まずは私の自己紹介をするとしよう。
私は藤堂五郎、哲学を愛する医学博士である。
簡単に言えば哲学をする人、そして万人に同様、死を恐れる人なのである。
そもそも哲学とはなんでしょう。
昔ドイツの哲学者イマヌエル・カントは
「哲学を学ぶことはできない、哲学することを学びうるだけである」
と言う有名な言葉があります。
哲学の伝統的なテーマとして、「認識論」や「存在論」
あるいは「価値論」などがありますが、これらの問題にさきだって哲学では
「批判的思考の陶冶」ということが何よりも重視されます。自分で問題を発見し
それを自分の言葉で語ることも大事ですが、しかし自らの主張を批判的に吟味し
それを議論によって正当化するトレーニングも大事です。
このためには、「真理」とは何か、「事実」と「価値」はいかに関係するのか
ものが「ある」とはどういうことか、といった哲学特有の抽象的な
問題を考えぬくのもよいでしょう。
しかしここではもっと具体的かつ現実的問題に即して考えてみましょう。
例えば、脳死状態の出現によって心臓移植が可能になったのは
皆さんもよくご存じのはずです。しかし脳死と人の死をすぐさま等しく
見るわけには行きません。
人の死とは何かという反省が要求されますが、
これは医師や法学者にだけではなく、哲学者にも課せられた重要な課題なのです。
このように書くと、哲学はいかにも難しい学問のように思えますが、
そうではありません。あなたに求められるのは、知的関心と知的緊張感だけです。
原理的・抽象的な思考を厭わない人、自分だけの漠然としたテーマを
深く掘りさげてみたい人、あるいは問題意識があまりに多岐に渡り絞りきれない人も、哲学をすることで熱い関心が満たされるに違いありません。
哲学の歴史は歴史的には、19世紀までのヨーロッパにおいては
神学以外のあらゆる学問に対して哲学という名称が与えられていたのである。
たとえばニュートンもガリレオも自然科学者ではなく自然哲学者であった
今日のような狭義の哲学という学問領域が成立したのは、
19世紀中頃、哲学者ヴントの新しい学問分類によって学問の総称の地位が
哲学から科学に移行してからである。
更に広義には、哲学は、思索を経て何かの意見や理解に辿り着く営みであり、
そのような営みの結果形成されたり、選ばれたりした思想、立場、信条を指す。
例えば、「子育ての哲学」、「会社経営の哲学」、などと言う場合、
このような意味での哲学を指していることが多い。
哲学とは個々人が意識的な思索の果てに形成、獲得するものに限定されず、
生活習慣、伝統、信仰、神話、伝統芸能や慣用表現、
その他の文化的諸要素などと結びついて存在している
感受性、価値観、世界観などを指す場合もあるのである。
堅い話はここまでにしておこう。
私が哲学を始めるきっかけになったのは、ある本に
古代においてソクラテスは「哲学は死の練習」であると主張した。
と書かれていたのである。死の練習という言葉に完全に心が射抜かれた。
人間は死ぬ為に生きているのだろうか、そう疑問がわいてきたのが始まりだ。
そして、私は人はなぜ死ぬのかに注目して大学院をへて大学病院の研修に始まり
医学博士になるには努力を惜しまないこと、もちろん好奇心もあった。
そして学も好きなっていき、どんな困難をも乗り切る強い心が必要だと思った。
そして、猛勉強をかさね念願の医学の最高学位、医学博士になったのである。
その時点で人もしくはすべての生き物は死ぬ様に出来ている事は解りきっていた。
有名なところでアポトーシスと言うのがある。これは「自殺細胞」として、
生物の自然現象として、捉えられている。
生命が全体として生きていく上で、このプログラムされた死は逃れられず、
ある時期が来ると細胞が自ら自殺してしまうから、仕方がないのである。
なぜ、このようなシステムがあるのだろうか、神が創ったシステムなのか、
哲学と言うより宗教的な話である。
そこで私は時間も惜しまずあらゆる宗教も勉強した。
私は信仰は持たないのだが、宗教も言わば一つの学問である。
仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教など私に多くの事を学ばせてくれた。
たとえば仏教は、今から2500年ほど前にインドでお釈迦さまが悟りを開かれ
仏陀となられたことを出発点としています。ですから仏教とは、その「仏陀の教え」
ということになります。
