§033 行政官代行補佐
「まだ痛むかね?」とY、「こんなことならHも連れてくればよかったかな」
「いいえ」と私、相変わらず頭を抱えながら、つぶやく、「H学長の専門は薬学ではなくて、生物化学でしょう」
「おや」とY、「私は生物化学と言ったかな?」
言っていない。「化け学」と言った。
「でも、ポリマーと……」
「そうか、(ポリマーすなわち生物化学と)言いかけていたか。ところで、頭は、大丈夫かね?」
「(私の頭は)ぶつけた拍子に、どうかしたかも、わかりません。たくさんイワマたちがいるように見えるのは、気のせいですか?」
「では、大丈夫だ。君の頭も目も、正常だ」とY、「というのも、ここにいるガンマは、ほんの一部。君の想像する以上に、ガンマたちは、星の数ほどいるはずだ」
急造された演壇で、「正装した」宰相が、イライラと手を振って、「こちらに急げ」と示している。
早歩きしながら、居並ぶイワマたちの間を進む、
「五十人近くいるなぁ……」
「工場で生産したのだろう」とY。
もう一回、イライラと手を振って宰相が呼んだ。
「純和風な呼び方だな……」と私。
「気づいたのかね」とY、「一応、それも、国家機密だぞ?」
壇上の宰相は、ダークグリーンの詰襟(?)の前で、さっと、腕を払うしぐさをする。
背中の生体保護ケープがはらりと、宰相の肩章(?)の上にかかる。
宰相は、右手にした金属片(手帳サイズ)を二枚、虚空に置いた。
「何をしている?」と宰相は小声で言う。私とYは、何のことだか解らない。
「早く、何かしろ」と宰相。
「土下座でもするのか」とYも小声で応じた。
「違う。礼かなにかを、しろ」と宰相。
Yは、どこかの軍隊式の敬礼をした。私も釣られて、同じしぐさをしようとした。
「Gは、まだだ」と宰相、
「黙って、正面を見ていろ……。今、放映中だということを忘れるな」
……オン・エアー?
宰相は、虚空に置いた金属片の一枚を手にした。
思わず、私は左横の金属片を見そうになる。
「正面を向いておけ!」と宰相、相変わらず小声で。そして、比較的大きな声で、述べ始めた。
「銀河帝国皇帝陛下の命により、辞令を交付する。Y(実名カット)暫定個人登録コード(個人情報カット)銀河核内メインコミューン・第二宮殿内特別限定小地域市民特別第一自治区の行政官代行として遇する」
宰相は金属片をYに差し出した。文面は、帝国公用語で、そのとおりのことを書いてある。ただし、末尾には、銀河帝国皇帝の署名もあったが。
……待て。
「聞きなれぬ」個人登録コードと、Yは言いそうになった。
「放映中!」と宰相は小声で伝える。
Yは肩をすくめて、金属片を無造作に、茶色のスーツの胸ポケットに突っ込んだ。
二枚目の金属片を宰相は虚空から取り上げる。そして、私を無言で、じっと見た。
「ああ」と声に出さず口だけ動かす。そして、私は、緩やかに動く。
まず右手を額に持っていく。頭を下げ、背中も曲げながら、ゆっくりと右手を左脇の側に持っていく。……掌は上にして。
そして、頭をゆっくり上げながら胸をわずかだけそらす。
右手を斜め下、右下に下ろしながら。その際、右手親指・人差し指・中指は、伸ばす。右手薬指と小指は少し曲げる。
次に、そらした胸を元に戻す。両手の指をぴったり体につけ、直立不動の姿勢をする。
ほう、と宰相は少し驚いた顔を見せる。
「(銀河帝国式の)敬礼がうまいではないか」とY。
「なかなか優雅な」「宰相閣下よりも典雅な敬礼だ」などと背後のイワマたちの私語(?)。
私は、じっと、宰相を凝視している。宰相と私の間には、虚空に、辞令が浮かんでいる。
ぱっぱっぱっ、とすばやく、銀河帝国式の敬礼で宰相は応答して、虚空の辞令を手にする。
「銀河帝国皇帝陛下の命により、辞令を交付する。G(実名カット)個人登録コードβXN16」
しばらく、宰相は待っていた。口を開きかけたとき、(言わない約束であるが)銀河帝国の習慣に思い至り、私は、もう一回、敬礼で応じる。
「銀河核内メインコミューン・第二宮殿内特別限定小地域市民特別第一自治区の行政官代行補佐として遇する」
私は、押し抱くように頭を下げながら、両手で金属片を受け取った。
「サラリーマンみたいだな」とYが小声で言う。
私は無視して、両手で、辞令を腹の上に持つ。
そして、辞令の文面を宰相に向ける。
宰相は私に頷いた。
私は、回れ右をして、一同に向く。腹の上で辞令の文面は、交付式の一同に向くこととなった。あわてて、Yも私のまねをして、一同のほうに向いた。
「それでは」と宰相、「個人登録コードの拝命と着任の挨拶をYから」
「銀河帝国臣民のみなさん(公用語)」とYは一気に言って、怪訝な顔をする。
しかし、思い直して、スピーチを始めた。
私は、中身を、よく聞いてはいない。
そもそも何を話そうか、まだ考えていなかったのである。時折、Yの使う抱合辞・格変化・決定詞の使い方が技巧的だなぁと感じたのであるが。
……待て。
「それでは、G」と宰相。私は腹をくくる。
「私は、私の意思と関わりのない偶発的事象により……(公用語)」
待て。私は、いつ、公用語が読み書き・話せるようになった?
