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ヒューマンドラマ作家、秋口峻砂さんと私

作者: ナガス

秋口峻砂さん(以下:秋口さん)について、ちょっと語りたい。


秋口さんとの出会いは、ナガスがまだ「○○しい人間賛歌」を掻き始める前の、一年三ヶ月ほど前になる。

あの頃のナガスは「安奈IF」の執筆を終え、小説に対する意欲をカナリ失っていた時で、ナガスの思考としては「もう別に小説とかいいかなー」という、なんとも舐めたものとなっていた。

活字中毒のナガスは、紙媒体やネット上の文章を、ただただ無為に貪る日々を送っていた。そんな日々で心に響いた文章は、新聞記事やエッセイによるものが多く、正直、本当に正直、小説というものに感銘を受けはしなかった。


そんな中、ナガスに転機が訪れた。

それは、秋口さんとの(ナガスにとっては)衝撃的な出会いだった。


なんとなく、カクヨムで文学を検索し、読んだ。そしてその、あまりの出来栄えに、衝撃を受けた。

なんと表現すればいいのだろう。それはまるで、硬式の野球ボールのようなイメージが、ナガスの脳内に湧いた。

様々な要素が複雑に重なり合い、一つの作品として表現されていて、そこには隙間なんてものは微塵も無く、まさに完璧と言えるほどの、小説だったのだ。

初めて読んだ秋口さんの作品は「少年ナイフ」で、この作品は三人称で語られるお話ではあるのだが、ナイフを持った少年の万能感と失望、そして哀愁を、見事に表現していたのだ。

ナガスは秋口さんの、虜になった。カクヨムに公開されている作品を全て読み、全てに最高評価を付けた。コメントを残した作品も、とても多い。

当時、秋口さんはあまりカクヨムには意欲的では無かったようで、更新ペースは遅く、更新されるのを待ち遠しく感じていたのを、今でも思い出す。そして公開されたら直ぐ読みにいき、感銘を受けていた。


秋口さんへのラブコールを送り続けていた最中、唐突に衝撃的な事が起こった。

ナガスの小説に、秋口さんからのコメントが寄せられたのだ。

嬉ションが漏れるほどの、嬉しさがナガスを襲った。しかも評価は★3つ。カクヨムにおける、最高評価だった。

コメントも「容赦ないイカレっぷりが最高」と、ナガスが伝えたかった「狂気」を理解してくれてたかのようなものだった。

もう、これは、秋口さんに認められるような、新作を書くしか無い……そう思った。


秋口さんの小説は、小説が伝えられる事の限界を超えていると、素直に思っていた。

そしてナガスも、完璧と言える作品を書きたい。誰かに感銘を受けて欲しい。そう思うようになり、様々な資料をかき集めて「○○しい人間賛歌」の執筆を開始した。

……秋口さんからのコメントは未だ無いけれど「○○しい人間賛歌」は、秋口さん、貴方への挑戦のつもりで、書かせて頂いております。

それは今でも、続いている事です。

どうか、どうか。今一度、執筆の世界へお戻りになって頂きたいと、誠に勝手ながら思っております。


貴方の大ファンである、ナガスより。


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