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ファンタジー超短編集 作者:速水 流
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明るい場所

※神子イーノス、冥王クラーク
(JUDGMENT)


「イーノス……」

「あ、伯父上、コチラまでいらっしゃるなんて珍しいですね」

「ああ……こっちは相変わらず眩しいね……」

「冥界とは違いますからね、っと……伯父上?」


 急にクラークが抱き着いて来て、イーノスは心配に声を掛ける。

 すると冥王は、小さな声で答えた。


「イーノスに会えて嬉しいんだ……」

「伯父上……」

「可愛い甥っ子だから……、君が産まれた時は、本当に嬉しかったな……」


 身体を離し彼は微笑を浮かべ告げる。イーノスはその言葉を、心から嬉しく思っていた。


「伯父上、わざわざ来ていただいたんですから、今日は私が紅茶を入れてさしあげますね」

「うん……」


 冥王は家族が好き。


(イーノス、お小遣いあげようか)
(いえ、私も一応大人なので……)
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