だが、私は思い直した。目下のところは、「なぜ話せるか」というよりも「スピーチをとりあえず終わらせる」ことのほうが急務である。
「……銀河帝国に滞在する形となった」
その後、数十秒話したが、覚えていない。ただ、一同の反応から、少し長いな、と感じたので、無理やり、締めくくることにした。
「私自身の弱点もあるであろう。しかし、私は自らの長所を活かし、また、出身世界における技能も活かしていきたい。自治体および帝国臣民の生活をよりよいものにしたいと考えているので、努力していきたい。ついては、自治体住民・市民のみなさまおよび、帝国臣民のみなさまの支援を、何卒お願いいたしたい」
ぱらぱらと拍手があった。しかし、私は、緊張していたので、どういう意味の拍手かということまで把握していない。
「ここで、自治区滞在中のかたがたにお願いしたい」と宰相は、大きな声で言い渡す、「帝国に滞在する以上は、なるべく、帝国の礼儀作法を遵守していただきたい。この二名は、すでに、遵守できていない状態である」
私もYも後ろの宰相を振り返りそうになる。
「前を見ろ」と小声を宰相は二人に叩きつける。
宰相はスピーチを続けた。
「まずYは、その職掌に不相応に、過大な色合いの服装をまとった。そして、Gは、職掌に不相応に、過小な色合いの服装をまとった」
Yの背広の色調は茶色で、私の背広の色調は紺色である。
「Yは紅を、Gは青をまとった」
紅は皇族の、青はガンマの色である。
「それはないだろう!」とY。
宰相は無視して続ける、
「自室の中で着用する分にはかまわない。着用して自治区の中で歩き回ることも、許可はしよう。しかし……銀河帝国政府の公式の場に着用して出席した場合」
私もYも、おずおずと背後の壇上の宰相を見上げた。
「……懲罰の対象となる。Yについては、服装違反で警告一回。そして、不服従発言により警告をもう一回。警告二回のゆえに……」
宰相は自分の薄い金属板PDAを、ふっと一回振った、「ゼロ日・ゼロ時・50分間の減俸処分とする」
げっ……。Yではなく私の体が恐怖に震える。
「……おまえが減俸になったわけではないのだぞ?」と宰相は怪訝な顔をする。……私は、自分の恐怖の理由を、説明できない。「言わない約束」だからである。
「Gについては」と宰相、「警告・口頭での叱責にとどめおく」
「よかったではないか」とY。
「よくない!」と私は小声で怒鳴った。
「……なぜ?」
……言えない。
宰相は虚空を見つめる、
「引き続き、自治区滞在者のかたがたに、申し述べておく。銀河帝国では、如何なる行為についても、正しい・役に立つなどよき公的行動については、必ず正当に査定し、褒賞することにしている。同様に、帝国在住の者・臣民に対して正しくない・害となる悪しき公的行動については、必ず正当に査定し、懲罰することになっている。つまり、他人の占有物を、所持者の許可なく持ち出すということについては、厳罰の対象となるので、くれぐれも注意するように」
食堂を埋め尽くすように立つイワマたちが、いっせいに、銀河帝国式の敬礼をした。
「以上である」と宰相が片手をふりあげたとき、私は小声で呼ぶ。
「お待ちください」
「放映終了は待たなくてもよいのだな?」
「……はい」
「何を?」というYを無視して宰相が聞く、「何の用か」
「私への処分について申し上げたき儀が」
宰相は壇上から私を見下ろして警告する、「不服申し立ては、不服従ととられることがあるぞ」
解散しようとしていたガンマたちの何人かが、私を指差し、小声で話し合う。
「それでも申し上げたく」
Yは首をかしげたまま私と宰相を見比べている。宰相はYから視線を私に戻した、
「聞こう」
「『叱責』の処分を、『戒告』に改めていただきたく……」
しばらく宰相は黙って考え込んでいた。しかし、ふっと右手を払う。次の瞬間、演壇は消えていた。
そして、宰相は空気椅子をしている、「意味の相違がわかっているのか?」
私は公用語の語義の相違を説明し、さらに法制上の相違も説明しようとした。
「帝国政府の国家運営規則に関わる説明は不要だ」と宰相は手を左右に振る、「しかし、なぜだ?」
宰相は「なぜ相違を知っているか」と聞きたかったらしい(後年、きっちりと私から聞きだしたので今は書かない)。
しかし当然ながら、私は「処分変更申し立ての理由」を宰相に説明する。
「もしも遭難しなければ、私は、このスーツをクリーニングしていたはずです」
