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二十一話だぜ!


なんやかんやで、昨日は反董卓連合編に書き足していたので、更新出来ませんでした。

かなり無理やりな話の展開ですが、ばっちこ~い、と受け止められる人のみお進みください。
21 ある村の中で
一路揚州へ。
大分移動した。


しかし食糧難は未だに深刻。


「…………」

「ふっ副長?」

何故ユラユラ俺の方に向かってくるの?

「…ヴォー…ヴォー」

なに!?どこから出してるの!?その声!?

ヴォーヴォー言い出した副長。
彼は他の隊員のために一番、食べるのを我慢していた…。
くそっ!ダメだ涙が止まらない。

ん?俺?俺は食べないでも平気になった。最近はどうも空腹を感じにくい体になった。
腹が鳴ったら、空腹だなぁ~って思うくらい。
多分今流行りのハイブリッドに進化した。
ハイブリッドの意味は知らん。
多分、第5の力が働いて燃費がよくなるんだろう。


「…ヴォー……」
パタリと倒れる副長。

「ふっ副長ぉぉぉ!?」
慌てて抱き寄せる。

「わ…私はもう…ダメです……先に…行って下さい、韓当隊に入れた事……光栄でした……(ガクッ)」

「おい!嘘だろ?嘘だよな!?ふくちょぉぉぉー!!」

副長をそっと横たえ、隊員Aに言う


「キレイな顔…してるだろ……死んでるんだぜ…これ……」


「いや死んでないですって」

鋭いツッコミ。
まぁ空腹で倒れただけだ。まだまだ生きてる。

「どうしようか、この近くになにか調達出来そうな所は?」

「は!あそこの森に、川がある、と斥候から連絡がありました!」
おk。んじゃ早く行くか。
副長を担ぎ上げ、森へ向かう。

ガブッ

「ひぎぃぃぃ!なにすんじゃ!」

副長が俺の首に噛みついてきた。

「…ヴォー」

ひぃ!マズい!
俺もゾンビーウィルスに感染してしまった!
誰か血清を!!

なんてふざけあっているうちに、川のほとりについた。

「よし!野郎共(韓当隊は実は女の子の方が多い)!魚を捕り尽くせ!!」

ワァァァァっと、川に突撃していく韓当隊。

下流を抑え、囲うように攻める。
流石は軍隊。この辺は合理的だ。



バチャバチャ

わーわー

ジュージュー

ガツガツ


擬音でお送りいたしました。
食事を終えて、やっと人心地ついた。

「ここいらで少し食料を貯めておこう」
そう言うと各自食料を調達しにいく。

なんか傭兵隊というより、ほとんど狩り人だな。

器用に、あるものを使って燻製を作ってる奴もいる。


ふははは、これで韓当隊は後10日は戦える!



さて、どうしたものか。

ひなた(馬)を撫でながら考える。

多分もう揚州に入っていてもおかしくはない位に移動した。

でも、また少し歩いたら何処かに街があるだろう。

そこでまた尋ねればいいだろ。

と結論を出して、俺も食料調達に戻ることにした。



再び街を探しに、出発した。



ここのところ、野営や狩りばかりで、かなり野性味溢れる生活だ。






「がぅ!がうがう!!」
「がうがう、がぅ〜」

野生に戻りすぎだ。

帰ってこい。隊員AとB。

すると副長が大慌てで、斥候と一緒に戻ってきた。

「韓当様!村です!村が見えました!」

「マジか!?やっと見えたか!!」

隊員たちが湧き上がる。

…やっと、旨い飯だ!
…野営じゃない!
…がぅが…はっ!俺はいったい?
…がう!がぅがぅ!


隊員Bは完全に野生に目覚めたようだ。
Aは帰ってこれたが、Bはすでに手遅れだったようだ。
しょうがない。諦めよう。


「よし!それじゃ村に向かって前進だ。荷物を纏めて、出発しよう」


「(一同)は!(がぅ!)」


もうツッコまないからな。


村へは、そう時間もかからずに着いた。

村は、街に近い大きさで中々栄えていた。

「やった、ようやく人心地つけそうだ。
副長は宿を見つけてくれ、他の隊員はそれぞれ必要な物の調達を。
隊員Bは馬を頼んだ」

「がぅ!」

威勢のよい返事を残し、隊員Bは馬を引き連れて行った。

あの風格、動物たちの女王になるに違いない。

今後、動物達の管理はアイツに任せておけば心配ないな。


「俺は…と、情報収集しておくか」


そう思い、村を歩き出す。


活気が無いわけではないが、孤児らしき子供や、浮浪者などもよく見かける。治安は良くないようだ。

ここらを治めている人は何を考えて、統治しているのだろうか。誰だか知らんが憤りを感じる。



俺には、この人達を助ける事は出来ない…、一人に金や食料を分ければ、他の人も集まる。
その全員に分けられる程の財力があるわけじゃない。

一度、食料を分けた事があった。
しかし、その少しの食料を巡り、争いが起こった。

もう、根本から変えなければならない。
そうでなければ、この問題は解決できないのである。

俺に出来ることは…ないんだ。

自分の無力さを痛感する。



ある程度歩くと、大きな家を見つけた。
この村の長の家だろう。

「すいませーん、ちょっといいですか?」


はい?と返事がして、中から初老の男性が出てきた。

「なんのご用でしょうかな?」

「あ、俺たちは今旅をしていて、仕事を探しているんですよ、腕はそれなりにたつので、賊やなんかでお困りではないですか?」

「ふむ…」

顎をさすりながら、考える男性。

「今、実は儂等は一揆を考えていますのじゃ。今の統治ではいずれこの村もダメになってしまう、お前様も村の様子はご覧になったろう?」

「はい、大分荒れてきていますね」

「しかし、そこに一揆を指揮してくださるという方がいらっしゃってな、儂等もついに動く訳じゃ。
そこでお前様方は腕もたちそうだ。是非助力していただきたい。勿論お礼はします」

そっか。でも、指揮してる人って誰だろ?

まぁ仕事になるし、この人達の役にも立ちたいしな。

「はい。俺達でよければ、参加させてください」

「おぉ!助かります。
この一揆は私達の村だけでなく、江東各地の村も協力して起ちます」

大規模な一揆になるのか。

「儂等の準備は整っております。あとは合図を待っている所です」

「分かりました、それまでは待機ですね。我々も準備しておきます」

「お願いいたします」


そうして、挨拶を交わし、隊員達の元へ向かう。


仕事も貰えたし、しばらくはこの村に止まることになるか。






江東のある村の中で、一時の安寧を手に入れた俺達


しかし、いつもと同じように知らない内に巻き込まれてる俺。

そういや、ここがどこらへんか聞くのを忘れてた。
何日かいるし、出るときに聞けばいいかなぁ。
次々話くらいで呉入りですかねー。

時系列改変は続きます。


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