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 これは二次製作ゼロの使い魔SSです。UP者の独断と偏見、面白ければ良しと言う劇薬と原作キャラ崩壊をUP者の愛で煮た闇鍋です。

 主人公は現代日本からの転生者で、テンプレのごとく特殊能力やアイテムを手に入れます。他のSSと比べるとそこそこなチート力……のはず。
楽しく転生02
 さて……自称“天使様”のおかげで、私は赤ん坊に成ってしまったわけなのだが、
『なんにも、できない……』
 そう、とにかく最初の2~3ヶ月程度は何もできない。
 なにせ私たちは、未だ十分に首が座っていない赤子。だから自由にハイハイもできない。
 まぁ、それはしかたない。とにかく動ける様になるまで我慢だ。
「ルーティアお嬢様は、よくお飲みになりますね~」
 うむ、腹が減っては戦は出来ん。カリーヌ母さんからもオッパイを貰っているが、ルイズの面倒や貴族としての仕事も有るみたいで、乳母役のメイドさん(もと貴族らしい)からご飯を貰っている。
 って、痛い! ルイズ、割り込んでこないで。 アナタにはそっちのオッパイがあるでしょ!?
「あらあら、お二人ともケンカしちゃだめですよ~」
 とまぁ、そんな感じで過ごしていた。後は寝るだけ。赤ん坊の仕事は寝ることだからな。
 もっとも、私はただ寝ていた訳ではない。
 自称“天使様”の与えてくれた特殊能力の一つ、自分が寝ている間だけやって来る事のできるとのできる場所“夢幻書庫”だ。
 某魔法少女に登場した無限書庫と名前が似ているが、それとは違うぞ?
 この書庫には様々な本が収納されている。使えるかどうかは分からないが各種科学、政治、経済に関する書籍のコーナー。様々なマンガやラノベ(私好みの物ばかり)のコーナー。さらに『この先R18指定だよ♪』なんて書かれて扉の向こうには………う~む、コレはまた(ニヤリ)。
 この書庫で、私は有意義な時間を過ごしている。なにしろココは無重力感覚で移動ができ、好きな本を読むことができる。さらに本だけではなくアニメのDVDなんかもある為、かなりいい環境だ。パソコンとDVDデッキはどこかなぁ~?
 閑話休題。
 ちなみに“ゼロの使い魔”の原作もある。ただし、18巻までだ。
 この書庫の性質、蔵書物は2010年4月までの発行物までしかなく。今後数年は更新されない。ただし、私が読んだハルケギニアの本は、新しく蔵書される。以上がこの“夢幻書庫”仕様らしい(注意書きがあった)。


 それから数日が経ち……、やっとハイハイが出来る様になった。
 コレで行動範囲が広がるZE!!
「ルーティアお嬢様は、もうハイハイが出来る様になったんですね~」
「えぇ、ルーティアが出来たんです。ルイズもすぐにハイハイ出来る様になりますよね~」
 お世話係のメイドとカリーヌ母さん、それとルイズが戯れているが、私はそんな事は………羨ましいけど、今は一刻も早く私の行動範囲を広げることに専念するんだ!
 って、お母様! ボールを投げないで! つい条件反射で飛びついちゃうじゃないか! あぁ、メイドさんそんなオモチャで私の気を引こうとしないでください!
 閑話休載
 まったく………そうそう、ルイズはまだハイハイできないし年相応(?)な感じだ。なので私はひたすらハイハイをして足腰のトレーニング。たまに壁などのとっかかりに捕まって摑まり立ちにも挑戦するが………むむむ、まだ無理か。
「ルーティアお嬢様、頑張ってください!」
 うん、まだなだけだ。もう一度……。
 まぁ、結果だけ言うとルイズがハイハイを始めて頃にはもう自力で歩ける様になりました~。
 周りからは「ルーティアお嬢様は、育つのが早いんですね~」なんて言われたりもした。
「ルイズ~、こっちこっち~」
 そうそう、私が最初に発音できた言葉は「ルイズ」です。次に自分の名前、母とお父さん………まだ上手くしゃべれないルイズと比べるとあまりにも発育が良過ぎるが、すぐにルイズも追いつくだろう。だって、
「キャッキャ、ジュー」
 うん、ルーて呼んでるんだね。ルイズは必死にハイハイして私に近寄って来る。さらに私に摑まって膝立ちまで出来るように……って立ち上がっちゃった。
「る、ルイズお嬢様も!?」
 え~と、とりあえず引っ張ってみる。そのままルイズはついてくる。もっと引っ張って見る………。そんな事をしていたら、とうとうルイズは一人でに歩き出してしまった。
 ……私の苦労を返せ!
「お、奥様。お嬢様方はとても発育が良いようで……もう御二人とも歩いちゃってぁぁ(バタン)」
「あぁ、ルイズにルーティア。
 二人とも偉いわね~。
 そこのメイド、この倒れたメイドを部屋に連れて行って、代わりのメイドを呼んできなさい」
「は、はい!」
 う~ん、頭をそんなに撫でないでください~。キャッキャと笑っているルイズはとっても幸せそうだな~………。
 でも、メイドさんにはもっと優しくしてあげてよね、お母様?


