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ひそかに投稿。

ちなみに補足。
脚力的には勿論良也の方が強いのですが、ひなた(超馬)の走る速度は、四足+歩幅の関係で良也とさほど変わらない設定です。



何故か書きやすい貂蝉。


おさげは好きだ。

ハゲマッチョも別に嫌いではない。キャラ的にはむしろ多い部類だし。

だが何故二つが交わると世紀末的に気持ち悪いのだろう…。あぁ…漢女もあるからか…。
韓当。茶夢。漢達
日は流れ、遂に里帰りの日。


「それじゃあちょいと里帰ってきますね」

何故か将全員に見送られる俺達。

「ええ、気をつけてね」

雪蓮様が代表して言う。

「はい。それじゃひなた、茶夢、行くぞー。疲れたら言えな」

ヒヒーン!
「がう!」

いい返事だ。


「それじゃ行ってきます」

茶夢はひなた(超馬)の背に乗り、準備万端。

俺も久しぶりに全力疾走するのだった。






〜孫策〜

土煙を巻き上げながら、疾走して行く良也と馬を見送る。


「ねぇ…冥琳」

「……なんだ?」

「良也の馬に乗せて貰えば、誰でもよかったんじゃ…」

「雪蓮、言わないで」


流石の冥琳も予測出来なかったのだろう。

あの馬も、規格外だったなんて…。

まぁあのバカデカい大剣を持った良也を乗せて走れるくらいなんだから、あれくらいは当然なのかも知れないけど…。


良也達が上げる土煙は、見る見るうちに小さくなっていった。






〜韓当〜


「ほっほっほ…」


ドドドドドドドドドッ

まっさらな平原を走り抜ける。

なーんもないので、交通事故の心配もない。

「ひなた、大丈夫か?」

併走しているひなた(超馬)に声をかける。

ヒヒーン!

頼もしいなぁ。



ガリガリ進もう。



ノンストップで走って行くと、


「ぬお、そうだ。黄河忘れてた」

バカデカい川にぶち当たる。

長江は思春さんが船を手配してくれていたが、黄河は失念してた。

どうするか…。

「よし、二人共、ちょっと待っててな」


ブルルッ
「がぅ」

船を探さなきゃなぁ………

そこで俺にピーンときた。


理論上、右足が沈む前に、左足を出す、左足が沈む前に右足を……これを繰り返せば、某救世主ばりに川を渡れるのではないか?と。

試してみる価値はある。

「はぁぁぁぁぁ!!」

バシャバシャバシャバシャ……ブクブク



ダメだった。びしゃびしゃだよ…。

途中まではイケる気がしたんだけどなぁ…。

五分の一くらい行った所で沈んだ。

おそらく流れで足の勢いが殺されるんだろう。
なら池とかなら…。


つかそもそも、ひなた(超馬)もいるしな。

ダメだこりゃ。

しょうがないので辺りに人がいないか見回す。


ん〜………あ、いた。

なんか、俺を超ガン見している人を発見。

「すいませーん!船を借りたいんですけど!」


声をかけながら近寄る。

「ひぃ!?」

なんでそないに怯えるんでしょうか?

「あのー、船を借りたいんですけど…」

「は、はひ!どうぞこんな船でよろしければ!なので何卒!何卒!水害を減らしてくださいませー!!」

そう言って五体投地する民人。

水害?ああ、治水を早くしてくれってことか。


「ああ、任せてくれ」

安請け合いする。

「ありがとうございます!」


ひれ伏したままの民人。

一応俺も将だから、こんな風何だろうと、納得した。

「ありがと。んじゃ、借りてくねー」

「ははー!」


やけに腰が低い民人に感謝して、船を持ち上げ、茶夢達のもとへ。


人を10人は乗せられる船を担ぐ光景は周りから見たら異常だろうが、まぁしょうがない。


「や、やっぱり水神様じゃ!ありがたやありがたや…」

民人の言葉は、俺の耳には届かなかった。





「お待たせ〜。さぁ乗ってくれ」

バシャンと船を浮かべ、ひなた(超馬)と茶夢を乗せる。

「よーし、俺エンジン搭載型船の速さ思い知るがいい〜」

上着を脱ぎ、船の後ろを掴み

「ひなた、茶夢、揺れるからしっかり捕まっててな」

二人に声をかけて

「しゅっぱーつ」

全開ばた足。


バババババババババッ


巨大な水柱を上げて、ターボエンジン並みの速度で黄河を渡る。

「がう!がう〜!」


ちょっ!?茶夢!テンションが上がるのは分かるが、立ち上がったら…

バシャーン!


