思ってたってこと?」

『そうゆう事』

 ライトはここまでの説明に納得したようなそぶりをしたが、どうにも腑に落ちないような顔をしていた。

「だったら最初からこっちに来ないで、禁書の方に行ってたらよかったんじゃないの?その方が効率が良かったんじゃ・・・?」

 ライトがもっともな質問を質問をしてきた。やっぱりそう思うよな。けど、これにはちゃんと訳がある。

『確かめたかったんだ。本当に載ってなかったかどうか。そして、お前が本当にユリアと関わりがあるのか』

 そう言うと、俺の言った事が意外だったのか、ライトはえっ と言って固まった。

「ユリアと関わりがあるかどうか確かめたいって、どうゆう事・・・?」

『さっき言ったよな。秘予言クローズドスコアは、導師の血を持ってるやつしか読めないって。つまり裏を返せば読めたお前は導師の血を引いているって証拠になる』

「つまり、ルークはこれを読ませてユリアと本当に姉弟か確かめたくて来たってこと、だよね?」

『絶対って訳じゃないけどな』

 今のライトの体の状態がどんなものかはっきりしてないから、ちゃんとは分かったとは言えないからな。ていうか、俺今回説明してばっかじゃねえか?

「ふーん。けどそれってさ、ルークは信じてなかったってことだよね、ユリアと姉弟って事」

 うっ! いや平たく言えばそうなんだけどさ、さすがに夢で知ったとしても、すぐには鵜呑みに出来ないって言うか・・・

「酷い!信じてたと思ってたのに!!」

「でも、さすがに世界中で有名なユリアの弟なんてすぐには信じ切れないんじゃないかしら?」

「けど、夢の形で全部はっきりと見せたんだよ!そこまですれば信じて、も・・・?」

 ・・・かしら(・・・)

 あ、ライトが完全にフリーズした。まあそういう俺もだけど。俺が思っていたことを言ってくれていたが、決して今のは俺の言った台詞じゃない。俺たちはギギッと首を無理やり向けて見た。

「えっと・・・」

 そこにはどう反応したら分からないティアがいた。

 ・・・なんで?



+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。