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 これは二次製作ゼロの使い魔SSです。UP者の独断と偏見、面白ければ良しと言う劇薬と原作キャラ崩壊をUP者の愛で煮た闇鍋です。

 主人公は現代日本からの転生者で、テンプレのごとく特殊能力やアイテムを手に入れます。他のSSと比べるとそこそこなチート力・・・のはず。
楽しく転生01
 気がついたら、俺は――いや、私は新しい人生をこの世界で歩き始めていた。

 私は就職確定率100%を蹴り、大学に進学した。
 物を作るのが好きで、もっと学生と言う自由の聞く立場で行動したかった。ただそれだけだった……。
 ケチが付き始めたのは、恐らくこの選択をした時から……そう思いたい。
 大学に進学して直ぐに世界恐慌が席巻し、手の平を返したような就職氷河期の到来……。留年できないからと、何とか大学を卒業したまではよかった。だが就職はできず、周りからは春先からニートの仲間入りだと言われた。ニートか。
 だから、何とか就職できないかとハローワークに通う毎日だった。
 そう、そう言う日々だったはずなんだ……。
『新しい可能性を見て見たくない?』
 それが聞こえた時、世界が……代わった。





「おぉ! カリーヌ、よくやったぞ!!
 元気な女の子だ! それも二人だ!」
 金髪のいかにも(悪い意味ではない)貴族だという格好をした男が私を覗きこんできた。そんなに顔を近づけないでくれと手を伸ばすが……あれ? なんでこんなに手が小さいんだ?
「えぇ、アナタ。
 ……でも、四人とも女の子と言うのは少し残念ですね。
 今回、男の子が生まれれば……」
「なにを言っているんだいカリーヌ。
 君はこんなにも頑張ってくれて、二人も可愛い女の子を産んでくれたじゃないか?
 それにほら、君がそんな事を言うからこの娘達が泣いてしまったじゃないか」
「ふふ、そうね……。
 なら、この娘達をリッパに育てて、最高の旦那様に巡り合える様にしましょう」
「うんうん……。
 そうだ、この娘達の名前は何としようかカリーヌ?」
「そうですね……ふふ、女の子なら私が、男の子ならアナタが名前を付ける取り決めでしたね?」
「あぁ、だが……」
「分かっていますよ。
 さすがに、二人も生まれてくるなんて思ってもいませんでしたから……そちらの娘の方の名前を付けてくださらないかしら?
 その娘に合ったよい名前を付けてくださいね?
 アナタは、どこかネーミングセンスが悪くて……」
 そんな会話をする二人に、優しく“母”の胸元で抱かれている私達、
『これは一体……なんだ?』
 先ほどから声を発しても『アヴー』だとか『ダァダァ』と言ったような声にしかならない。いや、そもそも私は180センチはある長身で、不摂生のせいで体重も少しレッドラインに指しかかっている程だったはずだ。では、いま自分が置かれている状況はいったいなんなんだ?
ガチャ。
「「お母様!」」
 ドアの開けられる音と共に現れたのは、長い金髪に目筋と雰囲気が少しキツイ女の人と、これまた長いピンク色の髪に優しそうな雰囲気を携えた女の人だった。
「カトレア、起きて大丈夫なのか?
 それにエレオノール、今日はアナタ、家庭教師の先生と御勉強をしているはずじゃ……」
「はい、今日は新しい家族が増えるからなのか朝からすこぶる調子がいいんですよお母様、それにお父様」
 なんだか体調が悪そうだな……本当に大丈夫か?
「きょ、今日の授業は先生が急遽全部自習と言って……帰ってしまわれました」
 ……はい分かります。急遽自習にしちゃったんですね? アナタが、
「それで、赤ちゃんは……二人!?」
「こらお前達、そんなに騒いだら母さんの身体に障るかも知れないぞ?」
「ふふ、すみませんお父様。
 でも、二人も家族が増えたんですね。
 こっちの娘はお母様や私に似てピンク色、目元とかお母様によく似るかもしれませんね?」
「ふ~ん(プ二プニ……カプ!)って、噛んだ! この娘、私の指を噛んだわよ!?」
「ふふふ、それはエレオノールお姉さまの指をお母さんのオッパイと勘違いしたんですよ」
「あぁ、そうなの? って、吸わないでよ~なにも出ないから」
「それで、こっちの娘は……あ」
「どうしたんだいカトレア?」
「いえ、この娘の髪や肌、それに眼が……前に医療について載ってた本で見たアルビノと言うのによく似ていて……」
「ああ、それは私も気にしていた事だが……」
「……お母様よろしいでしょうか?」
 そう言ってカトレアが、私を抱き上げる。そして、静かに目を閉じると……ユックリと暖かいナニかが私の仲に入ってくる気がした。
「……大丈夫。この娘は、私なんかよりもずっと、ずっと強く生きてくれます」
 よくは分からないが……ん? あそこにあるのは姿見って言われている大きな鏡だな。そして、その鏡に写っているのは、たぶんこの人だな。なら……その両手に抱きかかえられているアレはなんなんだ?


