習作です。
そして作者は厨二病です。
さらに最強物で、ネタ多数。
それらを、ばっちこ~いと寛大な心で受け止められる方だけお進み下さいませ。
ぷろろーぐ
(どうしてこうなった…。)
藁のような物で編まれた揺りかごで、俺は両親の嬉しそうな顔を見てそう思った。
「今日もお勤めご苦労さんっと。」
いつものように、大学から帰ってきて、鞄をベッドに放り投げる。
俺は小原 良也 しがない大学二年生。特技は格ゲー、趣味は二次元全般。の、何処にでもいる隠れてないオタだ。
大学に入り、一人暮らしを始めてから既に三年たち、自炊→ビニ弁になった。あと独り言が増えた。分かる奴は分かるだろ?察しとけ。
今日も今日とて、コンビニへ、夕暮れに赤く染まった住宅街を通る。
「ん?」
ふと目を向ける先には、美女と美少女の中間のような容姿の方がなにかしてらっしゃる、まぁ要するに綺麗な方が奇怪な行動をしていた。
「うぉ〜落としたっす〜。」
そんな事を言いながら地面に這いつくばって高速で右往左往している女性。…なんだかGを彷彿させる動きだ。
(ふっ、俺は紳士だから…
あえて華麗にスルーするぜ!)
頭が春の人は華麗にスルーするんだ、ってじっちゃが言ってた。
一路コンビニへ。
コンビニで、晩飯を買い、来た道を戻る。
カツンッ
なにか蹴ったような音がして、足元を見ると夕日を反射しているなにかを見つけ、手に取る。
「なんだ?これ…神様…免許?」
ふむ、神様免許らしい。これさえあれば俺も神様だね。
…ていうか神様って資格的ななにかなの?
やたら作り込んであるけど、なんかの景品なのかな。
などと取り留めのないことを考えながら、裏を見ると、顔写真と名前が書いてあった。
苺花 唯
読めん。名字が。
とりあえず、名前はゆいらしい。まぁどうせ玩具の類だろうと思ったが、みょんに気になったので、ポケットに入れ家路を急ぐ。
しかし、この顔は最近、というか、つい何分か前に見た気がするぜ。
…なんだかオラ、ワクワク(悪い意味で)してきだぞ!
ここは、後ろに向かって、全速前進だ!と思って振り返った時には既に遅かった…。
「あのぉ〜、ちょっといいっすか?」
遅かった、気づいた時には遅すぎた。出来れば頭が春の人とは、お関わりになりたくないのだが…声をかけられたからには、答えなければならない。だって男の子だもん、女の子に声をかけられたら…答えざるをえない…!
「はい?」
「ここら辺で、これ位の銀のカードを見なかったっすかね?」
胸元に指で手のひら位の四角を作ってみせる女の子(女性?)
「あぁ、もしかしてコレですか?」
先程拾った神様免許(笑)を差し出す。
「あぁぁ!それっす〜!」
と明かりが灯るような笑顔を俺に向ける女の子(女性?)
カードを返してやると
「本当に助かったっす〜!どうもっす〜、どうもっす〜!」
と、腕をとられて振り回される。そしてはじける笑顔。やだ、可愛いじゃないっ!
「なにか!なにかお礼したいっす!」
しかし、若干パクろうとしていた俺にとっては、心苦しい。
「いや、拾っただけですから」
と言って、立ち去ろうとする俺を、引き止める女の子(女性?)
「それじゃあ、僕の気かすまないんすよ〜」
腕を引っ張ってイヤイヤをする。
こいつ…!まさか俺を…。はいはい、妄想乙。
家で待ってる数多の嫁の為にも迅速に帰らねば!
「いや、ホントにいいですから!」
そう言ってとられた腕を引っ張った。
「あっ、そうっすか?」
パッ
え?
