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オーガニクス 作者:
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現在編 第三話:「だ、だめだこりゃ」

大輔はマリーの心を揺らし、
ついでに大輔の一部分も揺らした。

そして大輔はマリーと、ともに戦うことを決めた。
そんななか、繁華街にもう一体のオーガニクスが現れた。
大輔とマリーは説得を試みるが・・・
--夢を見ていた。
あの時・・・俺が連れてこなければ・・・
悲しい気持ちにならずに済んだのに・・・
--強い後悔の夢を。

賢悟は急に起き上がり目を覚ました。
目からは涙があふれている。
「?また・・・この夢?」
部屋のカーテンを空けるがまだ外は暗い。
全くに記憶がない。訳がわからない夢だ。
深い後悔と悲しみだけが残っている。
・・・俺には後悔はない。俺が感じているのは怒りだ。
ベットに座り、テレビの電源をつける。
テレビには賢悟が見た事がないオーガニクスが映っていた。
「・・・見た事ないオーガニクスだな・・・」
画面のエンプリオ静かに街を見下ろしていた。
「--また巨人が現れました!彼らは何の為に現れたのでしょうか!--」
賢悟は大きく息を吐いて言葉を漏らした。
「・・・何の為かはわからないが・・・オーガニクスを手に入れれば、思うがままだ。」


暗闇にネオンが光る街に、三体のオーガニクスが集まった
突如現れた巨人エンプリオ、マリー、そして大輔。
エンプリオと大輔は視線が重なった。
「マリー。俺はどうするのがベスト?」
大輔はマリーに質問した。
「・・・まず話をして仲間になれそうなら誘いたい。だがダメなら・・・」
「ダメなら?」
「・・・戦って力ずくでも止めるしかない。」
マリーの重い言葉に大輔は答える。
「りょうか~い」
大輔は軽く答え下に降りていく。
「あ、まって!大輔!」
マリーは大輔を止めようとした。
そもそもマリーは大輔に、自分たちに協力することがどういう事かを見せようとしたのだ。
その声にオーガニクス大輔は振り向いた。
「わかってるよ。見せてくれようとしたんでしょ?どういうことをしているか。
でも、俺にやらせてよ。マリーのほうができることが多いでしょ。切り札は後に控えていたほうがいい」
「・・・君は・・・」
飄々とした態度の少年は、印象とは異なり意外と自分の考えを持っている。
「それに、男なんだよね。俺。良い女を矢面には立たせられんわ」
「え?」
マリーはおもわず聞きなおした。もともと軍人であるし、お互いにオーガニクスに乗っている。
そんなことを気にしているとは思わなかった。
マリーが驚いていた時にはもう、大輔は先行していた。
地面が近づくにつれ徐々にエンプリオのオーガニクスにも近づく。

大輔は大通りの道路に着地した。エンプリオは大輔を見つづけていた。
「・・・なにしにきたの?」
最初に口を開いたのは大輔だった。
色々降りてくるまでに言葉を考えたが、結局は思ったことを口にしてしまった。
「俺以外にも巨人を扱うものがいるとは・・・」
「あぁ・・これオーガニクスって言うらしいよ」
大輔はエンプリオの問いに答えた。
「もう1回聞くけどなにしにきたの?」
大輔はもう一度聞く。
「・・・話をしに来たのさ。」
「ヘー。んでアンタ名前は?あ、俺、大輔。」
大輔は自己紹介した。名前を聞くときは自分から。ちょっとしたポリシーだ。
「あ、俺はエンプリオ」
エンプリオはつい普通に答えてしまった。
まさか呑気に名前を聞かれるとは思っていなかった。
「んでさ、話ってなに?」
大輔はまた質問を投げかけた。
「そうだな。お前は金は好きか」
「?まぁ好きだねー」
大輔は正直に答えた。
「なら話は早い。俺と組まないか?ガッポリだ。
なんならあの上にいる奴もいっしょでいい。」
「?なにすんの?」
大輔の問いにエンプリオが答える。
「きまってる。この巨人の力で金を頂くのさ」
「そりゃいいな」
大輔はその考えに賛同し、話を続ける。
「この体の大きさがあれば建築とか良いよね。名前は巨人社かな」
「・・・」

