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ファンタジー超短編集 作者:速水 流
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冥王の笑み

※冥神クラーク、主神セドリック
(JUDGMENT)


「ああ……アルク、ね」


 冥王であるクラークは、弟であるセドリックに笑い掛けた。


「アルクには、私が探し物を頼んだんだ……」

「探し物? 兄上が?」

「そう……本がね、どっか行っちゃってさ……」

「どっかって……、まさか無くなったのって……」


 冷汗を流しながらセドリックが訊くと、クラークは笑いながら答えた。


「ちゃんと悪魔を封じてたのに、何か勝手に歩いてちゃったよ」

「……だからアルクに」

「ん、アルクなら間違いなく見つけてくれる……何をしても、ね」

「だから猫で秘密裏にか……言えば手伝うのに」


 溜息をつくとクラークはまた笑い、紅茶を入れる。


「彼女なりに気を使ってくれたんだよ……。ホント、良いお嫁さんを貰ったね」

「え、ああ……うん、そうだね」


 天界には珍しい、ほのぼのとした時間。


(何で海王に頼まなかったの?)
(だって……絶対無理だと思ったからさ、彼には……)
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