仮面ライダーカブト TIME PARADOX(9/16)縦書き表示RDF



今回は北海道釧路市にある屈斜路湖が舞台なんです。
仮面ライダーカブト TIME PARADOX
作:Daisy Wig



第8話:クッシー


夏休み・・・。
俺は真理と北海道に旅行へ来ていた。
当初は、俺一人で行くつもりだったが、真理がどうしても行きたいと言うので連れていく事にした。
そして俺達は今、釧路にいる・・・。真理が屈斜路湖のクッシーが見たいと言ったからである。
俺は、
「そんなの作り話だって。」
と、真理に言ったが、
「いや、絶対いる!」
と、真理は言い切る。
「じゃあこうしよう。
俺はいない方に掛ける。もしいなかったら蟹をおごれ。」
「良いわよ。その代わり、もしいたら貴方がおごるのよ。」
と言う訳で、俺達は蟹を掛けてクッシーの存在を確認する事になった。
俺は当然、クッシーなんて存在しないと思っていた。あの時までは・・・。
え?クッシーって何だと?
良いだろう。説明してやる。
クッシーとは、北海道釧路市の釧路湖の伝説に出てくる怪獣の事だ。
日本では、イッシーと並んで湖に棲む水棲獣として有名だ。
同湖には、昔から何か巨大な生物がいると伝えられている。
アイヌの伝説にも、月一回恋人同士を離れ島まで運んでくれる巨大なヘビの伝説がある。
地元では「クッシーを守る会」と言う地元の有志が集まって結成された会もあると言う。
1974年9月から1ヶ月間の間 北海道放送は湖面にテレビカメラをセットし、ダイバーも潜らせ大掛かりな調査をした。
その結果、200ミリの望遠レンズが丸い物体を捉えた。
また、主な目撃例がある。
1972年、雑貨商の小浜氏が、国道を車で走っている時に、ボートを逆さまにしたような物体が湖を移動しているのを目撃。
1973年、遠足にやって来た北中学の学生約40人が湖面を移動する巨大な物体を目撃
1974年、雑貨商の小浜氏が、湖面を猛スピードで移動している巨大な物体をカメラで撮影
同年7月、地元の農業を営む和田さん一家が、湖面に約4m間隔で黒いコブを発見。
そのコブは、和琴半島付近に急に移動し、大きな水音をたてて水中に消えた。
同年9月、地元レストランの支配人片岡氏と、店のお客さんが100m先の湖面に、黒っぽい三角形のコブを2つ目撃。
そのコブの全長は、10〜15mくらいで、モーターボートくらいのスピードで右から左に湖面を移動。
その様子を湖畔に居あわせた15人ほども目撃していた。
同じく、地元の北海道放送が一ヶ月間クッシー探査を行った。
湖岸にTVカメラを設置し、湖にはダイバーも潜らせ探索を実施。
その結果、湖面に浮かぶ丸い物体のような物を捉えた。
また、魚群探知機には水深20m付近に体長15mの謎の物体をキャッチした。
1975年、地元の林業をしている宮原氏は湖畔で馬を使って木の切りだし作業を行っていた。
すると、作業をしている馬が急に暴れだし、宮原氏は湖面の方に茶褐色の物体があるのを発見した。
その物体は馬の頭よりも大きく、アニメのおばQのような形をしていて、目のような物がついていた、その目は銀色をしていたそうだ。
その内、その物体は水中へと消えて言ったという。
1976年5月26日、観光バスの運転手が湖面に巨大な生物を目撃。
1977年8月20日、観光バスの運転手とそのバスに乗っていた乗客22人がクッシーらしき生物を目撃。
1979年、札幌市の会社員一家が湖面を移動するクッシーらしき物体をカメラで撮影。
なんと、こんなにもあるではないか。
因みに、クッシーの名は、イギリスのネス湖のネッシーにちなんで名付けられたと言われている。
「慎吾、此処に貸しボートがあるよ。」
と、真理が言う。
「これ借りて探そうよ。」
そう言って、真理は貸しボート屋に向かった。
「早く早く〜。」
全く、人騒がせな奴だ・・・。
俺は、貸しボート屋から手漕ぎボートを一艘いっそう1,200円で借りた。
俺は真理とボートに乗り込むと、ボートを漕ぎ始める。
それから暫くして、湖の中間地点までやって来た。
「噂によると、この辺の様だぞ。」
俺は真理にそう言った。
「私、絶対に見るからね。」
と、真理は言う。
それから待つこと5時間。
それらしき物体は一向に姿を現さない。
「出て来ねえじゃねえかよ。罰として蟹、おごりな。」
と、俺が言ったその時だった。
水中から体調15m以上もある謎の物体が浮上して来た。
ボートは浮上して来た物体の影響で粉々になってしまった。
「た、助けて。溺れちゃう!」
と、真理・・・。
俺は、溺れ掛けている真理を助けながらも、その物体を確認した。
その物体は、フタバスズキリュウの様な格好をしていて首がもの凄く長かった。
「これが、クッシー・・・。」
と、俺は呟いた。
「ね、本当にいたでしょ!」
と、嬉しそうな真理。
「俺の負けだ。約束通り蟹をおごってやる。」
と、俺が真理に言うと、クッシーがいきなり襲いかかって来た。
クッシーは、口を開けると、俺達を一飲み。
飲み込まれた俺達は、クッシーの食堂を通って胃袋まで辿り着いた。
「私達、どうなるのかな?」
と、真理が心配な表情で言う。
「さぁな。兎に角、此処から出る方法を探さないと。」
俺はそう言った。
とは言ったものの、体内から抜け出す事など、死んで排出物になるか、吐いて貰うかしないと不可能だ。
俺がそんな事を考えてると、カブトゼクターがジョウントをしてやって来た。
成る程、そう言う事か。
俺はゼクターを掴み、それをベルトにセットしてカブト・マスクドフォームに変身をした。
「どうするの?」
と、真理。
「こうするのさ!」
俺はそう言って、真理を抱きかかえると、勢いを付けてジャンプをした。
ジャンプをした俺は、胃から食堂へ入り、更に上昇をしてクッシーの口元まで行った。
クッシーの口まで来ると、俺はカブトクナイガンでクッシーの歯を切り裂き、クッシーの口から外の世界へ飛び出した。
そして、空中でキャストオフをしてライダーフォームになり、落下して行く。
俺は落下しながらライダーキックを発動させ、クッシーの目の前まで来ると、クッシーに回し蹴りをお見舞いしてやった。
ライダーキックを受けたクッシーは、大爆発を起こして消滅。
爆風を受けた俺達は、屈斜路湖の貸しボート屋まで吹き飛ばされた。
吹き飛ばされた俺は、巧く体制を立て直すと、地面に着地をして変身を解いた。
「クッシー。いなくなっちゃったね。」
と、真理・・・。
「うん。でも、いなくなって良かったんじゃないかな?
それに、あんな獰猛な怪物がいたら皆が危険だろ。そう言う意味では、倒さなきゃいけない存在なんだよ。」
「そうだね。」
「そんじゃあ、蟹でも食べて帰るか。」
そう言って、俺達は屈斜路湖を後にした。



実際にこんな獰猛な怪獣がいたら困りますね。
所で、今回のお話はどうだったでしょうか?











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