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仮面ライダーカブト TIME PARADOX
作:Daisy Wig



第15話:兄弟


あるトンネルの中。
「ライダーキック。」
[カシャ!]
カブトは、ゼクターホーンを展開。
[Rider kick]
カブトは、電子音と共に、迫り来るワームに、回し蹴りを放った。
[ズドーン!]
ワームは緑の血を吹き出し、爆発を起こして霧散した。
[ブーン]
ゼクターが飛んで行き、変身が解ける。
「なぁ、天道。」
加賀美が、変身を解いた天道に、声を掛けた。
天道は黙って振り向く。
「お前って、ワームを倒す時、躊躇ったりしないのか?例えワームとは言え、擬態した人の記憶を引き継いでいるんだぞ?」
「それがどうした?
躊躇えばこっちがやられる。
相手がワームなら、俺は非情に徹する。」
天道は言い切ると、その場を離れた。
「(何だよ、あいつだって、ワームじゃん。)」
加賀美は、天道を見送りながら、そう思った。
その頃、ビストロ・ラ・サルでは、一人の男子高校生が、ひよりと仲良く話をしていた。
[カランカランカラン]
扉が開き、天道が入ってきた。
「ひより、何時ものだ。」
そう言って、天道はひよりに、鯖の味噌煮を要求。
「たまには手伝え。」
ひよりは、そう言いつつ、天道と調理場へ入って行った。
「(何だ、あいつ?
ひよりと仲良くしやがって。)」
それを見ていた、男子高校生が思った。
気が落ち着かない男子高校生は、ビストロ・ラ・サルを出ていった。
「そのくらいの腕があるんだ。
そろそろ、メニューに出してみたらどうだ?」
天道はひよりに聞く。
「弓子さんにも同じ事を言われた。」
ひよりは笑顔で言った。
「ボク、やってみる。」
「よし、ひよりシェフの誕生を祝ってパーティをしよう。
仕事が終わったら家に来い。」
天道はそう言い残すと、ビストロ・ラ・サルを出ていった。
その頃、先ほどの男子高校生が、ワームに遭遇していた。
「邪魔だ、俺の視界から消えろ。」
男子高校生は、ワームに言った。
が、聞き入れては貰えず、問答無用で襲い掛かってきた。
が、カブトゼクターが飛来し、男子高校生を攻撃から守った。
男子高校生は、ゼクターを掴み、バックルにセットした。
「変身!」
男子高校生は叫ぶ。
[ヘンシン!]
電子音が鳴り、男子高校生はカブト・マスクドフォームに変身した。
[ズドーン!]
突然、ワームが爆発を起こした。
カブトは、突然の出来事に驚いた。
いや、驚くのはまだ早い。
何と、煙の中から、別のワームが姿を現したのだ。
そのワームは、カブト・ライダーフォームと瓜二つだった。
差し詰め、カスクワーム、と言った所か。
「(ワームが、ワームを!?)」
カブトは更に驚いた。
カスクワームは、振り向くと、そのまま去ろうとした。
が、落ち着きを取り戻したカブトが、カスクワームに襲い掛かった。
「(んっ!?)」
カスクワームは、それに気付くと、直ぐに避けて反撃に出た。
「何のつもりだ?」
カスクワームの横に、天道の幻体が現れて言った。
「ほぉ、そう言う事か。」
そう呟いたカブトは、キャストオフをし、カブト・ライダーフォームに移行した。
そして、カスクワームに接近し、連続パンチをくりだした。
カスクワームは怯み、後ろに下がって行く。
「ひよりに近付いたら、俺が許さない!」
カブトは、そう言いながら、カスクワームを追い込んで行く。
「貴様、ひよりの何だ!?」
カスクワームは聞く。
「お前が知る事では無い!」
そう言って、カブトはフルスロットルに手を掛けた。
[one-two-three]
[カシャ!]
カブトホーンを展開するカブト。
「これでおしまいだ!
ライダーキック!」
[カシャ!]
[Rider kick]
カブトは、カスクワームに回し蹴りを放った。
[ズドーン!]
カスクワームは爆発を起こし、木っ端微塵になった。そう思われた。
が、煙の中に黒い影が立っているのが見える。
カブトはそれを見つめる。
やがて、煙が晴れると、無傷のカスクワームが姿を現した。
「そんな、馬鹿な!?」
カブトは驚いた。
カスクワームはその隙に、カブトを攻撃して立場を逆転させる。
「やっぱりお婆ちゃんの言った通りだ。
俺が望みさえすれば、運命は絶えず俺に味方する!」
カスクワームはそう言って、怯んだカブトにトドメを刺した。
カブトの腹に、カスクワームの鉄拳が見事に決まった。
「ぐっ!?」
カブトは力が抜け、腹を下にして倒れた。
[ブーン]
カブトゼクターが飛び去り、変身が解けた。
カブトをのしたカスクワームは、天道に擬態する。
「死ぬほど痛いか?」
天道は聞いた。
「クソッ!」
男子高校生は、叫ぶと立ち上がった。
「ほぅ、まだ立てるのか?」
「俺は、お前を倒すまで、死なない!」
[ブーン]
再びカブトゼクターが飛来。
男子高校生はそれを掴もうと、手を伸ばした。
が、カブトゼクターは避け、天道へと向かって行く。
天道は飛来したゼクターを掴む。
「ふざけるなぁ!」
男子高校生は、カブトムシをモチーフにしたワームに変態した。
差し詰め、ビートルワーム、ってところか。
「貴様!?」
天道は驚いた。
そんな天道に、ビートルワームは容赦無く襲い掛かる。
天道はヒョイッと避けた。
「相変わらずだな、ビートルワーム。」
天道が口を開いた。
「貴様、俺を知っているのか?」
男子高校生の幻体が現れて言った。
「何を言っているんだ?俺とお前は、血を分けた兄弟だろう。」
天道の言葉に、ビートルワームは驚いた。


スランプに陥りました。
勝手で申し訳ありませんが、打ち切りにします。













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