挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ファンタジー超短編集 作者:速水 流
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

245/385

出会いの約束

(AGAIN)


「オロチ……酷いです……」


 いつもの湖――否、赤に染まった湖の畔で、クシナダは呟く。

 腕の中ではオロチが、彼女の手を握り締めたまま眼を閉じていた。


「私は、ありがとうは言いません……村が無事でも、私は……」


 自身も村を襲撃した魔物に深手を追わされているにも関わらず、彼女は冷たいオロチの身体からは離れない。


「一人っきりで……どうして戦ったんです? 村の皆は貴方を恐れているからですか……? ……なら、どうして村を護ったのです……?」


 二度と耳にする事の無い声。

 クシナダは涙を流す。


「私を、護る為ですか……? 私だって、貴方を護りたかったですよ……」


 彼女は語り掛け続ける。


「……聞こえますか? 今度は貴方が私に会いに来てください……私は待っています、ずっと……貴方を待っていますから……」


 約束は時を越えて。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