Cool guy 、 Angel
貴方たちは、私に何を教えたの?貴方たちに出会ってから、私は人を殺さなくなった。
真っ黒に染まったはずの私が、微笑むようになったわ。
今まで、平気で人を殺してた。なのに、貴方たち出会って私は変わってしまったの。
それが私にとっていいことなのか、悪いことなのかは分からない。
だけど、女の勘かしら?悪くはないような気がする。
貴方たちに出会ったのは、運命?それとも偶然?神様のいたずら?
この世に神なんていないかもしれないけど。
でも、もしもCool guy、貴方が幼児化したことが運命なら、私が貴方たちに出会ったのも運命よ。
この世に生まれた時から、貴方たちふたりに出会うことが決まっていた。
いいえ、出会う運命だったのよ。
出会う運命だったって、思わせて。そのおかげで、私が『心』をもてたんだから。
また、私は人を殺すようになるかもしれない。
当たり前のように人を殺すかもしれない。
だけどその時はまた、貴方たちが私を救ってくれる気がする。
私にも、『人を殺す』ということが悪いことだって思えるようになれたのは、貴方たちのおかげだから。
だけど私は組織から離れない。
いけないことをしているとしても、そこが私の居場所だから。
私にとって居心地のいい場所だから。
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「ジン、何?」
《この前、殺らしそびれた奴を殺らす。今から地下に来い。》
「相変わらず強引ね。分かったわ、今から地下に行くわ。だけど、私は殺さないわよ。」
《フッ、勝手にしろ。》
でも、その前に私は死ぬかもしれない。
真っ黒に染まった、この組織と一緒に。
どうせ死ぬなら、貴方たちにうたれたいわ。
だけどもしも貴方たちが私をうったら、その時の貴方たちはなんともいえない顔をしているでしょうね。
でもいつか、真っ黒に染まった組織を離れて、
Cool guy 、 Angelがいる場所を
私の居場所だと思える時がくるかもしれない。
その時は、貴方たちと一緒に微笑むから。
いつになるか分からない。その時がくるかどうかも、分からないわ。
いつか人は死ぬ。
年をとらなくても、私が人間であるかぎり『死』はやってくる。
でも死ぬ前に、誰かに伝えたい言葉があるとしたら
貴方たちに『ありがとう』と伝えたい。
貴方たちの使っている、日本の言葉で。
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