八話だぜ!
連投連投。
就職先のなさに、絶望した!
ちなみに、もっそい遅いんですが、主人公は原作知識ないです。
それでもばっちこ~いと、インド洋のような広い心で受け止められ方はお進み下さいませ。
08 立派な屋敷?の中で
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「……ふぅ」
重い溜め息をつかれる、蓮華様。
こうして気晴らしに、遠乗りに出掛けてはいるが、表情が晴れることはないようだ。
袁術に軟禁のようにされ、暫くが経った。
軟禁とは言っても、外出を禁じられている訳ではない。
小蓮様のこともある、逃げられないと思っているのだろう。
袁術への陳情書、意見書などを処理する毎日。
と言っても纏めた物は読まれることは無いのだろう。袁術からの嫌がらせの一部だ。
雪蓮様方が、袁術に反旗を翻すのは近い未来だろう。
しかし、心労が絶えないののもまた事実。
颯爽と馬を走らせ、風を感じる。
これで少しは気が晴れるとよいのだが…。
「ん、あれは…馬?」
蓮華様が視線を向ける先には非常に毛並みのよい、立派な馬がいた。
なにやら必死に足下を気にしているようだが…。
馬を駆り、近づいていく。
馬が此方を察知したのか、此方を見据え、前に進み出る。
足下には……人のようだ。どうやら意識がないようで、グッタリしている。
「あなた、大丈夫!?」
駆け寄ろうとする蓮華様に
「蓮華様!危険です、お下がりください!」
我ながら過保護過ぎる言葉だが、御身になにかあったらと思うと言わざるをえない。
「思春、それでも放っては置けないわ!」
そう言って近づいていく蓮華様。
近づく蓮華様の前に、立ちふさがる馬。
馬は本来臆病な生き物のはず、
それが何かを守るために行動するとは、この者とこの馬は強固な信頼関係があるのだろう。
静かに見据える馬に、蓮華様は歩みより
「ごめんなさい、怖がらせてしまったわね、でもアナタのご主人様を助けたいの」
そう言って、微笑む蓮華様。王ではない、蓮華様本人の表情。
馬は、静かに道を譲る。
「ありがとう」
そう言って馬を一撫でして、倒れている男に歩みよる蓮華様。
「衰弱しているようだけど、命には問題ないようだわ」
そう言って安堵の表情を浮かべる蓮華様。
しかし、危険すぎる、それすらも誰かの策略であるかと勘ぐる。自分は考え過ぎる位でよい。蓮華様はお優しい。自分が警戒せねば。
「思春、運ぶわ、手伝って」
「しかし!」
「思春、お願いよ、人1人助けられないような人は王になどなれないわ」
毅然と言い放つ蓮華様。
「………御意に」
私が、警戒していればよいのだ。
蓮華様を手伝い、男を馬に乗せ紐でくくりつけ、馬の手綱を引き、一先ず城に向かった。
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……いや待て、それは違う、そこに入れるものじゃない!一一一アッ!
「らめぇぇぇ!」
はっ!夢か!?夢だな!!夢であれ!!
夢なので、覚えていないと思いたい。
ふと周りを見回す。おや?何故か知らないが凄く豪華な部屋だ。たしか、平原にいた気がするのだが。
ふと食事のいいかほり。お腹がプチ一揆を起こしている事を思い出し、部屋の隅の机に駆け寄る。
冷めてはいるようだが、俺には関係ねぇ!
ガツガツ
青年食事中……
ふぅ、旨かった。空腹は最高のスパイスと言うが、言ったのは俺のような境遇の人間に違いない。
はて?ところでこれ食ってもよかったのやら?
食ったあとで何だが、今更そんな事に気がつく。
しかもひなた(馬)とか鉄甲は何処いった?
他の荷物は枕もとにあったが。と頭を悩ませていると。
ドアが開いた。
「目を覚ましたようだな」
「…ぉ、ぉお…」
ドアを開けて入ってきたのは、焦がれて止まなかった孫権様。と少し違和感。すぐに思い至る。
髪が長い。腰まで届く長髪。ピンク色の髪が揺れる様は、俺の心をキュンキュンさせる。
長いのもいいな!!
脳内会議でロングとショートどちらがいいか、血を血で洗う戦争が巻き起こり、結果全滅。
孫権様に全面降伏というかたちに落ち着いた。
いや、俺が落ち着け。
「どうした?」
声をかけられ、俺は我に帰った。
「すいません、助けてくれたんですよね?」
「ああ、平原に倒れているところをたまたま見つけてな」
おぉ、倒れた俺GJ!
(強制)断食しててよかった!
