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レグルノーラの悪魔〜滅びゆく世界と不遇の救世主〜 作者:天崎 剣

【20】帰郷困難

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88.怒りの巨人

 夕暮れ時に近づき、外はだいぶ暗くなってきていた。木々の間にポツポツと街灯の丸い明かりが漏れ、柔らかく周囲を照らしている。万年曇天で星明かりすらないこの世界では、人工の光が頼りだ。
 庭先を照らしているのは、橙の館から漏れた光だけ。手入れの行き届いた芝生状の草の上、俺は逆光に浮かぶ小さなシルエットにギリリと歯を鳴らした。
「ただでさえ“表の干渉者”は気にくわない。どいつもこいつも、自分の世界ではまともに“力”すら仕えないクセに、“こっち”では我が物顔だ。本当は大した力もないクセに、伝説を盾にして“救世主”気取りの干渉者がどれだけいたか。口だけじゃない真の“救世主”ならそれ相応の力は持っているはず。竜と同化だなんてあり得ないことを堂々としてのけるくらいだ。ディアナ様の言葉が本当なのだという証拠を見るまで、オレはお前のことを絶対に“救世主”だなんて認めない」
 庭に迫り出たデッキに立ち、ノエルはそう吐き捨てた。
 怒りのオーラが濃い紫色の光を帯び、天に昇っている様にも見える。小柄な身体のどこからそんな強いモノが湧きだしてくるのかと、秘められた力の強さに息を飲んだ。
「やめなさい、ノエル。ここをどこだと思ってるの。塔の要人が気付いたら只じゃ済まないのがわからないの?」
 止めようと手を伸ばしたモニカを、ノエルは突き飛ばした。
「相手のご機嫌ばかり覗って何が楽しい。オレは本当に強いと認めた奴にしか従えないんだよ」
 床に転げたモニカは困惑の表情を浮かべ、「もう、勝手にして!」と頭を抱えた。
 俺も、頭を抱えて縮こまりたい気分だ。
 今までいろんな奴の怒りを買ってきたが、ノエルはその中でも抜きんでてタチが悪い。こうなったにはこうなったなりの理由というモノがあるのだろう。
 例えば、幼くして能力を発揮した彼に周囲がどう対応してきたか。大人たちの中でどんな鬱憤を抱えながら成長したのか。俺と暮らせだなんて無謀なことをディアナが言い出すからには、彼にはもしかして保護者的なものは存在しないのではないだろうかという邪推。
 しかし、ここで何を考えようとも今激しい敵意を浴びせられている事実に変わりはない。とにかく、どうにかしてノエルを落ち着かせなければならないわけだが。
「手は抜くなよ。それに、わざと負けたり逃げたりするようなことも絶対に止めろ。オレは干渉者協会のランク付けや単なる噂、肩書きや竜石ごときに惑わされたりはしない。本当の力を見せろ。納得できたら、お前のことを名前で呼んでやるよ、悪人面!」
 相手は年下。普通なら理性が牽制して身体が拒んでしまうところ。手を抜くな、か。痛いところを突く。
 スッと、ノエルが杖を前に突き出した。魔法陣が描かれる。緑色の光――援護系、にしては濃い緑色。二重円の間に書き込まれていく文字。
 ――“巨大なる我が化身、目の前の敵を撃破せよ”
 読めた。
 目に映るのは幾何学模様状の不思議な文字列なのに、しっかりと中身が読み取れた。これが竜石の力か。――なんて、感心している場合ではない。
 緑色の光が庭に巨大なシルエットを作り上げていく。二階建ての屋敷より大きく膨れあがった光は、やがて人型を形成した。筋肉隆々で上半身が異様にデカい化け物は、ググッと腰を曲げ、俺の顔を覗き込んでくる。
「じょ、冗談だろ」
 思わず口から出てしまうほど、そいつはデカかった。
 巨大な目、丸い鼻、大きな牙、とがった耳にスキンヘッドの頭。袈裟懸けにした布を上半身に纏い、腰布を捲いたそれは、トロルに違いなかった。頭の悪そうな顔をしているが、決してあなどってはいけない巨人。そいつが真ん前に現れて、棍棒を右手に立ちはだかったのだ。
 ただ、いつも出会う魔物とは全く違う空気を纏っているのが気に掛かる。魔物独特のモノではない、どちらかというとノエルそのもの。彼と同じ紫色の光を纏っている。
「こういう魔法は初めて見たって顔してるな。自分の力を魔物の姿に変えるだなんて、年寄り連中はやろうとも思わない。見たことがなくて当然だ。さあ、オレの巨人を倒して見せろ」
 ノエルは既に勝利を確信した様に高笑いした。
 小さな子供相手に直接戦う必要がないってことには、少し安心する。いや、余計なことは考えない方が良さそうだ。こんな巨大な魔物を具現化できるほどの力を秘めているってことは、かなりの使い手に間違いはないんだから。
 さて、どうする。
 物理攻撃が効くのか、魔法が良いのか。とりあえず何か試してみなければ。
 そう思った瞬間、目の前の巨人が大きく手を上げた。空気が揺れる。両足に力を入れ、飛ばされぬ様踏ん張った、それがいけなかった。左から凄まじい衝撃波と共に巨大な棍棒が迫ったのに、俺はうっかり反応しそびれた。俺の胴回り四つ分くらいの、ヤケにどデカい棍棒で突き飛ばされた。草地に転がり慌てて体勢を立て直そうとすると、今度は真上に巨大な手が迫る。咄嗟に避けるが、足での移動距離なんてたかが知れてる。相手はまた棍棒を振り上げて俺を殴ろうとする。
