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オーガニクス 作者:
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現在編 第四話:「・・・終わったら、遊びに行こう」

大輔とエンプリオが戦っている中、
大輔は避難していない少年を見つけてしまった。

マリーとマイクは新たに現れたオーガニクスと対峙していた。
剣を持つオーガニクスと。
--夢を見ていた。
「これに・・・乗っていたのか・・・・」
優しいの少年の人生を狂わせた機体に今から乗ることになる
しかしコレに乗り使いこなす事が出来れば
彼を救う事が出来るかもしれない。
ある意味、希望とも言える。
「取り戻すぞ。俺は!」
--強い後悔の夢を

・・・賢悟は今まで見た夢を思い出していた。
夢の中で自分は自責にかられすべてを償いの為に動いていた。
深く息を吐く。
「・・・俺はお前とは違う。後悔はしない。」
そう呟いた。
「しかし・・・オーガニクスは余計な事をしてくれるものだな」
賢吾はわかっていた。
この記憶は自分のものではなく、人の記憶を見せられている。
考察する限りでは賢吾が乗る前に、オーガニクスに載っていた人物の記憶であろう。
記憶はまるで中世のようだったが、オーガニクスがいたような文献は見たことがない。
いろいろと困惑をするが、解明は後回しにしていた。
「・・・大事なのは、今、どうするかだ」


見知らぬ少年にビルが落ちてきている。
大輔はエンプリオと戦っていた。
隙を見せることになるが、無視をすることができなかった。
「あ~~~~~気づいちゃったら見逃せない!」
全員避難していたと勝手に思っていた。
大輔はもうエンプリオの事なんか考えられなくなった。
エンプリオの動きも止まる。
「あいつ、正気か?」
大輔はエンプリオを置いて倒壊して落ちているビルへ向かう。
隙だらけである。
大輔は地面に降り、幅広の武器を大地に武器を突き刺し轟音を響かせ
自分の頬を両手では叩き上を見る。
「オイ!お前何する気だ!」
エンプリオが叫ぶ!
「うるへぇ!黙ってみてろ!」
大輔は叫び、両腕を天へ
「まさか・・・支えるのか?」
ビルは大輔へ降下してくる。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
大輔の体が光る。
「なに?」
エンプリオはその眩しさに目をくらまし、防御態勢をとる。
落ちるビルが緩やかに大輔の手に触る。
煙が立ちこめ風が舞い視界が奪われる。
エンプリオは何が起きてるか確認できない。
「アイツはなにをやったんだ!クソ!」
凄まじい衝撃に防御態勢とる。


光の中から出てきた大輔は倒壊したビルを支えていた。
「ばかな・・・」
エンプリオは信じられなかった。
大輔の下には少年がいた、見知らぬ少年を救いにいったのだ。
「・・・早く逃げて!」
大輔は叫ぶと少年はうなずいてその場所から離れた。
大輔よりも年下だろうか、あどけない顔で、
なぜかわからないが仲良くなれそうな気がした。そんな少年だった。
離れた少年が振り返り、大輔と目が合った。
「どうもありがとう、助かりました」
「外国人なの?びっくり・・・」
普通にその少年と会話したが、大輔には違和感があった。
その違和感を解決するのはあとだ。
大輔の戦いはまだ終わっていない。
「あ、アハハハ、ハハハハハ」
エンプリオはたからかに笑った。
「バカだ。お前は大バカだよ!そいつを助けてどうする。しかも理力を使ってだ」
「ウルヘー俺の勝手だろ」
明らかに理力を使いすぎた。それを指摘されている。
大輔は頼りない声を上げる。
「お前がそいつ救った所で、俺はそいつらに考えずに暴れるぞ」
エンプリオは荒ぶる。
大輔は理力の使いすぎにより、自分を支えられず膝をついた。
「そんなこと、俺の仲間がさせネェよ」
疲労した大輔の話を聞いたエンプリオは、
ため息をつくそぶりをし、大輔の元へゆっくり向かって来る。
「まぁいい。お前はヤッパリここで死ぬ。さようなら主人公」
エンプリオは爪を動かし腕を振り上げたその時だった。
二人の間に影が割り込んだ。
「なんだ?お前は?」
その影に向い、エンプリオは言う。その影のオーガニクスは言う。
「そこまでです。退きなさい。もしやるなら私が相手をしましょう」
ハキハキと歯切れ良くそのオーガニクスは言った。

