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哀しみを愛へ
作:桜草



FILE0:プロローグ


俺は江戸川コナン、探偵だ。

黒の組織に開発途中の毒薬を飲まされ、幼児化させられたが・・・

阿笠博士、西の名探偵、警視庁、CIA、FBI・・・そして灰原哀の協力もあり
苦労して証拠をつかみ、激しい戦いの中――黒の組織が解体され、奴らも捕まった。

怪我を負い、戦いによる費用、時間を失いながらも・・・大切なものは守り通した。


大切なものは・・・



そしてこの世に、平和は戻ったかのように見えたが・・・。





解毒剤のデータは奴らにより削除され、見つかることは二度となかった。


《もう薬のデータはない。》



工藤新一は帰ってこない

くどうしんいちはかえってこない

クドウシンイチハカエッテコナイ・・・


幼なじみの彼女の涙が、全てを悟った。



『帰ってくるって・・・信じていたのに・・・。』





そして俺は・・・【江戸川コナン】として生きることにした。
今思えば波乱な決断だった。

待っている大切な人がいた。守ってくれた両親・友人もいた・・・。




『どうして・・・?』




忘れられないのは、決断を口にしたとき・・・薬を作った張本人の彼女の表情。

張り裂けたような哀しみ、怒り・・・。


全てを背負い込み、彼女はイギリスへと・・・旅立った。





たった一つの約束を残して・・・




『絶対に・・・帰ってくるから・・・』






今、彼女は・・・




どうしているのだろう――。







どうも桜草です!
私が最も好きなコナン×哀・・・。未熟ながらも頑張って書いていきたいと思っています。
コ哀ファンの方、少年探偵団が好きな方・・・また、そうでない方も読んでくださると嬉しいです。

かなりの長編になるかとは思いますが、よろしくお願いします。











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