 本当に、魔法でできてるのか。まるで本物の魔物と戦っているみたいだ。召喚、ではなくてあくまで具現化したものなのだというなら、ノエルはただ者じゃない。塔きっての実力者だというディアナの紹介もうなずける。
 ヤバいぞ。生身じゃダメだ。こんな薄っぺらい服じゃ巨人の攻撃に耐えられない。かといって、重い鎧じゃまともに動けない。身体を守る程度の軽い鎧と、相手を避けるスピードが必要だ。
 竜化、しかない。
 けど、竜石に閉じ込めたっていう力を、どうやって解放したら。
 攻撃を必死で避けながら考える。こうしている間にも、巨人は俺を捕まえようと手を伸ばし、殴ろうと棍棒を振り、踏みつけようと地を鳴らす。
「腰抜け! 攻撃の一つもできないのかよ!」
 ノエルの罵倒が響く。
 反論はしない。全くもってその通りだ。
 広い庭とはいえ、敷地には境界線がある。隣の敷地とは大きな木々で仕切られているが、この巨人にかかれば、あっという間になぎ倒されてしまうだろう。それだけは避けなければ。
 ――『竜化したいときは力の解放を強く願えばできるはずだ』
 ディアナの言葉を思い出す。
本当にそんなモノで。いや、物は試し。
 集中する時間を確保するため、俺は巨人の股下を全速力で駆け抜けた。相手が後ろを向くまでの僅かな間に懸ける。
 額に埋め込まれた竜石に力を集中させる。羽はあった方が良い。素早く攻撃を(かわ)し、効率よく全身を攻撃するためには絶対に必要だ。相手に太刀打ちするための腕力、そして地面を蹴り上げるための脚力も要る。あとは胴回りと頭をキッチリガードしてくれる鎧と兜でもあれば。
 自分のなりたい姿を思い描く。
 頼む、竜石、そしてテラ! お前の力が必要だ!
 しかし。
 巨人は振り返るやいなや、俺の身体を左手で掴んだ。巨大な爪が脇の下で光っている。
「ちょ、ちょっと待て。何を」
 足が地面から離れた。巨人の腹の高さを通過し、胸の高さを通過し、顔の真ん前に。デカい牙の隙間から、じゅるりとヨダレが溢れている。風圧を感じるほどに鼻息が荒い。そしてダークアイさながらのギョロリとした目が二つ。
 巨人は歯をむき出しにしてニタッと笑う。まさか、まさか食われたりは。
 俺は、偶然にも難を逃れた両手を前に突き出した。あの口の中に行くのは絶対に嫌だ。
 ――“火炎の渦を噴射させよ”
 魔法陣が赤く光る。
 ドンと火薬の破裂する様な音と共に、巨人の顔面めがけ魔法陣から炎が噴射する。
 グゴォと低い声で苦しむ様に唸り、よろめく巨人。ドシッと凄まじい音を立てて巨大な棍棒が地面に落ちた。空いた右手で顔を掻きむしり、仰け反って苦しんでいる。
 このまま、手を離してくれれば。思ったのも束の間、今度は両手でがっちり俺の身体を掴み、左右から力をかけて押し潰し始めた。
 怒りに満ちた顔は、さっきまでの表情がもしかしたら平常時のモノだったのではと思うほどに禍々しい。
 ギシギシと身体の組織が壊れていく音が耳に響く。凄まじい力だ。両手で押しても足をバタつかせてもピクリともしない。
 息苦しい。歯を食いしばり、唸り声が漏れる。このまま、やられてしまうのか。
「なんだ。まともに力も使えない、攻撃もできないなんて、とんだお笑いぐさだな。これが本当に、ディアナ様も認めた“救世主”なのだとしたら、この世界が滅びるのも時間の問題ってわけだ」
 金髪をおっ立て、ノエルは高笑いした。
 コイツ、このまま俺が死ねば良いと本気で思ってるに違いない。異界の者が憎くて憎くて仕方がないと、全身からそういう気持ちがあふれ出ている。あふれ出た心が暗いオーラになり、この魔物を形成しているのだ。
 喧嘩を売られ、仕方なく買ってはみたものの、これじゃ確かにあんまりだ。俺を信頼してくれた――余計なことばかりするのが玉に瑕だが、ディアナのためにも、勝たなくちゃならない。
 もうろうとしていく意識の中、この状況からでもどうにか竜化できないかと、頭ではそればかり考えた。
 テラの声が響いていたときは、テラが勝手に全部やってくれていた。ピンチになるその瞬間にサッと同化してくれたことで、何度も危機を脱した。
 今はあいにく、テラの声が聞こえない。一時的なものかもしれない。けど、本当に俺の身体の中にテラが溶け込んでしまっているのだとしたら、きっと竜化できるはずだ。
 皮肉だ。ついさっきまでは、人間の姿に戻りたいとばかり思っていたのに、戦いが始まった途端竜化したいだなんて。
 身体も全部レグルノーラに持ってきて、失うものは何もなくなって、追い詰められるところまで追い詰められて、俺はとうとうおかしくなってしまった。右腕に文字を刻まれたときから、俺は徐々に理性を失ってきたのかもしれない。自分の身体がどんなに傷つこうとも、とりあえず目の前の事態を収拾しなければならない使命感だけどんどん大きくなる。
 逃げたくはない。逃げたら何も変わらない。どんなに力を持っていようとも、逃げてしまえば持たないのと同じ。覚悟をしたことすら全て消えてなくなってしまう。
 今の俺を美桜が見たら、あのときみたいに泣くのだろうか。そんなことをしてまで戦うなと泣くのだろうか。
 それでも、後戻りできないところまで来ている。
 今はただ、この巨人をぶっ倒して、ノエルを落ち着かせなければ。