またその教えは、修行によって人間の苦しみを解決する教えでもあります。
その意味では、仏教とは「仏陀になるための教え」なのです。
仏陀とは仏教の創始者で約2500年前のインドの人で、ゴーダマ・シッダルタ
その方の教えを完全に理解するのは不可能と考えました。
なぜなら2500年前に、もはやこの宇宙のサイズを理解していたとさえ
言われています。
一昔前にIQ(知能指数)世界一の高い女性マリリン・サヴァントと言う方がいた。
彼女のIQは230普通の凡人でIQ100前後でIQ150〜160で天才と言われる。
彼女は100億人に一人の驚異的な天才と言う事になる。
そして、人間はIQが250を超えると生きていけないのである、
賢こすぎて死ぬなんて考えられないだろうが、世の中のありとあらゆる事を知り
自分と自分以外の境界線がなくなって、精神が崩壊し生きていけなくなるのだ。
私の考えでは意釈迦さまは、IQが高いにもかかわらず、
常に自分と向かい合い究極の悟りを開かれたのでは無いかと推測するしだいだ。
仏教は人は必ず死ぬ事を前提に、その教えが説かれている。
この時点で私は仏教からは身を引いた。
そして、私が次に手をつけたのは、イスラム教だ。
イスラム教とはアブラハムの宗教の系譜に連なる唯一神教で、
偶像崇拝を極端に排除し、神への奉仕を重んじ、
信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色がある宗教である。
アラビア語で「イスラーム」は「神への帰依」、「「ムスリム」(イスラム教徒)は
「帰依する者」を意味する。「平和」を意味する「サラーム」
(一般的なあいさつの言葉でもある)などと同根の語である。
その後、私はユダヤ教、キリスト教も併行して学んだのだ。
結局のところユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教は
アブラハムの宗教から別れていったもので、もともと原点は同じであった。
キリスト教のナザレのイエスはユダヤ人であったことは有名である。
どの宗教にも聖人はつき物である。
聖人とは一般的に徳が高く、人格高潔で、生き方において
他の人物の模範となるような人物のことをさす。
けして不老不死な人なのではない、不老不死と言えば以前
不老不死への科学-抗老化、再生医療、人体冷凍保存、
不老不死研究 などの科学研究している施設に伺った事があった。
そこはアルコー生命延長財団、世界最大のクライオニクスプロバイダ、
言わば人間冷凍庫だ、人間一体冷凍保存するのに確か約10万ドル。
頭だけなら5万ドルだったような、それでも当時は不老不死を期待して
色んな所に足をはこんだものだ。不老不死を求めて。
しかし、10年余り考えたが、それは不可能だと悟り残り限られた人生をどういきるか
人間は寿命というタイムリミットがあるから人は頑張れる
だから幸せでいられるのでは無いのだろうか、私はそう考えた。
医学もよし哲学もよし
残りの人生好きに生きようと決めたのはその頃だった。
その後、当時最先端の研究技術機関のDNA(デオキシリボ核酸)の
研究に携わる事になった。
そして、その研究所ではDNAの完全解明は目前であったのだ
私も必死に頑張った、なにせDNAの完全解明は人類の夢なのだから
あらゆる病は完治でき、生命の誕生の謎も解明されるのだから
ノーベル賞どころの話ではない。逆に言えば医者が少なくてすむのだから
今、医師を目指している若者達には酷な話でもある。
そして、わずか5年でDNAの完全解明、有効利用までかけつけた。
人の力とは恐ろしいものだ、過去300年でここまで進化した生物はいないだろう。
DNA治療薬のおかげで癌やエイズや不治の病の特効薬が次々に開発されていった。
それは物凄い勢いで世界中の科学者が研究するのだから
もう治らない病気は無いところまで、すぐに到達したのだ。
それは、毎日の新聞の内容がまざまざと語ってくれたのだ
大学病院廃業や医師、薬剤師、職探しなど、
中には人口子宮による完全クローン人間誕生か、など目に見張る内容もある。
もう、病院に行く人はけが人位しかいない世界になってしまった。
もはや医学博士の称号は何の意味ももたない、それが現実になってしまったのだ。
そこで心配されるのが人口の爆発的増加だ、
医学は究極の域に到達しようとしているのに、人の住むところ、食べ物の問題が