今丁度力を入れた体は、急に離された為、自分の意思とは無関係に流されてゆき
車道へ。
キキーーードスン……ベチャ
走馬灯は、歴代俺の嫁総出演でした…。
「う……ん、…なんだ?って、ちょっ!」
すごく……白いです…。なんだか白い空間に寝そべっていた俺。
遠近感もなくすような真っ白さに、ちょっと気が動転しそうになる。
「ア○エールか!アリ○ールなのか!?まさかの白さ!!」
訂正、動転してる。そこに
「なに言ってるっすか?」
「うぉ!」
急に現れた女の子(女性?)にたじろぐ俺。
「誠に申し訳ないっす!!」
突然ジャンピング土下座をする。超展開の連続についてゆけん。
「あの〜、とりあえず状況を説明してほしいんですが…」
「そうっすよね!僕は苺花 唯っす!よろしくっす。そして結論から言うと良也さんはもう死んでるっす」
あぁ、あの名字はまいかって読むのか…。つかなぜ俺の名前を?って、後半に驚愕の真実。あっさり言われたから、スルーしかけたぜ。死んだのか俺。それにしても、アタタタされた覚えはないんだけどなぁ…。…トラックにひかれた覚えはあるがな。
「それで、本当は死んだらそのまま魂は、輪廻の輪に入る筈なんすけど、それを自分が止めたんっすよ」
何故?来世から頑張るって決めてるから、ちょっと残念だ。
「間接的にとはいえ、神様が人に干渉して、殺してしまうってのは凄くマズいことなんすよ!このまま転生してバレたら、免停ものっす!」
免停って、おい。若干、罰軽くね?つかなに?マジ神様?いや、こんな不思議空間でこうして話してる時点で、神様(笑)、から、多分神様位に見えてきた。小説としてもありがちだしな。適応力◎って履歴書に書こう。
「なので、良也さんには他の世界に行ってほしいっす!そうすれば、なんとか大神様方にも言い訳が立つっす!」
そっか、異世界に……ってテンプレだなぁ。
「そもそも、世界は(中略)平行世界はいかなる可能性を秘めているっす、たとえ、空想とかゲームの世界ですら存在している可能性があり(中略)…ってわけっす。…聞いてるっすか?」
適当に相槌をうってた俺に小首を傾げて聞いてくる
「あ…あぁ、聞いてます…よ?三割くらい。それで、俺に拒否権はあr「ないっす」…さいですか」
断言された…。積みゲーまだまだあるのに…。誰が俺のパソコンのデータの処理をしてくれるのだろう…。鬱だ…死の…死んでるよ俺。
「大丈夫っす!僕は仮にも神様っす!願い事叶えられるっす!ばっちこ〜い!」
お?もしかして、俺TUEEEEEとかできんじゃね?
まぁ落ち着いて要約してみよう。
1、俺このまま死ぬと神様困る。
2、ゲームやらの平行世界が存在していて、そこにとばされるらしい。
3、どうやらチート仕様になれるようだ。
ふむ、既に現世を諦め、来世に期待してた俺としては、パラメータをいじれるとなるならかなり嬉しい状況なんジャマイカ。
「分かったよ、てか拒否権ないし…」
「ホントっすか!いや〜それでも拒否されたら、どうしようかと思ったっす〜、記憶とかいじるのは疲れるっすからね〜。そしたら願い事どうぞっす」
ん?なんか今物凄く物騒な事が聞こえた気がする。しかし、願い事で頭がいっぱいな俺には些末な問題さ!
「んじゃ、やっぱりテンプレで俺の知識にある、ゲームやマンガの能力やら全部で!」
「無理っす☆」
…全俺が泣いた。
「叶えなれるのは、一つっす。例えば、魔法使える。って願いと、魔力無尽蔵って願いがないと、魔法使いまくりとか出来ないっす。必殺技とかに関しても同じっす。」
世知辛すぎる。しかし、そうなると異世界で生きるのに使えそうなのは限られそうだ。
しばらく考えて、
「んじゃ、身体能力が存在最強、とかは?」
「それなら身体強化ってだけなんで出来るっす!中々頭いいっすね!存在ってのが憎いっすね!」
そう、願ったのは、『存在』最強。身体能力強化だけの願いだが、身体能力に関しては存在しているもの全てを凌駕する。願い事一つでも充分チートですね。本当にありがとうございました。
「それじゃ、やるっすよ~!」
魔力のようなものが、唯さんの突き出した手に集まる。
はて?そういえば結局なんの世界に行くのだろう?
「ちょっ!俺は何処に行くんだ!?」
眩しい光に目を細めながら、叫ぶ。
「良也さんの部屋に積まれてるゲームの一番上のゲームに設定したっす」ワォ、それって多分ギャルゲ。しかし出来れば選びたかった!ものによっては魅力チートにしたかった!
「いくっすよ〜!」
放たれる極光。真っ白な世界より更に眩しい白に意識を飲み込まれつつ、
(何を上に積んでたっけ)
と必死に思い出しながら、光に溶けていった。
後悔はしていないし、反省もしていない。むしろ清々しい。
誤字脱字は報告お願いします。作者はゆとりです。罵詈雑言にへこたれます。感想に凄くみなぎります。
よろしくお願いします。
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