 竜石よ、力を解放しろ。
 俺を竜に変えろ。

「うおぉぉおぉぉおおぉぉおおお!!!!」
 身体の底から力を絞る。力という力を竜石に注ぎ、力の解放をイメージする。
 頼むぜ、貧困な俺の想像力。イメージの具現化に最も必要な想像力は、度重なる戦いでいい加減鍛えられてきたはずだろ!
 力を込めて拳を握る。その両手を竜に変えろ。そして足。踏ん張れるよう、こっちもキッチリ竜化するんだ。それから背中の羽と胴体。全身竜化は必要ないが、せめて身体を守る防具を。ま、内臓の方はもう、やられてしまった気もするけれど、潰されてしまう前にどうにか。
 額が熱い。
 竜石からどんどん熱いモノが全身へと流れていく。
 頬を伝い、首を伝い、胸へ、腕へ、指先へ。脊椎を通り、足へ、足先へ。
 自分の身体が真っ赤な光を帯びているのに気付く。竜石の赤だ。
 腕が竜化した。胸には装甲が。背中には羽の感触。
 驚いたのか、巨人が一瞬力を弱めた。この隙だ。
「うりゃぁぁあぁぁぁああ!!」
 竜化した腕と足で巨人の指を押し広げる。身体と巨人の指の間に隙間ができた。行ける。
 ぐんと思い切り背を伸ばす。羽がバサッと動き、身体が上昇した。――逃れた。
 再度捕まらぬよう、大きく後方へ。空中で息を吐く。
「な、何とか、間に合ったか……」
 本当は全然間に合ってない。巨人の爪が服を裂き、皮膚に食い込んで腹と背中から血が出てる。興奮状態で痛みを感じないだけで、傷は結構深そうだ。それに、口の中は血の味で満たされている。度重なる攻撃で、内臓がどこかやられてしまったらしい。
 治癒……とか、どうするんだ。
 口からあふれ出す血を手首で拭いながら考える。
「いや、それより倒す方が先」
 一度は怯んだ巨人だが、棍棒を拾い直し、顔を炎で焦がしながらも敵意を見せている。
「ようやく竜化した姿を見せたな、悪人面。竜化なんて所詮ハッタリじゃないかって疑い始めてたところだ」
 右手を見ると、相変わらずニタニタと笑っているノエルが見えた。
 高みの見物か。畜生め。いつの間にかデッキに椅子なんか持って来やがって、完全に楽しんでやがる。
 モニカの姿は……ない。嫌気が差して屋敷の中にでも引っ込んだか。
 ゆっくり草地に降下し、足を着く。口から血を吐き出して、もう一度手首で血を拭った。
 召喚された魔物と目の前に居る巨人、絶対的に違うのは、自己の意思で動いているのか、動かされているかという点。巨人はノエルが動かしているので間違いはなさそうだ。奴の思考が停止する瞬間、例えば喋っている間は、なかなか巨人も動かない。自身と巨人、二つを同時に動かすのは容易ではないのだという証拠。術者のノエルを襲えば簡単に倒せるに違いないのは火を見るより明らかだ。しかし、そんなことをしたら、きっと信頼関係は築けないだろうし、彼も納得しない。となると、ノエルが能弁を垂れてる間に魔法を溜めたり、武器を出したりするのが得策か。
「ハッタリじゃなくて悪かったな。しかも、“悪人面”の呼称に相応しい姿になってやったぜ?」
 俺はわざとノエルにふっかけた。
「薄明かりでまともに姿が見えないのが残念だ。ただ、とても“救世主”だなんて語れない容姿であることは明らか。半竜人と間違えて捕らえられたなんて嘘に決まってると思ってたけど、これなら納得だ。そんな姿で戦って、果たしてどれくらいの人間が、お前を“救世主”だと信じるかな」
 思った通りだ。
 ノエルが喋っている間、なかなか巨人は動かない。二つ同時に動かせるほど器用じゃない。そういうことだな。