エンプリオは言葉を失ったが、我を取り戻し言う。
「何を言ってるんだ。この力があれば働かなくても金がわいて出てくるだろ!」
「え?」
大輔は首をひねる。術が思いつかない。
「脅すんだよ。この街と引き換えだとか」
「・・・」
今度は大輔が言葉を失った。
「政府だって平和を守る為だ。払わんわけにはいかないだろ」
「・・・」
「どうだ?ん?」
エンプリオは大輔に意見を求める。
「いやいやいや・・・・」
大輔は頭を振る。
「お前アホだろ。ゼンゼンわかんね。なにそれ。つか、それはテロだろ」
大輔は呆れたような声でそう言った。
エンプリオは右手でマント握り
「なんだ、交渉決裂か。残念」
と言ってマントをとった。マントは彼の右手を覆い大きな爪となった。
「あーもう話が通じないとこうなるのかオーガニクスってのは、テロに屈する国家があるのかね」
大輔はこのあとどうなるかを理解し、自分のマントを武器に変えた。
「大輔!」
上にいたマリーがダイスケの元に近寄ろうとした。
「いいよマリー。俺だけで」
大輔はマリーの協力を制した。好きな彼女に戦って欲しくなかった。
「お前は俺に負けるぜ」
大輔は自信たっぷりとエンプリオに伝える。
「・・・自信がある様だな」
エンプリオが一声漏らす。大輔の幅広く片刃の武器が鈍く光る。
「当たり前だ。俺の武器は剣だからな。映画とかで剣を使う奴が、負けたところを見た事ない」
大輔は自信満々に答える。
「・・・それだけか・・・」
エンプリオは呆然と聞き返す。
「?」
大輔は「常識だろ?」と言わんばかりに首をちょっと前に出す。
「・・・いやもうイイ。お前を殺ったあとは上の奴だ」
エンプリオのその一言が大輔を本気にさせる。
「そりゃないな。お前は俺に倒される。この主人公の武器で!」
幅広く長い武器を振り回し大輔は答えた。その風圧で看板が落ちる。
知らない間に人は居なくなっていた。どうやら避難した様だ。
爪でこすれる音を出しながら
「お前、何時主人公になった?」
と、バカにするようにエンプリオ喋る。
「決まってるだろ。マントが剣になった時だ、主人公確定だ」
大輔の根拠のない自信でそう言い、長く太い武器を振り回す。
その姿はむしろ主人公からは程遠い印象を受ける。
もちろん大輔の周りの建物は無数の傷がついている。

「・・・」
上空からそのやりとりと大輔の行動を見てマリーは手で頭を押さえた。
大輔は悪い人じゃない。自分の考えも持っている。人柄は信用できると言える。
わかりやすいが頭はあんまり良くない。そう感じた。
大輔が危なければ私が・・・そう考え、マントを弓に変える。
マリーは呟き、続けて
「・・・私の目からみて、それは剣には見えない・・・」
と呟いた。


いつもならまだネオンで明るい街が今は暗い。
信号は倒され、建物は半壊している。鈍くぶつかり合う音が響く。
その音が瓦礫を作っていく。
「金が欲しかったら働けよ!脅しとった金を使いきったらどうするつもりなんだ?」
大輔の攻撃を避け、エンプリオは言う。
「決まっているだろ!また脅すんだ!」
エンプリオはすばやく動き大輔を翻弄する。
「なんでオーニクスに乗ってる奴はバカばっかりなんだ!
じい様になっても続けるのかよ!地道に働け!」
大輔の大ぶりが振り下ろされるが、軽くエンプリオはよけ、直撃を受けた道路がめくれあがる。
「働ければ働く!だが俺達は教育も受けれず!働く場所もなかった!」
エンプリオの無数の突きをけんではじきながら大輔は答える。
「そんなん知るか!だからって日本にきてどうするんだよ!」
大輔は武器を振りまわし、埃を巻き上げ視界を悪くする。
「なに?」
エンプリオは一瞬、大輔が見えなくなる。
「俺が何処に居るかわからないだろ!」
大輔は自信たっぷりに喋る。
「・・・なんだ計算していたと言うのか?」
エンプリオは大輔の戦略に乗せられていたように感じた。
「・・・俺もお前が見えない。」
だが大輔に戦略がなかった。
マリーはその光景を見て絶句していた。
エンプリオも言葉をなくした。
「今からとりあえず剣を振りまわす、死にたくなかったら避けろ」
判断しかねる言葉を大輔は言った。
その瞬間、風を切る音がしてエンプリオの頭上を何かが横切った。
「・・・」
エンプリオは恐怖した大輔にはまったく計算がない。読みようがない。
音がし、肩を何かがかすっていく。
目の前のギリギリの所を何かが何度か通過する。
エンプリオは動けない。
大輔の大ぶりで煙がはれてきている。かすかに大輔が見えてきた・・・が
狂った様に武器を振るう大輔の影は近づける雰囲気ではない。
「ハーハー。観念しろ!」
大輔の息が上がってきている。
「近づけん・・・」
エンプリオは爪を動かしながらそう言う。
「ハハハ・・・!そうだろう!まいった・・・かー!」
得意そうに剣を振りまわしながら大輔は言う。