「なんだ?」
大輔はそのやりとりを聞いていた。見返す元気もない。
「彼は理力を使い衝撃を和らげた。この街とか弱い命のために。
私はそんな使い方もあるのかと感心しました。さすが指令が言うだけはある。
自己満足かもしれないけど、それは人として大事な事だと私は思っています」
(指令・・・カークスさんの事か?というかなんで俺の考えていた事がわかったんだ?)
大輔は膝を突きながら、そう考えていた。
「というわけで私、ライがお相手します」
そう言うとライはマントを武器に変えずに構えた。

「・・・なんだか良く解らないが・・・」
エンプリオは爪を動かし。
「おまえからだ!」
と叫びながらライへ襲いかかった。
その攻撃はエンプリオと共に宙を舞う。
「なに?」
エンプリオは起きた事態が理解できない。
「コレは序の口ですよ。前もって言っておきます。私は巧い」
なんだ?また自己陶酔系かと思い、再度襲い掛かるがまたも爪は空振りとなる。
「因みに巧いというのは強いと言うわけではありません」
そうライは言ってエンプリオの手首を掴む。
「技を駆使できると言う意味です」
ライは手首を掴んだまま胸倉へ滑り込み肩からエンプリオに当る。
エンプリオは浮かび地面へ落ちる。
雑音が響く。
「なんだ!?・・・アイツは」
勝てる気がしない。理解できない迫力がエンプリオを襲う。
ライは理力をまったく使っていない。
「まぁ本当は一般の方へ技を使うのは禁止されているんですが・・・」
ゆっくりエンプリオへライは向って歩く。
「オーガニクス同士なので良いでしょう」
エンプリオはすばやく立ちあがり、ライへ攻撃を繰り出す。
「死ね!」
しかしその攻撃はライには当らない。ソレどころが腹に衝撃を感じる。
「攻撃には必ずスキがあります」
ライは攻撃を避け、拳をエンプリオに撃ちこんでいた。
「ガ・・・ハ・・」
エンプリオは仰け反る。
「このままでは、私は武器を使わなくても良い様ですね」
ライは淡々と言う。
「この・・・・」
エンプリオは頭に血が上り一心不乱に爪を繰り出す。
が、ライにはかすりもしない。
ライの手がエンプリオの咽喉を掴む。
「まだやりますか?」
エンプリオはライの手を払い、爪でライの胸を狙う。
「遅いわけではないんですが、ゼンゼン読めてしまいます」
ライは飛びエンプリオの爪の上に立った。
「な・・・」
エンプリオは信じられなかった。
「ビックリしました?まぁコレはタネを明かすとオーガニクスの力で浮いてるだけなんですが、
急にやるとビックリしますよね」
ライは無表情に伝えると後へ下がり構えた。
「まぁこのくらいにしておきましょう。わかっていただけない様なので」
「・・・」
エンプリオは目の前の男の強さが信じられなかった。
オーガニクスに乗る前、自分を知らないものはいないくらいの強さだった。
だが今は赤子の手をひねる様にやられている。
グゥの音も出ないとはこの事だ。
「静かにしてもらいますよ」
そうライが言った瞬間。ライの手のひらがエンプリオの胸に当り、
目の前が眩しくなり彼は転げていた。
「理力を撃ちこみました。そう簡単には置きあがれないですね」
ライは手を軽くブラブラさせている。余裕さをかもし出している。
エンプリオははいつくばりながらライを見据えていた。
「こいつは・・・何者だ・・・強過ぎる」