「がぶぶぶ…」

「茶夢ー!!」

放り出される茶夢。


茶夢を引き上げ、

「ダメだろう、立っちゃ。おとなしくしてなさい」

「がぅ…」

反省してるならよし。

まぁ今日は気候も穏やかだし、しばらくすれば、自然に乾燥するだろう。


黄河を渡るのに専念する。


後日、この周辺で立ち上がる水柱と水神の目撃情報により、感謝祭が開かれた事は俺には知る由はなかった。





黄河を渡りきった所で、日が頂点にさしかかったので、昼を頂くことにする。

近くの漁村に船を預けて、久々に狩りの時間だ。


「とりあえず、自分の食い扶持は自分で、だぞー」

「がう!」
ヒヒーン!


まぁひなた(超馬)は藁を分けて貰ったから問題ない。

俺達二人はやっぱり魚を捕ることに。


簡易竿を作り、釣りをする。

茶夢は木の棒を削り、銛にしてワイルドに捕っていた。


ぼけーっとしながら、かかるのを待つ。


ククッ

「フィーッシュ!!」



長靴が釣れた。



「漫画かっ!!」



投げ捨てた。



あれ?今のゴム長な気が…。
ロストテクノロジー…いやフューチャーテクノロジー?
いや気のせいだ。きっと。

気にしないことにした。


餌を付け直し、再度投げ込む。


ぼけーっとしながらかかるのを待つ。


ククッ


お?なんか重い。大物だな!


「フィーーーッシュ!!」


ザバァ!



