FILE2:再会、そして復活
・・・灰原・・・?
彼女も目を大きく開いて、此方を見た。
「江戸川君・・・」
灰原哀。
待っていた・・・この場所に、来るのを。
「・・・約束・・・だったわよね?ここに帰ってくることが。」
「あぁ・・・。」
ずっと、想ってた。
必ず、帰ってくるって・・・
フッと笑みをもたらし、瞳を揺らした。
変わってない君、変わってない自分・・・。
「吉田さんたちは元気にしてる?」
「まあな。歩美はテニス部、元太と光彦は俺と一緒に・・・サッカー部。」
「仲がいいのね。」
「まあな。」
元気にやっている。
変わらない。
子供心のまま、くっきりと。
「じゃあ、ちょっと博士の家へ行ってくるから。来週・・・私も中学生だし転校する準備が必要なのよ。」
「はぁ?そんなに大変なのか?」
「当たり前よ。こう言っちゃいけないけど、《灰原哀》は戸籍上にいない人物・・・」
「入学に必要な資料を、そっくりそのまま作んなきゃいけないってわけか。」
その通りと言うふうに、彼女は微かに微笑み博士の家へ姿を消した。
戻ってきた。
灰原哀が戻ってきた。
クールで怪しげな瞳、意味深な台詞。
何よりも頭がキレる。
「おーい!コナンくーん!」
歩美、光彦、元太がやって来た。
「ん?どうしたんだよ?」
「大変なの!元太君のサッカーボールが木にひっかかちゃって!」
歩美がおたおたと、話す。
すかさず、突っ込んでみた。
「・・・おい。どーやったら地面で蹴るはずのボールが、木の上にひっかかるんだよ。」
「そのサッカーボールでキャッチボールを、してたんです!」
おめーら野球部じゃねーんだから・・・
「変な理屈言わないで、助けろよコナン!」
「はいはい。」
手も引っ張られ、歩美たちに急かされた。
返事をして立ち上がる。
灰原哀が、戻ってくる。
少年探偵団・・・復活だ。
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