『小説家になろう』でうんこと言う作品を書いたが私は天才である(23/27)縦書き表示RDF


『小説家になろう』でうんこと言う作品を書いたが私は天才である
作:メタかつ



第10話◆梅さんの裏切り…第3章◆


難波大学、学校長室にてーー

「に、新渡戸様ぁ言ってくれれば私から出向きましたのに。あっ!これ難波モナカです〜ウチの名物何です〜イヒヒ…」

「………」

新渡戸の前にはクッソまずそうなモナカが置かれた。
ここは難波大学、学校長室。この新渡戸の前にいる胡散臭いハゲオヤジが学校長だ。新渡戸がこの学校に来た理由はひとつ…

「で…新渡戸様ぁ…ご用件は何でございましょうか?」

「うむ…」

お茶をすする新渡戸…学校長は緊張が隠せない。それもそのはずである、あの新渡戸寅ノ助が目の前にいるのだ。人類の至宝、生きる伝説と賞される天才新渡戸寅ノ助が…今や新渡戸の一言によって世論が動かされる程である。対応によっては難波大学の今後が決まると言っても過言ではない。そして新渡戸はお茶を置き学校長を睨みつける。


「この大学に梅田洋平と言う男が在学しているか確認したい」

「は?」

「梅田洋平だよ…いるのかいないのか今すぐ調べたまえよ!」

「は、は、はいー!」

学校長は良く分からない…梅田洋平と新渡戸なんの関係があるのか?まぁそんな事を問いただす気はない…なんてったって絶対的命令だから!
学校長は秘書を呼びすぐに梅田洋平の在学記録があるか調べるよう指示をした。

「す、すぐに調べられますから〜そ、それまで難波モナカでも〜イヒヒ…」
「うむ…」

「最上級の丹波の小豆と静岡の抹茶が二種類なかに入ってるんです〜おいしいでしょ〜?」

「不味い!」

ドサッ!

新渡戸は一口食べると残りは箱ごとゴミ箱に捨てるのだった。



その頃学校内では新渡戸の噂で混乱状態になりつつある。女生徒は股関を濡らし、男子生徒は嬉しさのあまり発狂…そしてあの男の耳にも新渡戸来客の噂が流れていった…


小説研究室にいる男…

全身黒ずくめの男…右手にはベルサーチの時計が光り輝く。メガネをかけ端正な顔立ちである。そうこの男こそが『小説家になろう』を運営している梅田洋平、通称梅さんである。梅さんは新渡戸来客の噂を聞き興奮を隠せないでいた。

「本当か!あ、あの新渡戸寅ノ助が来てるのか?あ、あ、あの人類の至宝、生きる伝説新渡戸寅ノ助が?」

「あくまで噂っスけど」

「あ、あ、あの新渡戸寅ノ助が!でも何で?難波大学になんか用でもあるのかな?」

「さぁ…詳しい事は分からないっス」

新渡戸寅ノ助は作家を志す者にとっては神のような存在である。この梅さんも例外ではなく新渡戸を神として崇めている。梅さんはまるで恋する乙女のような虚ろな表情をしているのだった。



ここで話を戻そう。

学校長室ーーーーーーー

秘書と学校長がなにやら耳打ちをしている。どうやら在学記録が調べ終わったようだ。学校長は不気味な愛想笑いを浮かべ新渡戸を見た。新渡戸はというと腕を組み憮然とした態度で睨み付けている…
やはり天才と賞される人物の眼力は凄いな…っと思った。学校長は当たり障りのないように最大限の注意を払い新渡戸に報告する。

「え〜…梅田洋平はうちの学生です〜…イヒヒ…文学部の学生で小説研究部、部長をやっているようですが…イヒヒ」

「ほう…で今どこにいるのかね?」

「あの〜…梅田が何か気に障る事で…

「貴様の発言など聞く気はない!貴様は質問に答えるだけでいい!」

「は、はいー!今は小説研究室にいるようです〜!」

「案内しろぉ!」

「はいー!」

学校長と新渡戸は学校長室を出る。そこには多くの学生が詰め寄り。新渡戸が来たことによって興奮は最高潮に達した。

悲鳴にも似た歓声…

新渡戸には気にもとめない…

興奮の余り失神する学生…新渡戸は気にもとめない。今の新渡戸には梅田洋平しか眼中にない…その時ひとりの女子学生が新渡戸に近ずいてきた。

「あ、あ、あの!先生のファンですぅ握手してください!」

「どけぇぇぇぇーー!」
女子学生は涙を流したのは言うまでもない。仕方のない事である。今の新渡戸には梅田洋平しか眼中にないのだから…
新渡戸は学校長と共に階段を上がり小説研究室に向かう…



その頃、梅さんはこの異常なまでの状況に歓喜していた。

「こ、この歓声!間違いないよ!新渡戸寅ノ助が来てるんだぁー!」

「あわわ…先輩…俺ちびりそう…」

小説研究室では梅さんと梅さんの後輩が手を取り歓喜していた。

神様がいる…

新渡戸寅ノ助がいる…

この嬉しさ分かるだろうか?それはギターが好きな人がエリックプラクトンに会う感情に似て…
さらに梅さんの興奮は収まらない。

「俺生きてて良かった…本当良かった…もう死んでもいい!」

「先輩!一緒に見に行きませんか!」

「な、な、何をおこがましい!神様を見るなど!そんなこと…俺は神様の近くにいるだけで幸せなんだ!」

梅さんと梅さんの後輩は抱き合いこの名言を叫んだ。

「我が人生に一片の悔いなしー!」

その時…





ガラッ!

「!」

「………」

「……あ、あ、あう」

扉が開き。新渡戸がいる…神様がいる…嬉しくて嬉しくてたまらない。さらに新渡戸は梅さんに近ずいてくる。梅さんの瞳からは大粒の涙…体の震えが止まらない。

生きてて良かった…

「貴様がぁ梅田洋平かぁー!!!!!!!!」

突然の罵声…これが新渡戸と梅さんの出会いであった。












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