エンプリオは左手で光の発生させそれを大輔に投げた。
その光は大輔に直撃し大輔は吹きとんだ。
「まぁ近づかないだけなんだが。」
エンプリオは理力で攻撃しそれは見事に命中した。
「飛び道具なんて汚いぞ!はぁはぁ」
完全に大輔は息が上がっている。
「・・・この攻撃は・・・ダメだ・・・」
大輔はその事に今、気がついた。遅過ぎた。
「・・・もう満足だろう。決着をつけるぞ」
エンプリオはこの中途半端な緊張感の戦闘を早く終りにしたかった。
彼の爪に光がともる。
「こい!」
ヨロヨロと立ちあがり大輔は叫び受ける準備をする。
マリーは上空でその時まきあがってきた煙に巻かれていた。
エンプリオと大輔がジリジリと距離を詰める。
大輔が武器を強く握りエンプリオに言う。
「お前、金が欲しいのはわかるけど、自分がやられたらやな事は人にするなよ」
「そんな考えじゃ生きていけない所で俺は育ったんだ!
お前らとは、この国とヤツラとは環境が違う!お前だって俺の国に来たらそう思うはずだ!」
エンプリオはそう叫んでとんだ。その一瞬だった。
「そこまでだ!」
見知らぬ男の声と同時に大輔とエンプリオの目の前が光で包まれた。


目の前で光が広がり、大輔とエンプリオ2体のオーガニクスが飛ばされた。
大輔は近くのビルに激突した。
「なんだ?なんだ!」
大輔は混乱し頭を振る。突発的な出来事でわからなかった。
マリーが大輔の元へ降りてくる
「大丈夫?」
「あぁまぁ。でもなにコレ。」
事態が軽く飲みこめない大輔は、マリーに聞いた。
「荒っぽいけど味方だわ。」
マリーの目線を大輔は追う。
その先にはオーガニクスの影があり徐々に大きくなる。
「彼はマイク=デーヴィス銃を持つオーガニクス。」
マリーはそう言った。

音を立てて新しいオーガニクスが大輔とマリーの前に立つ。
「始めまして。君の事は聞いてる」
マイクは手を差し出した。
「僕の名前はマイク。マイク=デービス。手荒な事をして申し訳ない」
大輔はマイクの手をにぎり起き上がった。
「・・・俺は大輔。山岡大輔。痛かったけどまぁ別にイイ。ある意味助かった」
「そうかい。」
マイクは大輔にそう告げた。
マイクのオーガニクスの左腕には長く太い筒状の武器が同化したかのようについている。
「ところでマイク。一体なに?」
「・・・」
マイクは首を傾げた。そのあと思い出した様に叫ぶ。
「マリー大変だ!もう一体のオーガニクスが現れた。こちらに向かってきている」
「???」
大輔はあまりにも急な展開に混乱した。
「オーガニクスは引き合う・・・まずいな。賢吾がくる可能性がある」
マリーは、オーガニクス同士が引き合った最悪のケースを考えている。
そのとき瓦礫が動く。
「逃がすかよ。箔を上げなきゃな・・・」
エンプリオが瓦礫の中からその爪を動かしながら現れた。
「・・・君は退避したほうが無難だと思うが。それに今は3体と1体で、君が不利だ」
マイクは淡々と喋る。
「それはどうだ?お前のたちは、まだこの辺りをかばっている。あとはやり方だろ。」
「だめだ。なんか聞く気ないよ。マリーとマイクは次の一体をどうにかしてくれないか」
エンプリオのマイクへの回答を聞いて、大輔は二人に言った。
「?君は?」
マイクは大輔の自信が理解できず聞き返す。
「マリーも、マイクも俺より慣れてるんだろ。交渉もオーガニクスも。
俺にはわかる。なぜかわかるんだ。ここに次に来るやつから重圧を感じる。強いやつが来る。
少なくとも一人では無理だ。だから二人で抑えててほしい」
「・・・大輔」
マリーは心配になった。確かにオーガニクスが近づいてくるのを感じるが
そこまでの重圧は感じない。しかし信じると決めた大輔が言っているのだ。
そして大輔は判断はきっと正しい。優先的に力を未知の脅威に向けようとしているのだ。
正しいが大輔は自分の事を考えていない。
「・・・君一人で彼に勝てると思っているのか?」
マイクはもう一度大輔の気持ちを聞いた。
「そんなん知るかよ。でもヤバいんだろ。時間を稼ぐからうまくやってほしいし、
俺がやられたら後は頼む。やれたら、すぐ合流するよ」
大輔は不確定な事を普通に喋る。
「・・・わかった。」
マリーは答える。
「私とマイクでもう一体を止める。少なくともその間に倒して。」
マリーはそう言い、近づくオーガニクスの元へ向かう。
「わかった・・・まぁ、あっちはまかせてくれ」
マイクも空に上がる。
「なんだ。お前見捨てられたのか。ははは」
エンプリオはそういって瓦礫の埃の中から出てくる。
「バーカ、信じてもらったって言うんだよ。こい!叩きのめしてやる。」
大輔は左の人指し指で挑発した。
その瞬間エンプリオが大輔の懐へ飛びこむ。


