挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ファンタジー超短編集 作者:速水 流
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

344/385

海山さんと栗田さんの珍生物

(海山さんと栗田さん)


「んまんまんま」

「よう食うお嬢さんだごど。山菜でも持って帰っか?」

「帰る帰る」


 鍋をかっ食らい、栗田さんは頷く。


「こげな可愛い子何処で見つけて来たよ」

「……ペットショップ」

「ほう、また珍妙なトコで」


 じい様は笑い、中身が無くなりつつある鍋を更に笑う。

 そして栗田さんは、海山の服を引っ張った。


「海山さん海山さん、ゲンゴロウ持って帰ってよござんすか?」

「……ゲンゴロウ?」


 何だそれはと訊くと、栗田さんは部屋の角を指差した。

 そこには、震えている例の珍生物が居る。


「ゲンゴロウ……」

「あい」

「……ゲンゴロウって食えるんだよな」


 その一言で珍生物は虫の息になった。


「……いいか?」

「えーよ」

「じゃあいいぞ」

「やったー」


 嬉しそうに栗田さんは珍生物の命名・ゲンゴロウに駆け寄る。

 とりあえず、食べる様子は無い。


「……ゲンゴロウ」


 今も取れるだろうか。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