マリーとマイクは一体のオーガニクスと対峙していた。
「私たちはオーガニクスの保護と場合によっては、牽制を目的としている。
交戦する意思はない。貴方の目的は何だ?」
「・・・」
マリーとマイクを前に、そのオーガニクスは様子を見ていた。
2体と1体は視線を交わす。
「・・・オーガニクスを降りろ」
剣を持つオーガニクスが用件を伝える。
彼の目的は全てオーガニクスの破壊、もしくは封印することだった。
「だめだマリー、話にならない。やるぞ」
マイクはそういうと銃を構える。
「あぁ、マイク!ちょっと!」
マリーはマイクを制止しようとした。
「・・・まだ回復をしてないんだがな。しかたない」
そのオーガニクスは剣を構えた。カルバンとラズロと連戦になるが状況は待ってくれない。
相手は二体。本来の力を発揮できないこの状態では不利だが、彼には選択肢はなく、
目的を果たすためには、やはり戦うしかない。
彼の人生には戦うことしか残されていないのだ。
「話が早くて助かるよ、これでもくらいな!」
マイクは腕の大砲から理力の光を吐き出す。
近距離で放たれた光は剣のオーガニクスへ向かうが、
剣のオーガニクスは距離をとり、回避する。
「・・・やはり消耗している。盾が出せない・・・」
剣のオーガニクスは、理力が不足している。
そうなるとカルバンの時のように一度距離をとり回復を待ちたい。
「あのオーガニクスの気配を感じたまではよかったが・・・」
しかし全オーガニクスを捕らえたはずだ。あの急に現れた一体以外は。
なぜこんなにも復活しているのか?
目の前の弓と銃のオーガニクスの向こう側に、
三体のオーガニクスと、あのオーガニクスの気配を感じる。
「・・・それならそれで、やりようは、あるか・・・」
剣のオーガニクスは一直線にマリーとマイクへ向かう。
そして二人の間をとおりそのまま進む。
「なんだ!まて!逃げるのか!」
マイクは叫んだ。
「・・・マイク、追おう!」
マリーは直ぐに剣のオーガニクスを追いかける。
剣のオーガニクスは目的を果たすため、乱戦を狙う。
逃げるにしろ、戦うにしろ、一体で理力が少ない今は圧倒的に不利である。

剣のオーガニクスが向かう先にマイクとマリーはライの力を感じていた。
恐ろしく冷静で毎朝基地で不思議な体操をしている。
マイクから見たら堅物の中国人ライ=ミン
彼は中国で日本語を教えている。
マイクが東京に来た時最初に話をしたオーガニクスが彼だった。



剣のオーガニクス追う形でマリーたちは、先ほどまでいた繁華街へ戻ってきた。
マリーとマイクが見たのは荒れてはいるが、
想像よりも遥かに無事である街、倒れている巨人二体、立ち尽くしているオーガニクスと背中を向ける剣のオーガニクスであった。
「これはマリー、マイク、久しぶりですね」
ライのオーガニクスが呑気に手を上げる。
「ライ。大輔は?」
マリーは報告を求めた。
「無事ですよ。弱ってはいますが、休んでいるだけです」
ライはそう言った。
ビックリしたのはマイクだった。
「え?ライが二人をやったのではないのか?」
「大輔はこの力の使い方を知っている。そんな彼と私が戦う理由がない。私は理由もなく暴れませんよ」
マイクにやさしく伝えた。
「それにしても・・・大輔、彼はこの力を道具と言い、自分のやりたい様に使った。すばらしい」
剣のオーガニクスは膝をついた。理力の使い過ぎである。疲労はピークを迎えていた。
「・・・乱戦になると思ったのだが、より不利になってしまった・・・?いや、そうでもないか」
「!!」
「!?」
轟音と砂煙が発生した。
そこには三体の影が空より降りてきたのだ。