『それは、君だよ?』


 突然、その声が頭の中に響くと、次の瞬間には世界がネガ反転し、誰一人として動かなくなってしまった。
 いや、
『新しい始まり、おめでとうございます****さん』
 ソコだけが、私達を写していた姿見の向こう側だけが、普通の色合いを保ったまま……だが、まったく別の誰かを写していた。………なんか、某魔法使い達の学び舎に出てきたゴスロリ黒天使にとてもよく似ている気がする(アレは翼まで黒かったか?)が、気のせいだろう。
『アナタは?』
『ん~……詳しい説明をスッカリゴッチャリドッチャリと省いちゃいますが『まて!』、アナタは不幸にもこの私の手によって死んでしまったのですチャンチャン『おい!』……なんですか?』
『いや、訳が分からない』
『あぁ、いきなりの事に混乱しているのですね?
 まぁたしかにガソリンを満載したトレーラーでひき殺された挙句、積載していたガソリンが引火してドカン! だもんね~。普通はなにが起こったか分からないのは当然か~。
 ………いえね、ただ単にアナタの死んでしまった事を無かった事にして蘇らせても、何の面白みも無いでしょ? だから、出血大サービスでアナタを元の世界とは違う、異世界に転生させてあげました~。ワ~イ、パチパチパチィ……』
『……』
『もう、そんなに白い目で見ないでくださいよ~。あ、私の事は天使様と呼びなさい!
 でね、ただ単に転生させただけで後はシランプリってのは悪いと思って、いくつかですが特殊な能力をアナタに付与させてもらいました。どんな能力かは……これからのお楽しみとして起きましょう。それに、どのような力が手に入ったのかはすぐに理解できるでしょうし詳しい説明は省きますね~。
 外見は私の趣味のかな? 性別? あぁ、ムサッ苦しかったから女の子に変えといたよ? え、何で○タナリにしなかったって? ふふふ~、それは後のお楽しみ♪』
『いや、聞いてない』
『あ、そうそう、アナタ個人の寿命とかに関しては気にしなくていいよ~。何万年だって生きられるからね~』
『いや、あの』
『アナタが転生した世界は“ゼロの使い魔”でお馴染みのハルケギニア、その可能性の一つです。
 分かりやすく言うと、アナタの持っていたTRPG、アルシャードガイアとかで説明されているリーフワールド。本来の“枝”となる世界に付随する“葉”の世界です。
 ……と、もう時間がありませんね~。
 それじゃ、私のためにこの可能性をかき乱してくださいね~ Good luck! See you agin!!』
『ちょ、ちょっとま……』
 そう言うと、自称“天使様”は鏡の中から消え……世界が元の姿を取り戻した。


「そうだお母様、この娘はなんて名前になさるのですか?」
「そうそう、こっちの娘も、どんな名前にするんですか?」
 ピンク色の髪のお姉さまと金色の髪のお姉さまが“母”に私達の名前を聞いている。
 ………はて、そう言えば先ほどから聞き覚えのある名前を言い合っているみたいなんだが、
「そうですね、こちらのピンク色の髪の娘は………ルイズ、ルイズ・フランソワーズとします」
 ………さっきの“自称天使様”の話しがホントなら、“ゼロの使い魔”で“ルイズ”ってのは、まさか!? いや、そんなはず………コレもあの“天使様”の仕業なのか?
「それでアナタ、その娘にはどんな名前を着けてくださるのかしら?」
 まぁいいか、物語の主人公と姉妹でも……。それよりも名前だ。ヘンテコな名前を付けてくれたら、思いっきり抗議するぞ!?
「うむ……もうちょっと待ってくれ。
 いま、いい名前が……アルヴァスは男の子っぽいし……カナリアは鳥だな……う~む」
 本当に大丈夫か??? カトレア姉さまやエレオノール姉さま、それにカリーヌ母さんも心配そうだ。
「そうだ、ルーティア……それと、ルシェル………ルーティア・ルシェルというのはどうだろうかカリーヌ?」
「………はぁ、アナタにしてはまだまともな名前ですね。
 後は、その娘が気に入るかですが……問題は無いようですね?」
「おぉ、ルーティア、気に入ってくれたか?
 うんうん、なんていい子なんだ」
 まぁまぁいい名前だぞ、お父様?


 ……そう言う事で私、ルーティア・ルシェルは、本来の歴史では存在しないはずのヴァリエール公爵家の第四女として、私は二度目の生を歩く事になったのだった(チャンチャン)。
 ……私、大丈夫か?
 もしかしたら、誤字脱字があるかもしれません。見つけたらご指摘ください。


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