「……ご心配痛み入る。けど、あいにく俺は人から奇異な目で見られることには慣れてるんだ。もう少し竜石をコントロールできる様になれば、もうちょっとマシな姿で戦えるのかもしれないが、これはこれで、慣れてしまえばどうってことはない。ノエルだって自分の身体で戦ってみたらどうなんだ。具現化させた魔物を操るよりもずっと面白いとは思わないか」
「ハンッ。馬鹿らしい。そういう泥臭い戦い方は嫌いなんだ。どうしてわざわざ自分を傷つけるような戦い方をしなくちゃならない。どれだけ魔法を消化したとしても、肉体が傷ついてなければ回復も早い。これから先、かの竜が更に力を強めれば、もっと頻繁に戦いにかり出される可能性が出てくる。その度に命を削る様な戦い方ばかりするのは頭の悪い奴のやること。オレは絶対にそういう戦い方はしない。そのためにこの方法を思いついたんだ。否定される覚えはないね」
「否定? 否定なんかしてない。身体を動かしてみたらどうだと言ってる。実際に手を合わせてみないと俺の力なんて伝わらないんじゃないのか」
「伝わるね。巨人とお前の動きを観察していればわかること。一歩離れてみた方が客観的に見ることができる。悪人面には到底無理な戦い方だろうけどね」
「へぇへぇ。頭が悪くて悪かったな。どうせ、俺にはこういう戦い方しかできないからな……」
 喋りながらジリジリと巨人に寄った。間合いを計りたかった。
 そして、ノエルに見つからないよう、こっそりと武器を具現化させる必要があった。
 いつもの両手剣では恐らく通用しない。竜化しないと持てないくらいの大振りの剣をイメージする。そこに魔法を纏わせて威力を増せば、幾分かダメージが入るのではないか。あとは弱点。弱点があるはず。それがなんなのかわかれば、少しは対処のしがいがあるが――そこから先は、戦いながら探るしかない。
「ん?」
 ノエルが前のめりに動いた。
「おっと、バレた」
 魔法剣の存在に気付いたらしい。巨人がゆっくりと動き出す。
 棍棒を振り上げる、この瞬間を待っていた。
 竜化した足で草地を蹴り、俺は巨人の胸の高さまで跳ね上がった。思いっきり、ガードの甘い腹に向けて剣を振るう。手応えがある。ザックリと胸を覆う布が裂け、腹に傷が入った。が、血は出ない。代わりに、紫色のオーラが勢いよく漏れ出してくる。
「なるほど、魔法でできてるってそういうこと」
 大きく膨らました風船の様なモノなのかもしれない。ならば、斬れば斬るほど巨人は弱るのでは。
 思った矢先、すうっと傷口が消えていくのが見えた。
「ざんねぇ~ん」
 ノエルの憎ったらしい声が響く。
 魔法でできているからこそ回復も容易いと。なるほど。
 とか、感心している場合じゃないぞ。打開策は――わからない。こういうとき、テラはいつも助言してくれてたのに。肝心のときに声が聞こえない。
 もう一度斬り込む。今度は肩に。……やはり結果は同じ。
 参ったぞ。
 再び上空に逃れ、巨人と間合いを取る。
 傷口が開いている間が思ったより短い。回復する前に斬り込むのを続ければどうにかなるかと思ったが、この早さじゃ単に俺が体力を消耗するだけ。相手はなんたって魔法の塊。しかも、あの回復力だ。痛みなんて、あってないようなものなのかもしれない。
 こうなったら、一度に巨人を粉々にできるような方法を探るしかない。闇雲に剣を振るうだけじゃない、別の方法を。

 ――(ひらめ)いた。

 体力も魔力も増幅する竜化の状態なら、できるかもしれない。
 俺は意を決して、巨人の頭へと突撃した。
+注意+
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