宰相は、ぱたぱたとPDAを振った。扇いでいるのではなく、「クリーニング」の語義、意義を検索しているのである。かまわずに私は続ける、
「私の持っている服で、もっともダメージの少ないものは、この色合いしかありませんでした」
「緑色のセーターもあったであろう」
「他のスーツ同様、体液(汗)等が付着しておりますが」
体液の露出・放置はタブー視されると、安宅は診察のときに私に言っていた。
ぱたっと宰相はPDAを振るのを辞めた、「たしかに、そのようだな」
PDAには、私の手持ち洋服の状態が、一覧表示されていたという。
宰相は微笑しながら立ち上がった、「よし、わかった」
私は一瞬、期待した。
「個人登録コードβXN16」
私は希望に満ちて、銀河帝国式の敬礼をする。
「不服申し立て連番1・枝番ゼロについて、宰相の名をもって……」
剛直な宰相は、穏やかな笑みを浮かべた、「却下する」
私は涙をこらえて銀河帝国式敬礼で応えようとした。しかし、頭を上げることができない。右手は左手のところで震えながら止まる。
「やむを得ざる事情であることは承知している。しかし……」
私は、ぱっぱっと手を動かして敬礼を完了し、宰相を直視した。
「今回の不服申し立ては不服従とみなさない。また、相応の事由であるため、事情を考慮できる……。しかしながら、帝国政府の慣例を、曲げることはならない」
穏やかな笑みをたやすことなく、宰相は立ち上がった、
「君たちには、相応の事情があることから、今後とも、処遇には、より慎重を期すこととしよう……」
宰相は虚空へと消えた。
「映像……だったのかな?」と日本語でY。
「ドアライン、でしょう……」と私、日本語で応じる。
「光がなかったが……」とY、相変わらず日本語で。
「昨夜、私は彼女から知らされていた」とわざと英語で私は応じる、「あなたは、もう一つ、何かほかの事に気づくべきである」
「……公用語?」とY、相変わらず日本語で。
「いえす・あい・どぅー」と意味不明語で私は同意した。
「文章開始・私は……」とYは公用語で虚空に話そうとし、「あれ?」と日本語に戻る。
「もうしわけありません」とガンマ30が側に立っていた。
「またおまえか」と私。
「私が担当ですので」とガンマ30。
「なぜ今、公用語が話せない?」とYがガンマに聞く。
「いや、だから、チップのリースが終わったのだよね?」と私。
「はい、そのとおりです」
「すまんが、ぜんぜんわからない」とY。
「しかし、説明しますと国家機密に抵触いたしますので」とガンマ。
「しかし」とY。
「私が言いましょうか。『プラネ○トラダー』というファンタジーでは、言語の異なるパラレルワールド間で、スムーズに会話できる特別な人々がいます。その脳の言語中枢には、チップと呼ばれる……」
「つまり脳の中に一時的に、翻訳機があった、と?」とYが先回りした。
「いえ、たぶん、言語中枢そのものに作用して……」と私はそこで、ガンマに聞く、「どう? どっち?」
「どちらが正解かと聞かれましても」とガンマ、「お答えすると国家機密に抵触することになりますので」
結論から言うと言語中枢ではなく翻訳機が正解だった。
「……いつの間に?」
「お答えできません」
自動ドアを通ったときに放り込まれ、放送終了直後に抜かれた。
「……そうか、君、知っていたね?」とYが私に。
「いいえ」と私は否定する、「アテレコだと思っていました」
「うん?」
「ええと……」
「うん?」
「何と説明したらいいかな?」
「どう説明してくれるのかね?」
「……要するに、テレビの映画番組」と私。
Yは相変わらず首をひねっている。
「たとえアメリカ人俳優が下手糞な日本語をしゃべっていても、テレビの映画番組を見ている視聴者には……」
「吹きかえられた正しく流暢な日本語のセリフが聞こえる……と」とYは納得する。
「ああ、その手がありましたねぇ」とガンマ。
……気づかなかったのかい。
「よし」とYはあさっての方向を見たまま私に言う、
「約束、だぞ」
「は?」
「約束してくれたではないか」とYは私の目を見据える、「賭け金の前借って、何のことかね?」
「……あ」
「言ってはいけませんよ」とガンマ。
「……いや、『言わない』よう言われた項目ではないと思うが」
「厳密には機密というわけでもないですけれどもねぇ……」
「頼むよ」と、おどけながら、Yは私に拝む。
「やめてください。私、神様なんかではありませんので……まだ」
Yは拝みながら、首をかしげた、「まだ?」