マリーとマイクの視線の先にいる。一体のオーガニクスが近づいてきている。
「しかし・・・彼は大丈夫かな?」
マイクがマリーきいた。
「私は大輔を信じている。大丈夫だ。彼はすぐにこちらに合流する」
マイクはビックリした。マリーとは最近オーガニクスに乗ってから知り合ったが、
他人を信用しないように見えていた。
「・・・へぇ凄いんだな、大輔は」
マイクは色々意味を込めてそういった。
「マイク、きたぞ」
マリーはマントを弓を構え、マイクは銃を構えた。



マリーとマイクに近づくオーガニクスは、自分を取り巻く変化に困惑していた。
さっきまで、自分は月面にいたはずである。
一体の強大な力を感じさせるオーガニクスに近づかれたと思ったら、
光の中に巻き込まれ、自分は一人で海の上にいた。
しかし・・・一回地球に下りたときとはずいぶんと情景が違う。
散々暴れたのだ。こんなに平静を保っているわけがない。
それに、自分が片付けたはずのオーガニクスの存在を感じる。

自分を光に巻き込んだオーガニクスは確か・・・
「アレクと言っていたな。あいつは何を考えている?」
そう考えていると、彼の目の前に2体のオーガニクスが見えた。
「!レベリア!ショーン!生きて・・・」
目の前にかっての仲間、彼が倒したはずのオーガニクスが見えた。
「・・・」
そして直ぐに彼らの武器が違うことに気がついた。
倒した彼らの武器はあのような形はしていない。
「・・・それに、たとえ彼らでもやることは変わらない」
そう言って、そのオーガニクスはマントを剣に変えた。
彼自身は理解していいない。到底理解はできない。
このオーガニクスは未来からきた。その名前は・・・



襲いかかるエンプリオを大輔は長くでかい幅広の武器でいなしていた。
「俺の栄光を邪魔するな!」
エンプリオは叫ぶ。
「人を脅して栄光かよ!お前らはバカだらけだな!」
大輔は答える。
「オーガニクスに乗るお前みたいな奴はこの力を自分のものだと勘違いしてんだ」
「なに?」
大輔の言葉にエンプリオが反応する。
「この力はオーガニクスの力であって、俺たちの力じゃないんだよ。たまたま乗ってるだけ」
「使っているのは俺だ!」
エンプリオの力が強くなる。
「わかんない奴だな。お前は車に乗って
100キロ出したら<俺、自分で100キロで走ったぜ>とか言うのかよ!
自分の力じゃネェの!スゴイのはあくまで道具の力なんだよ」
大輔は力説する。
「・・・」
エンプリオの攻撃はやまない。
「なんで、道具にお前らは支配されてんの?だからバカだといってるんだよ!」
大輔は叫ぶ。
「うるさい!車に乗ったら走るだろ。巨人に乗ったらこう使うんだ!」
エンプリオも叫ぶ。
二人の武器がぶつかりあう鈍い音が何度も響く。
「とにかく!人に迷惑かけるんじゃねぇ!」
大輔は剣を思いっきり振りまわした。
エンプリオの肩にあたり、装甲が落ちる。
「なに?」
エンプリオは攻撃にあたった事が気に食わない。
「お前は俺には勝てネェよ!俺の武器は剣だぜ!」
大輔はそう叫ぶ。
「何を言ってやがる。お前のそれは・・・」
エンプリオは途中で言うのを止めた。
「まぁいい。死ね!」
エンプリオの爪が光り、高く飛びあがる。
大輔はガードする。攻撃と防御がぶつかり理力の光が飛び散る。
爪は急所をそれて脇腹に大輔の刺さった。
「ハッ」
エンプリオは鼻で笑いすぐに距離おく。
大輔の脇腹から黒い液体が溢れる。
「どうした?主人公?」
皮肉を込めてそう言う。
大輔から出る液体は止まらない。
「うるせぇ。ハンデだ。くらってやったんだ」
実際痛みは感じない。でもこの黒い液体は何だろうと思っていた。
「さようならダイスケ。オマエはココで俺にやられるまでは幸せだったってこった。」
エンプリオは黒い液体がついた爪を動かす。
「なんだ?もしかして・・・必殺技って奴?」
黒い液体は止まったが武器を握る手に力が入らない。焦る。
その時エンプリオと大輔の頭上でなにか音が聞こえ、二体は上を見る。
「・・・」
エンプリオは言葉を失った。ビルが倒壊し落ちてきていた。
大輔は倒壊する先に少年をみた。
大輔かエンプリオでしか、その少年を救うことはできない。
だが、大輔が動けば隙だらけになるだろう。その光景を見て大輔は言う。
「だ、だめだこりゃ」
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