貂蝉が釣れた。



「………」

「いやぁん!韓当ちゃん。私の一張羅を釣るなんて、見かけによらず、だ・い・た・ん……」



投げ捨てた。


ザボーン。


「ぶるぁぁぁ!なぁにしてくれてんのよぅ!」

再びザバァッと上がってくる貂蝉。

いや、どう考えても捨てるだろJK。



って前も似たような事があった気が…。


「なにしてんだ?貂蝉?」

「なにしてんだ、とはご挨拶ねぇん。私が可憐に水浴びで潜水していたのに釣り上げたのはどっちよん!」

いや水浴びで潜水しねぇよ。どんだけアグレッシブな水浴びだよ。


「さよか。俺は昼飯を捕らねばならんのだ。相手はしてられんぞ」

「あらん?お昼まだなのん?それじゃあ私達もお昼だし、一緒にどうかしらん?」

マジ?それは助かる。

「それじゃあご迷惑じゃないならご同伴に預かるかな。もう一人いるけどいいかな?」

「大歓迎よん。こっちよん」

漁村のはずれに向かう貂蝉。




茶夢の戦果を持って、華佗達のもとへ。



「お?義公じゃないか?」

「おひさ。前の戦の時には世話になったなー」

華佗は、戦の負傷者を手当てしたら、お礼も受け取らずに去って行った。

「気にするな。俺の使命だからな」

医者の鏡だなぁ。

「韓当、久しぶりじゃな」

「おー卑弥呼も久しぶり。ところで、三人はまだ往診の旅の途中なのか?」


「うむ、今は魏に向かっているところなんじゃ」

話を聞くと、貂蝉の用事と華琳様の診療の依頼があったらしく魏に向かいながら往診を続けているらしい。


「そうなのか。華琳様ってなにか病気なのか?」

「いや、命に関わる病気じゃないようだが、酷い肩こりらしくてな。魏に来ることがあれば、ついでに、という話らしいが、貂蝉の用事もあるから魏に向かっているんだ」

へー。まぁバリバリ働いてりゃそら肩も凝るか。

貂蝉の用事ってなんじゃろ?まぁ聞いたら聞いたでまた厄介な事になりそうだからスルー。


「華佗ちゃん、韓当ちゃん達もお昼みたいだから、一緒にどうかしらと思ってねん」

「それはいいな。義公。食べていってくれ」

快諾してくれる華佗。

「ありがとう。準備はまだか?」

「ああ、今からだ」

なら恩返しができるな。

「それじゃ、食材のお礼に俺が調理するよ。こう見えて調理には自信があるんだ」

「おお、それは助かる」

早速調理にかかる。

「がう」

「ありがとう、んじゃ魚を頼むよ」

手伝いすると言う茶夢と一緒に調理にかかる。


茶夢は見事な包丁捌きで魚をおろす。

その横で干し肉や野菜を手早く調理する。
塩なんかもあって、随分と充実してるな、と華佗に問うと、華佗は往診先で色々貰えるんだと言っていた。


「はい、かんとう料理ですぞー」
「がうー」

程なくして出来上がる。

「お、旨そうだな。それじゃあいただこう」

皆で、食べ始める。


「韓当、少し聞いてもいいかな?」

卑弥呼が声をかけてくる。

「ああ、俺は女の子が好きだ」

「いやん!漢女の私達に愛の告白?だめよん私にはご主人様が…ぶるっしょっ!」

とりあえず鉄拳。

「違うわ。お主、この世界の人間か?」

ぐっ…。
驚きで少し喉に詰まった。

「ケホッ。……それはどういう意味で?」

「ああ、そう警戒するな。別に聞いてどうこうする意思はない。ただの興味本位じゃ」

食べながらなんでもない風に言う卑弥呼。

やっぱ卑弥呼も貂蝉と同じく外史の管理者ってことか。

「…俺は生まれも育ちもこの世界だよ」

ボカシて言う。

「…そうか。そうじゃろうな」

俺の答えに満足したのかは分からないが、卑弥呼はそれ以上はなにも聞かなかった。

それ以降は、貂蝉を殴ったり卑弥呼殴ったりしたりしながら、穏やかな昼食は過ぎていった。


「華佗、ご馳走になったな」

「いや、旨かったからお礼を言いたいのは俺達の方だよ」

それは重畳。

「それじゃ、また機会があったらな」

「ああ、達者でな」
「韓当ちゃん、またねぇん!」
「韓当、いずれまたな」

三人と別れ、村を目指す。

後は野を越えて山を越えれば故郷だ。


このスピードなら、明日には着くだろう。

久しぶりに会う皆の顔が思い浮かんだ。






〜貂蝉〜


「やっぱり、少し雰囲気が違うわねぇん」

「ああ、だが恐らく言っていたことは本当じゃろうなぁ。目が雲ってはいなかった」

ならば彼は一体何者なのか。

「疑問は尽きんが、韓当はあのままでもいいのかもしれんな」

彼はこの外史の人間とは毛色が違うのは確かだが、確実に、外史を閉じようとする者ではない。

「韓当ちゃんはこの外史に『生きる者』なようねん」

「ああ。そも韓当は外史に認められる者じゃ。私達が口出しをする必要はない」



「おーい、二人共、俺達も出発しよう!」

華佗ちゃんが声をかけてくる。

「卑弥呼、行きましょう」

「ああ。儂らもこの外史を楽しもう」


私達は、微笑み合い華佗ちゃんのもとへ。


…今、微笑み合う私達を、気持ち悪いって言った人。出ていらっしゃい!

熱烈なキッスをプレゼントするわん!
次回久方振りの彼女達のデヴァン。


帰郷編に手合わせあり。程普、母の強さが判明する予定。



おまけ。


茶夢の寝相。


「っと、暗くなったし、今日はここで休んで行こうか」

村までは後少し。
調子よく来たが、ひなた(超馬)の疲労もある。今日は野宿する事に。

火を起こし、調達した晩飯をいただき就寝する。

「夜明けには出発するからなぁ~。おやすみ」

「がぅ!」
ヒヒンッ

返事を聞き届け、横になる。

眠気が中々訪れない。やはりワクワクしているんだろう。


寒くなり、少なくなった虫の声を聞きながら、空を見上げる。
木々の隙間から、満天の星空が見える。

「…ぅー…ぅー…」

茶夢はすでに寝付いていた。流石は野生。寝るのが早い。



茶夢は寝相が悪い。


ゴロンゴロンゴロンゴロン

いやいや、転がりすぎだろ。

だが不思議と危ない物やひなた(超馬)含む動物達は蹴飛ばさない。
昔から思っていたが、やはり不思議だ…。

ゴロンゴロンゴロン


「ん?」


ピタリと俺の横につけて止まる。

「…ぅー…ぅー…」

む?可愛いな。
猫っ毛な髪を撫でる。

「…ぅー…がぅ…」

ニヘッと笑う茶夢。
可愛いな。この獣っ娘。


俺の枕代わりの袋を頭に差し込み、俺も寝る事にする。

茶夢の人より高い体温が伝わってきて、俺に心地よい眠気をくれた。



明日は…みんなに会える。
久々の懐かしいメンツを思い浮かべ、眠りに落ちていった。


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