あ。そうだ
「あのぅ、あそこにあった食事頂いちゃったんですけど」
「構わない。貴殿の為に用意させたものだ、体調は悪くないか?」
「はい、大丈夫です。自己紹介遅れました、俺は姓は韓、名は当、字は義公です」
「あぁ、私は孫仲謀、そして……」
「甘寧だ」
チリーン
と鈴の音が響くとスッと扉から姿を出す甘寧さん
おっかないっす!チビるっす!やっぱり甘寧さんはおっかないっす!でもカッコ綺麗。
「ありがとうございます。助かりました。そういえば、ひ…俺の馬と、装備は…?」
「ああ、すまない。失礼かと思ったが、鉄甲は預かっている、万一があるからな。馬は外に繋いである、凄く懐いているのだな、離れようとしなくて、少し困った」
苦笑しながら、そう言う孫権様。
「いえ、全然平気です。警戒するのも当然ですし、助けて貰っただけで凄く感謝しています」
ペコリと頭を下げる俺に
「よい、当然の事をしたまでだ。今日は泊まっていって構わない」
と言い残し、踵をかえす。
バタンと扉がしまる。
ふぅ、さすが孫権様、あれが王の貫禄か。やっと一息……
「おい、貴様」
つけなかった。
甘寧さんがまだいた。
心臓が飛び出るかと思った。
実際に他の何かは飛び出した気がする。何とはいわない。想像に任せる。
あれ?つか俺なにかした?
気づかぬうちになにやら粗相を?
「はっ!」
直立不動で、軍隊のような返事をする俺。
「貴様、蓮華様に危害をくわえるようならば……容赦はしない」
「サー、イエスサー!」
甘寧さんはそう言い残し、そのまま出ていった。
直立不動で敬礼の姿勢のまま、暫く立ち尽くす。
返事に関して、通じていたのか、ただシカトされたのかは、ついに俺には分からなかった。
あれから、ひなた(馬)に感謝やらをして、すぐにあてがわれた部屋に戻り、再び眠りについた。まだ疲れが残ってたようだ。
翌日。
昨日は早く寝たために、日もささない時間におきる。二度寝しようにも、目が冴えてしまった。仕方ない、少し運動でもしますか。
中庭のような所にでて、大きく息を吸い込む。朝の清涼な空気が、頭をクリアにする。
いつものように構え、仮想敵を作る。前までは、ゲームキャラを想像していたが、今は、星さんを想像している。
いずれ神速に至るであろう突きの嵐。避け、いなし、反撃する。アッサリ想像の中の星さんに勝ってしまう。
うーん、イメージだけだと、どうしても限界があるなぁ。考えているのが自分なだけに上手くいかない。
せっかくだし、新しい技を練習するか。
さて、とりあえず地上の技をっと。
あぁちなみに空中コンボは出来なかった。だって重力あるし。まぁ跳躍だけで5メートルは軽く飛べるがな。三段蹴りどころか、五段蹴りは出来た。
イメージするのは、常にアタイったらさいきょーねの自分。
弱P弱K強Pキャンセル完○燃焼アタック。
なんてゲームのようなことをやってると、不意に
「見事ね……」
後ろから声をかけられ、ビックリして、着地をミスり、ずっこける。
ズベシャッ
甲子園九回裏一点ビハインドでボテボテのサードゴロを打ち一塁に向かってヘッドスライディングしていく高校球児のような、見事な顔面スライディングをかましてしまった。
「ごっごめんなさい!」
そういって駆け寄ってくる孫権様。ヤバい。女の子口調だ。可愛いすぎる。痛みが吹き飛ぶ。
近くまできて、持っていた手拭いを差し出してくる。
「私の使ったので良ければ、使って」
俺の中で「私の使ったので」の部分にエコーがかかった。
「はい!」
飛び起き、受け取る俺。
よし宝物にしよう。そして末代まで家宝にしよう。固く決意した。
「それにしても、見事なものね」
「いえ、そんなことないです」
日本人独特の謙遜を返す。
「いえ、謙遜しないで、皆に誇れるような武よ」
…よかった!やっててよかったク○ン式!
今なら甘寧さんに自分から立ち向かえるぜ!
「蓮華様。そろそろ…」
ごめんなさいウソです冗談です言葉のあやややややです。
急に後ろから甘寧さんの声がかかり、心臓が一瞬止まった気がした。
いや、絶対1秒は止まった。
「思春か。分かった、ではまたな、韓当」
あぁ王様になっちゃった。
「貴様」
「はい!」
直立不動の体制。最早パブロフドッグである。
「もしや、近隣の村で賊退治をしていたのは貴様か?」
「は?あ~多分俺だと思いますです。はい」
「やはりか、なんでも対価を求めず、無手で戦う英雄の噂を商人から聞いてな、タダの噂だろうと思ったが、どうやら満更嘘ではないようだな」
つか商人さんがた噂大好きだな。おい。噂の広がり方がパネェっす。
目を細め、俺を見据える甘寧さん。嫌な予感しかしない…パート2。
「蓮華様の任が終わり次第…昼頃であろう、また中庭に来い」
だが俺はNOといえる日本人!
「はい!」
…我ながら気持ちのよい返事だった。
返事を確認し、立ち去る甘寧さん。
はぁ、どうしてこんなに血の気が多い人ばかりなのだろう…。
気の弱い自分を恨めしく思いながら、トボトボ中に戻る俺。
立派な屋敷?の中で、まずはご飯を頂こうと思った。
そういや、孫権様の御尊顔を拝見したという事は、目的は達したのでは?
これからどうしようかなぁと考えながら、まずは何処に行けば食事にありつけるだろう?と歩きだした。
孫権様!
孫権様を私のような者が書くとはおこがましいですが、読んで下さったなら幸いです。
次回!
甘寧さんVS良也
こうご期待!
すみません。作者は心がだんだん病んできています。
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