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五話だぜ!


昨日に引き続き投稿です。とっとと、村から出したくて。

拙い文ですが、見てくれてる人がいる限り、頑張ります。

05 朝日の中で
村に戻ってきて安心した。いつもの変わりない平和な光景だ。
会うみんなに、明るく挨拶される。程普ちゃんも明るい笑顔で迎えてくれた。これだけでご飯三杯いけます。

久しぶりの我が家に入ろうとしたとき、すっかりリフレッシュした顔の父が出迎えてきた。とりあえずそれなりの力で父を殴った。

「ギャフンッ」
といって、何メートルか飛んで棚につっこんでいく父。まぁギャグ補正で死んじゃぁいないだろう。
母と俺が揃って
「ただいま。」

と言うと

「おかえり。」

と、散らかった棚を片付けながら、普通に挨拶を返す父。
流石としか言えない。

「それじゃとりあえずゆっくり休みなさい」

「うむ、ご飯は準備しておくよ」

寝室に向かう母と、炊事場に向かう父を

「待って下さい!」

そう言って引き止める俺。話さなければならない事があった。俺の決意を。
世界を回り、自分なりの答えを探しに。
俺は母の理由に憧れた。だから俺もそんな答えを見つけてみたい。ただそれだけ。

あっ、恋姫キャラに会いたいってのも充分ある。特に孫権。特に孫権。大事な事だから二回言った。
前々から思っていたが、今回の事で踏ん切りがやっとついた。

2人は、俺の顔を見るなり、表情を引き締める。


本気の目だと気づいたのだろう。
2人が揃って俺の向かいに座り、俺は口を開いた。


「俺は、世界を回ろうと思います」
「「わかった」」





……………終わった。

2人はあっさりと席を離れ、また寝室と炊事場に向かう。

ホントに終わった!?
いやさぁ、確かに前から、父にはそうしたらどうだって言われてたし、特に感慨なんてないのかしら?

………泣いてないやい、心の汗だ!

まぁとりあえず今日中に村のみんなに、挨拶しとこう。
明日の朝には出たいしな。さて、どこから回ろうか。








「よかったのかい?」

彼が私に語りかける

「良也が自分で決めたんだもの。」

「…僕はまさか、君から背中を押すような事をするとは思わなかったよ」

「そうね、出来れば私たちの死に際まで側に置いておきたい位ね」

「でも、君はそうはしないんだろ」

「えぇ…愛しているからね。」

「…そうか。…寂しくなるな」

そう言って、彼は休めていた料理の手を再開させる。

「そうね…。」

息子と夫の騒がしい掛け合いも、今日で終わりになるだろう。暖かい家庭を築き、幸せを享受してきた。
血に濡れ、汚れきった手を取り合って生きてきた私と彼。その結晶の行く末が、幸せであれ、と心から祈った。

「大丈夫だよ。だって君と僕の息子だ。絶対に幸せになる」

振り返り、心を読んだように語る、愛しい人



「…本当に、優しい人ね……」

私の呟きに、彼はそっと微笑んで、今度こそ料理に戻った。




ふぅ、
これで全員か。みんな良い人だなぁ。
挨拶をしに行ったはずが、何故か腕一杯に色んな物を持たされた。
程普ちゃんの親御さんは、馬くれたし。
程普ちゃんなんか泣いちゃって、どうしらたいいか分からなくなっちまったよ。
……もしかして、程普ちゃんフラグいつの間にか立ててたのか?俺?
やっぱりやめようかな。行くの。

とか考えながら、家の前に着く。


ざわ…ざわ…


おや?なんか家の中から凄いギャンブル臭がする効果音が聞こえてくる。
不思議に思い、荷物を下ろし、納屋の柱に馬の手綱をくくりつけ、扉を開ける。
中には、さっき挨拶に回った人。要するに村の人が全員集まってすし詰め状態だ。

いくらこの家が村長宅より大きいとはいえ、全員入るのは無理だろJK。

扉を開け、中に入ると、中にいた人に矢継ぎ早に声をかけられる、ガンバレだとか、出世しろよだとか、大好きですだとか、生きて帰ってこいだとか。
……ん?いま大事なワードがあった気がする。

ちょっとそれ詳しく!!耳が迷子!!耳が迷子!!

という俺の思いは喧騒に飲まれて消えていく。

こうして、出立前夜は騒がしく過ぎていった。





朝日がさす前に目が覚める。やっぱりどこか興奮しているんだろう。

寝間着を脱ぎ、服に袖を通す。
昨日貰った道具や食料を、麻袋に詰める。

居間に向かうと昨日の騒ぎは、なかったかのように片付いていた。


「もう行くのかい?」

炊事場にいた父が振り向き訪ねる。

「うん、もう出るよ」

「そうか」

短く答える父。

「行くのか」

「うん」

寝室の方から出てきて同じことを訪ねた母にも答える。

「これを」

母が差し出したのは、すこし傷がついた手鉄甲と脚鉄甲、戦場を母と共に渡ってきたのだろう。

黙って受け取る。きっと悪いからって遠慮したら鉄拳が飛んでくるから。

手鉄甲と脚鉄甲をその場で、身につける。俺用に調整してくれたのであろう、ぴったりだ。



貰った馬に荷物をつけ、両親に目を向ける。

「行ってきます」

「「行ってらっしゃい」」

そろって答える両親に手をふり、馬に跨り、村を出る。


大地を照らし始めた朝日の中で


これから先の未来に不安を抱く心を置き去りにするように、馬を走らせた。
マリーでアントワネットな人からお告げがありました。
「右手で打てないのなら、左手で打てばいいじゃない」
と。なので絶賛執筆中。

感想を書いて下さる方々には盛大な感謝を。
そして作者は、感想を書いて下さる方々に返信をすべきなのか、後書きでの感謝でよいのか、未だ迷っています。
返事こねぇぞコラァ、と不快に思う方は御一報下さい。
作者の孫権様への愛を400文字に纏めて返事いたします。

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