煙が薄くなり三つの影が近づいてくる
マリーは見覚えのある姿を視覚する。
「・・・ケンゴ。」
研究中に一体のオーガニクスを強奪し姿を消した男。
大輔の近くにきた賢悟は立ち止まり、大輔の頭を軽く踏みつけた。
「コイツは・・・戦闘不能。リタイアだ。」
賢悟は冷たく言う。
「紹介するよ。モハメッドとソバニコフ。俺のパートナーだ」
賢悟は首を動かし後ろの二人を紹介した。
「どうも」
モハメッドは軽く喋り
「・・・・・・」
ソバニコフは何も喋らない。
「この距離で長距離型のお前ら二人と・・・ライか。それに見知らぬオーガニクスか。どうする?」
賢悟は迫る。
「逃がしては・・・もらえない様だ」
マリー目も前の敵を警戒する。
ライは構える。
「ハハハハ。正解だ。俺はあのマントを羽織った奴をやる。弓と銃を狙え、しゃがんでる奴はあとでいい」
賢悟は指示を出しライへ突っ込む。
「では私は弓を」
そういいモハメッドはマントをフレイルに変え、マリーに攻撃を仕掛ける。
「・・・・・・」
ソバニコフはやはり喋らず、そのままマイクへ戦いを挑んだ。
「・・・私を倒せると思っていますか?賢悟。」
賢悟の斧をライに向けた。
「お前は最強だライ。だが、お前は優しいからな。足手まといだらけの中で戦えるかな?」
賢悟は斧を振り上げる。
ライは初めてマントに手をかけた。
「やっと本気か?」
賢悟は淡々に喋る。
「私もココで死ぬわけには行かないんでね。旧知の目の前の男を叩き直さなければ」
「やってみろ」
賢悟はそのまま斧を振り落とす。
が、その斧の刃はライの右手で止められていた。
彼の武器。それはグローブであった。
大きくなったその右腕に偉大さを感じる
ライは斧を弾くと拳を前に突き出す。
「ライ=ミンまいる!」
彼は武器である拳を繰り出す。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!」
ライは唸る様に言葉を発した。
その拳が賢吾に当る。
「わかるか!この私の憤りが!」
右腕を高く掲げる。
「強大な力を持った者が用途を間違えてどうする!」
賢悟は構えなおす。
「うるさい。力を持った者がその力を使い意志を通す。なにが悪い」
右上から左下に抜けようとする斧をライは掴む。
「考えろ!私達がこの力を持つ意味を!」
「とっくに考えたさ!」
賢悟は斧に力をこめる。斧が光る。
その異変を察したライは距離をとった。
「力を持つ者の意志はそれ以上の力で押さえるしかない!」
賢悟は叫び斧を掲げる。
「なら!私が!」
ライの右腕が光る。

マイクはソバニコフの武器、棍棒を紙一重で避けていた。
大柄のオーガニクスが振るうその武器は轟音を上げマイクの周りを跳ねる。
「何が目的だ!」
マイクは避けながら叫ぶ。距離がとれないのは彼には致命的だ。
「・・・・・・」
ソバニコフはやはり喋らない。
「返事ぐらいしろ!!」
マイクは叫ぶ彼の武器は止まらない。
「・・・・・・」
凶悪な武器に凶悪な動きそれでいて無視。
やりにくい。とてつもなくやりにくい。何を考えているかわからない。
今、一番食い合わせの悪い相手と当ってしまった。
距離を離そうとしても食らいついてくる相手のオーガニクスに混乱をさせられる。
「くそ!」
隙を突いて銃身をソバニコフの腹部へ
一瞬、光が溢れソバニコフはよろめく
「ダメだ!理力が足りない、充填する時間もない!」
マイクは焦る。ソバニコフは腹を左手で軽く払いマイクを見定める。
「・・・・・・」
それでも無言だ。
「やりにくい・・・」
マイクは心底参っていた。

