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ファンタジー超短編集 作者:速水 流
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博士と助手

※外ロリハカセ、青年ジョシュ
(GLORY)


「ハカセ」

「な、何だヨゥ……今日はちゃんとお仕事したんだゾ、ガイア綺麗に治ったヨ」

「はい、それは誉めてあげます。しかしですね、仕事場に何故大量のお菓子のカスが落ちていたのですか?」

「……あ、ハカセこれからお風呂入るんだったヨ」


 白々しい程にハカセは笑い、その場を去ろうとする。しかしジョシュは彼女の肩を掴み阻止した。


「アレ、ジョシュ一緒に入りたいのかナ?」

「そんなわけないでしょう。何故貴女はそう真面目なんだか不真面目なんだかよく分からないのですか。まあそれでも完璧にこなしてしまうんですから、助手なんて必要無いですよね?」

「必要だヨ! ハカセはジョシュが要るノ!」


 ハカセは力強く訴えるが、ジョシュは聞く耳を持たず自己主張をする。


「ハァ……、休憩時間の相手が必要なだけでしょう。
 私はいい加減貴女の気まぐれに付き合わされるのはゴメンなんですよ。きっと他に適任が居ますからそれを助手にするのが良いかと」


 冷ややかな口調で告げるジョシュ。

 ハカセはそんな彼を見上げながら問う。


「……ジョシュは、ハカセが嫌いなノ?」

「正直に言えばそうなりますね」

「…………」


 彼の言葉を聞きハカセは静かになる。

 数秒の沈黙の後、ハカセの目尻にはみるみる涙が溜まっていく。


「……ハカセ?」

「ふ……ぅわぁぁぁああぁあぁぁぁッ!!」

「なっ……!?」


 突然ハカセが泣き出しまい、ジョシュは呆気にとられていた。


「ジョシュがハカセの事嫌いっで言っダァー!!」

「ハ、ハカセ……っ、そんな、子供みたいなマネ……!」

「ハカセは、ハガセはジョシュじゃなきゃヤダァ! ジョシュが居なぐなるならハカセ降りルー!」

「ハァ!? 何をバカな事をっ……あー、もう!」


 彼は、盛大な溜息をつきながらハカセの小さな身体を抱き上げる。


「ハカセ……もう嫌いなんて言いませんから、泣かないでください」

「うー……」

「……貴女に泣かれると、胸が痛いです……」


 貴女の事が。
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