FILE4:組織のこと・・・
博士の家で、勉強会。リビングに行こうとしたら・・・
「哀ちゃん!!帰国、おめでとー!!!」
え?
「急きょ、企画していた勉強会を取りやめて・・・灰原さんの帰国パーティーを行うことにしたんです!」
「びっくりしただろ、灰原!」
「ええ、私のためにやってくれたのね・・・ありがとう」
色とりどりの・・・飾りつけ。
私のために。
やっぱり楽しいわね・・・
騒がしいけど、どこか落ち着く。
組織では、静かだったけど・・・怖くて・・・
・・・思い出しちゃいけない――。
「どうしたんですか、灰原さん。怖い顔して。」
「何でもないわよ。」
こんなに盛り上げてくれている仲間がいるのだ。
今は、楽しもう。
「ったく。やっぱり潰れたじゃねーか、勉強会。」
「しょうがないだろ、灰原が帰ってきたんだし・・・」
江戸川君と小嶋君が言い合いをしている・・・。
こんな風景・・・前にも・・・
『お姉ちゃん!なんでDVDをここに置いたのよ。薬のデータと混ざっちゃうじゃない!』
『細かい事なんて、気にする必要ないわよ。もぉ!あなたはいっつも薬ばっかり・・・』
お姉ちゃん――
「・・・灰原?どうした?」
「哀ちゃん・・・?どうしたの。」
意識が戻る。
どうして・・・思い出すの?
せっかく楽しいパーティーを・・・私のために・・・
「ごめんなさい。ちょっと疲れたから自室に・・・」
逃げてばかり。
こんな私・・・最低だ。
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