マリーにはモハメッドがついた。
彼の武器は先端に球体がついているハンマーである。
それを振りまわしマリーを狙う。
「その弓で俺が倒せるか?ハハハ」
彼は不敵に笑う。
「一体何を狙っている?」
マリーがそう言うとモハメッドのハンマーがマリーを襲う。
「お前らすべてを倒す事さ。その上で各自、目標を遂げる!」
モハメッドは叫ぶ。
「賢悟の目的は人類を滅ぼす事だ。お前も消される」
マリーはそう言いモハメッドの攻撃を避ける。
「知ってるさ。その上でヤツと組んでる」
次々と地面がめくれかえる。
「なに?」
マリーは疑問を投げる。
「様は最後に俺が残れば良い。そう言う事だろ。まぁソバニコフの目的はしらんがね」
モハメッドは球体を振りまわす。
「ク・・・この状態で大輔を助ける方法は・・・」
マリーは大輔が気になっていた。
・・・あの単純明快な彼ともう少し話がしてみたい。このままではいずれ彼も危ない。
「フフ・・・私が?」
マリーは少し自嘲の声を上げる。
「なんだ?耐えられなくなったか?」
モハメッドはハンマーを振り回しながら様子を見ていた。
「まだだ。私は君達を認めない」
マリーはそう言い放った。
「もう終らせてやるよ!」
モハメッドが言い放った。

その時、周囲が光り衝撃と風が起きる。
ライと賢悟が理力をぶつけた衝撃だった。
周囲は消し飛んでいた。その衝撃で全てが瓦礫と化していた。
マリーは目をあけて愕然とする。もう街の面影がない。
二人の力が強力過ぎたのであった。

「なんて・・・なんて事・・・」
マリーが衝撃にくれている時、背後から声がする。
「お別れはすんだか?」
マリーは振りかえる。この威圧感はまさしく
「賢悟・・・」
「さぁ次はお前だ。」
立ち上がったのは賢悟であった。そしてマリーへ巨大な斧を向ける。
遠距離のの弓を引く距離がない。
「・・・・っ」
マリーは死を覚悟した。
「・・・死ね!」
斧は振り落とされた。だが、その刃はマリーへ届かなかった。
「!!!」
暖かい衝撃に恐る恐るマリーは目をあける。
そこには大輔がマリーを覆う様に抱きしめ攻撃を変わりに受けていた。
「なんだ。またお前か」
賢悟は吐き捨てる様に言う。
「大輔!」
マリーは叫ぶ。大輔の頭はすぐ隣にある。
「お・・おまたせ」
大輔はそう言う。もちろん彼に反撃するだけの力は残されていない。
彼の体から吹き出す黒い液体が徐々に広がる。
「なんで!なんで?」
マリーは取り乱して大輔へ叫ぶ。
「いや・・・庇っておかないと。後悔するだろ」
大輔はさらりと言った。
「結局、バカだったのはオマエだった様だな。」
賢悟はまた斧を振り上げる。
マリーに大輔越しに衝撃が伝わる。
「やめて大輔!はなれて!大輔!」
大輔はマリーの耳元でこう言う
「・・・イヤダ」
いつもの調子で軽く言う。
「しぶといな」
賢悟は何度も斧を振り上げ大輔へ振り下ろす。
何度も何度もマリーはその攻撃の衝撃を、大輔越しに受ける。
「もう・・・離れてよぅ・・・もうやめてぇ・・・」
マリーの声は泣き声になっていた。
「・・・俺の事は忘れて。・チャンスを伺うんだ。・・マリーは隊長だろ」
大輔は優しく囁く。マリーは言葉を失う。衝撃はまだ続く。
「・・・大丈夫。ライも、マイクも。俺には、わかるんだ」
賢悟の攻撃は続く。大輔は一言搾り出す。


「・・・終わったら、遊びに行こう」
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