吟遊詩人は歌う
身も心も凍えるような氷雪の嵐。
この世の全てを焼き尽くす紅蓮の炎。
決して出逢うことのない二つの存在。
清らか過ぎた光。
汚れすぎた闇。
決して交わることのない二つの色彩。
黒き衣の天使。
白き衣の悪魔。
二つの存在が対峙する時
灼熱の大地は寒さに震え、
極寒の地は暑さに悶える。
生い茂る緑は砂と化し、
無限の砂漠は森と化す。
空は堕ち、地は昇る。
太陽は夜に顔を出し、月が青空に現れる。
この世の全てが反転し、この地球が滅び去るとき
希望を護りし最後の壁が、
我が身を犠にして全てを救う。
最後の壁は、歪んだ世界を在るべき姿へと帰し、
輝きし希望は、人々の願いを叶え、人へと戻る。
歌おう、歓喜の歌を
おどれ、祝福の舞を
弔え、最後の焔の壁を。
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