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仮面ライダーカブト TIME PARADOX
作:Daisy Wig



第14話:現る


グサッ!
ワームに変態した俺の腕が真理の背中に突き刺さった。
「ど・・・どう・・・し・・・て?」
そう言うと、真理はフライワームに変態した。
俺は慎吾の幻体を出してこう言った。
「俺は、ワームを許さない。ワームは俺が全て倒す。」
俺は腕を抜き、慎吾に擬態する。
「今のは真理の分・・・。」
そう言うと、カブトゼクターが飛来し、バックルへと装着される。
「変身。」
俺はそう呟いた。
「HENSHIN!」
電子音が鳴り、装甲が身を包んでカブトに変身した。
「キャストオフ。」
ゼクターホーンを180゜展開。
「cast off」
電子音が鳴ってアーマーが吹っ飛び、フライワームを目掛けてもの凄いスピードで飛んでいく。
ダダダダダダ、と連射音を立て、フライワームに全てのアーマーがヒットした。
カブトホーンが起きあがり、
「change beetle」
と、電子音を鳴らしてライダーフォームへの移行が完了した。
「clock up」
サイドバックルを押し、クロックアップを発動した。
「one-two-three」
と、フルスロットルを順番に押し、ゼクターホーンを展開してパワーをチャージ。
「ライダー、キック。」
と、ゼクターホーンを再び展開。
「rider kick」
の電子音と共にフライワームに回し蹴りを叩き込んだ。
「clock over」
ドーン!
クロックオーバー直後、爆発が起こり、煙が発生して視界が遮られる。
やがて、煙が晴れて視界が良くなってくる。
が、その中に黒い人影が一体、真っ直ぐ立っていた。
そして、完全に煙が晴れると、それがフライワームの姿である事が直ぐに解った。
「そ、そんな馬鹿な!?」
俺は驚きと共に焦りが生じた。
フライワームは真理の幻体を出し、
「残念でしたぁ。」
と、バカにする様に笑いながら言った。
「うおおおおおおお!」
俺は叫び声をあげながらフライワームに猛攻撃を仕掛けに行った。
シュシュシュシュシュン!
パンチによって弱風と風音が起きるが、肝心のパンチが一発も当たらない。
「そんなんじゃ当たりませんよぉ。」
真理の幻体は、再びバカにする様な口調で言った。
「ざけんな!」
俺はラリアットをするが、目にも留まらぬ速さで避けられ、背後を取られてしまった。
「お前の力では私を倒す事など出来ない。」
幻体が言うと、フライワームは背中に正拳付きを入れた。
ドカーン!
轟音と共に、強烈な痛みが背中に走る。
「ぐうわ!」
「トドメよ!」
幻体が言うと、フライワームは空高く飛び上がり、俺を目掛けて急降下をした。
ヒュウーン!
飛行機が空を飛ぶのと同じ音がした、と思うと、もの凄い衝撃が上から掛かった。
ズドーン!
地面に大きなクレーターが出来、俺はその真ん中で空を見上げる様に倒れていた。
ブーン、とゼクターが外れて飛んでいき、俺の身を包むアーマーが粒子に変換され、バックルへと吸い込まれていった。
ズシ、ズシ、ズシ、ズシ
フライワームが足を引きずらせならが歩いて来た。
俺の前に黒い人影が現れる。次第に、目が慣れると、それがフライワームだと言うのがハッキリ見えた。
「俺の負けだ。やれ・・・。」
俺が言うと、フライワームはトドメを刺そうと構えた。
「Hyper clock up」
どこからか電子音が聞こえ、同時にフライワームが消滅した。
「Hyper clock over」
再び電子音が聞こえた。
コーン、コーン、コーン、コーン
何者かの足音が聞こえ、それが段々と近付いてきた。
そして、ついにそれが俺の前に立った。
ふと気付くと、そいつの姿はもう無かった。
一体、何者なのだろうか?



か、カブト・ハイパーフォームの登場か!?












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