 そんなこんなで二人とも歩ける様になり、たどたどしくだがしゃべれる様になった。その為、教育係のメイドや母さんにお父様、それと体調がよい時にはカトレア御姉さまにエレオノール姉さまが、言葉を教えようと躍起になってくる。
「あれ? ルーティアちゃん、なにを見ているのかなぁ?」
「ん」
 ベランダから外を見ていた私に、カトレア御姉さまが何を見ていたのか聞いてきた。私は指を刺して見ていたものを答える。
「あぁ、鳥さんですね~。
 ルーティアは、鳥さんが好きなんですね~」
 う~ん、ちょっと違うんですカトレアお姉さま。
 私は首を横に振ると、また大空を自由に飛ぶ鳥を見つめた。
 私は、飛びたいのだ。魔法使いに生まれた私は、この先四大系統の内のどれかの魔法が使える様になるだろう。でも、どんな魔法よりも私は“フライ”が使いたい。
「ルーティア!? 危ないわ!」
 っとと、いけない。いつの間にかベランダをよじ登って、飛んできる鳥に手を伸ばしていたみたいだ。
「もう~、そんなに手を伸ばしても、鳥さんはやってきませんよ~」
 う~ん、手を伸ばしたかったんですゴメンナサイ。
 それにしても、私の能力ってアレだけなのかなぁ……? プラスアニマ(獣魂付加)とかあったら、クーロみたいに翼が欲しいなぁ。
「さぁ、ルーティアちゃん。部屋の中で遊びましょうね~」
 むぅ~、この部屋の中だけじゃツマラナイんだよ~!
「きゃ!?」
 私はカトレア姉さまの手を振り解くと、他のメイドやエレオノール、それにルイズには目もくれずに扉のノブに飛びつく。
 ガチャ。
 そして、一目散で部屋から出て行った。
「つ、捕まえてー! 誰か、ルーティアお嬢様を捕まえてー!!」
 後ろからそんな声が聞こえるが、私のログには何も残ってはいない!
 ひたすら赤ん坊の歩みで遁走する。後ろからメイドさん達が追いかけて来る。
 逃げろー! って、歩く幅が決定的に違うから追いつかれてしまうじゃないか! な、なにか手は!?
 キュピーン!
 メイドさんに捕まる。そう思ったその時、私の未だ秘められていた能力が開花した。
 み、見える! 私にも、見えるぞ!
 っていや、ニュータイプ化じゃないよ? 擬音が似ているかもしれないけど、違うからね?
「捕まえ……あ、待って!」
 私は、開花した能力を利用して咄嗟に左に飛んで、メイドさんの手から逃れた。次は右、その次は屈んで、後ろから挟み込んできたメイドさんはそのままゴッツンコさせる。
「イッターイ!?」
「ほら、早く追いかけないと見失うよ!?」
「私は、こっちから回りこむね!」
「分かった!」
 うん、そっちから……そう来るか。周りの状況が手に取る様に分かる。
「さ、お嬢様もう逃げられ……はれぇぇ!?」
「わ、私を踏み台にぃ!?(ガク)」
 前後で挟み撃ちされそうになるも、足が縺れた振りをして、後ろから来るメイドさんの手をターンで回避。そのまま前のメイドさんに突っ込んで行ってもらいながら、このメイドさんを踏み台にして立ちはだかるメイドさんを飛び越した。と、それに巻き込まれた他のメイドさん達がクラッシュ事故を起こし始めている。
「ゴメンニャシャーイ!」
 とりあえず謝っておく。
 結局、私とメイドさん達との追いかけっこは、待ち伏せしていたカリーヌお母様の『レビテーション』五連撃を回避できずに捕まる事で一応の終わりを見せた。私が空中でジタバタするが逃げ出せず、そのままお母様にカルーク、本当に軽く叱られただけで終わった。


 ……ちなみに、
「「「つ、捕まえてー! 誰か、ルーティアお嬢様とルイズお嬢様を捕まえてー!!」」」
 その終日後、私の遁走劇にルイズが加わり。ラ・ヴァリエール邸はメイドさん達の姦しさで終始賑やかだったとか………。
「キャー!? ルーティアお嬢様、階段から飛び降りてはダメですー!!」
「ルイズお嬢様、確保しましたー!!」
 御後がよろしいようで。
 もしかしたら、誤字脱字があるかもしれません。見つけたらご指摘ください。


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