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ファンタジー超短編集 作者:速水 流
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ひとりきり

(CHANGE)


 まだ二人が中学生の頃。


「隆己、学校行かないのか?」

「どうして行かなきゃいけないの、あんなの行きたい人だけ行けばいいんだよ」

「義務教育なんだから仕方ないだろ」

「義務って何? 大人が勝手に作っただけでしょ?」


 布団から顔を出し、隆己は幼なじみである豊喜に問う。

 当然だが、豊喜からそれに対する答えは無かった。


「……でも、ずっと家の中に居るのはよくないって、友達も出来ないし」

「俺は一人でいーの、一人がいーの、それが幸せなの」

「……そう、じゃあ今日は諦める、行ってくるな」


 溜息をつき部屋から出ていく豊喜を見送った後、隆己はベットから出てくる。


「……一人がいいんだもん……、誰も、居なくていい……」


 呟かれる言葉と裏腹に、目尻から涙が溢れてきた。


「……ごめ、なさ……」


 それは誰への謝罪なのか。
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