ガンマは目を見開く、「神名拝受なさるおつもりですか!」
「……なにそれ?」と私、ガンマに向き直る。
「ええと……」ガンマは虚空に目を泳がせてから頭を下げた、「申し訳ありません、国家機密です」
Yは「シンメイハイジュ」という概念が気になったが、まず「賭け金前借」のほうに優先順位をあげた。彼は拝んだまま、声を出さずに「ね?」と口だけで言う。
「ええと……」
「言わないほうが……」とガンマ。
「ビーフステーキ」と私。
Yは怪訝な顔をした。一瞬の後、驚愕の顔に変わる、
「ビフテキ! ……わしの、ビフテキ!」
「あーあ……」とガンマのため息は、まだこなれていない。
「ええ、本来、Y先生の誕生祝として供される予定のビーフステーキを、銀河帝国皇帝が、私と父にプレゼントしていただきました……」
そこで私は深くYに頭を下げた、「ご馳走様でした」
「ひどい奴だな、君は!」
口調の激しさに、思わず私は顔を上げてしまった。
見ると、Yの顔は、大きく綻んでいる。
笑顔のまま、Yは繰り返した、「ひどい奴だな、君は。ずっと楽しみにしていたのだぞ!」
「いえ」とガンマ、「もうじき南センターで、しばらくすると北センターなどでも提供できますので」
「そういう問題ではないだろう!」と相変わらずYは笑顔で怒鳴る、
そして、私の肩を抱き、大きな力で握り締める。 ……怒りを隠すための笑みなのか、未だに見当もつかないが。
「……うまかったかね? んん?」
「たいへんおいしゅうございました」と私は女性料理記者の口癖を真似た。しかし、彼には通じなかったようである。
「うらやましいなぁ、ちくしょう!」とYは相変わらず笑顔で怒鳴る。
そして、両手を私から離し、私に背を向けて、自分の掌を叩く。
「あ、でも、Y先生。先生は、ビーフステーキ、おっしゃるほど好きではなかったですよね?」
「何を言っとる?」とYは少し怒気を含んだ顔で振り返る。
「先生は、むしろ、スキヤキのほうが好きでしたよね」
「そうなんだよぉ」とYは無邪気な笑みを顔一杯にあふれさせる、
「家族と食べるすき焼きが……」
そこでYは真顔に戻った、「……なぜ知っとる?」
「ええと」応えに窮した私は、ガンマを指差した。
「え!」とガンマは驚く。……私はガンマに代わりに応えろといいたかったのであるが。
「ガンマは教えたりしないだろう」とY、「そうか。アルファが君に教えたのだな」
と一人合点する。
「ええと」と私、「彼女と『言わない約束』をしていますので」
「そうか。そうだろうなぁ」とY、「すると、次は君たち、私にすき焼きを食べさせてくれるのかな?」
「努力します」と私。
「なりません」とガンマ。
「するの」と私、ガンマに言う。
「難しいです」とガンマ。
「難しいよねぇ」と私、「温度変化にともなって、色と味、食感も変える必要があるからねぇ」
「匂いも、ですよ」とガンマ。つまり温度変化により放出される分子も、「らしく」する必要がある。
「それでも、するの」と私。
「なんだ、その様子なら、君たち、簡単に作れそうではないか」
「いえ」と私とガンマは同時に言う。
「材料をぶちこめば、しまいだろう?」とY。
「ビーフステーキに三十年かかったそうです」
と私、「あろうことか、『開発』だの『装飾』だのという言葉をアルファが使っていました」
「それはそうだろう……。いや待て。すると、君の食べたビフテキは……」
「当然、合成モノです。本物の牛肉のはずがありません」
「しかし、君、いま、おいしいとか言っていたろう?」
「ええ。味といい、食感といい匂いといい、ビーフステーキによく似て……」
「理論上、寸分たがわぬはずです」とガンマが遮った。
「ふーん」とY、「すると、それは、少々難しいかもしれないなぁ。……ひょっとすると鉄板焼きのほうが、先かな?」
『鉄板焼きプロジェクト』は頓挫した。
「ひょっとすると……三百年くらい、かかるかも」と私、単純にビーフステーキよりも十倍難しいだろうと考えた。
「そんなにかかるかね!」
実際の開発期間は五年程度で済んでいる。しかし、工数を考えるとあながち間違いとも言えないだろう。
「まあ、いいか」とY、「時間だけは、たっぷりあるから……。いつまででも待つよ。楽しみにしているよ、すき焼き……」
かくして、長い長い『すき焼きプロジェクト』が始まったのである。
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