あるのだ。宇宙移住計画もそれほど進展せずこの先が心配だ。
食べ物や住むところが理由で戦争にでもならなければいいが。
あれから10年、地球の人口は150億人を超えた。
深刻な問題が次々と起ってきた。人々は健康であるものの食べるものや
住むところが無くなって来たのだ。
国連は何度も議論をかさねたが、その糸口は見つからず今にも戦争に
なりそうな勢いで毎日ニュースに報じられた。
そんなある日、某大国が内戦を行ってる国へ攻め込んだのだ。
それが第3次世界大戦の始まりであった。
我国の大儀は専守防衛なのだが、もはや戦わざるを得ない状態にあったのだ。
戦争は約2年続いた某大国を筆頭に頭ごなしに内乱のある国や協力的でない国は
国連軍によって滅ぼされていった。
そうして第3非核次世界大戦は終わった。
そして何年か議論した結果、国連の決議により、
この地球を一つの国家とする事となった、国家名はアースだ。
法律も統一され通貨も統一された。
法律の一つにこんな事が発表された、それは新国家アースの
初代大統領の声明だった。
それはこんな内容だった。
初代大統領「宇宙計画が進むまで子供を作る事を禁ずる。過ちを犯した者は
厳しい罰則をかせる。また世界の人々の財産を平均に分配する
各個人はすみやかに全財産を提供する事、その後すぐに分配する事とする」
私も全財産を差し出す事となった、2000万ほどあったのだが法律だから
しかたがない。
数日後、自分の預金通帳をみて目を疑った。なんと1億ほど入っていたのだ
そう言えば、世の中には王様や桁違いの金持ちもいるからだろう。
でもしかし、皆が私と同じく1億もっているのだから、すぐにデフレになるに違いない
その日の大統領の演説
大統領「そのお金は皆さんの自由に使えるお金です。この時点において
我々はみな金銭的には同じスタートラインに立った事になります。
それと今から物価を上げる事を許しません。これにも厳しい罰則がつきます」
そうか、それなら自分の好きな事をやって暮らしていけばいいわけだ。
今まで戦争で海外に非難していた為ろくに働いてないから
久しぶりに研究所に行ってみるとするか、後輩どもも大勢いるしな。
さっそく後輩に出くわした。
藤堂「久しぶりだな加藤、何年かぶりだな今はどんな研究してるんだ」
加藤「先生、待ってましたよ凄い事やってますよ、もうDNA研究なんて目じゃありませんよ」
藤堂「それは面白そうだな早速案内してくれ」
この研究室に地下3階なんてあったんだな、今気がついた。
加藤「ここです、見れば一目で解りますから」
藤堂「こ、これは人間のクローンじゃないか。ああそうか法律が変わって
人間のクローン研究も出来るようになったんだったな、でもこれはかなり
前から実験してるふうじゃないか」
加藤「内緒でやっていたんです。今では成人一人製造するのに1年で可能なんです」
藤堂「それは凄いな、でも人間一人増えたら隠すのに困るだろ」
加藤「それは心配要りません、あちらの部屋のDNA溶解液に漬けると
また材料として使用できるんです。残酷な話してるみたいですけど
彼らの脳には一切の記憶や感情はありませんから」
藤堂「それでも可愛そうな気がするな俺としては、でも研究しがいがある内容だな
それはさておき明日から俺もここに来るからな宜しくな」
加藤「本当ですか。ありがとう御座います是非お願いします。DNAの完全解明
の最後どうしても解らない所を先生が解き明かしてくれましたよね、あれは感動
しました。これで百人力です。明日からまたお願いします。」
藤堂「じゃあまた明日来るからな」
加藤の奴隠れて事もあろうにクローン研究しているとは驚いたな、あいつも俺に似て
知りたい事があれば、とことん研究する部類の人間だからな。
クローンかあれでも俺たちと同じ人間なんだよな、まああの研究には興味があるから
すぐに慣れるだろう。
翌日
藤堂「おはよう加藤、さて今は何の研究してるんだ」
加藤「おはよう御座います先生、クローンに記憶を植え付ける研究をしてるんです」
藤堂「それじゃ普通の人間になってしまうだろ」
加藤「そうですよ、僕は普通の成人した人間を一年で作ることが目的なんです
ちなみに、その水溶液に入ってるのは僕ですから、酸素供給の為顔が見えないだけで」
藤堂「お前は自分を作ってまた溶かしてとかしてるのか、まあ自分なら殺人を犯した
みたいな感情はわかん訳だな、ところでどうやって記憶を植えつけるきなんだ」
加藤「そこなんですよ、僕の頭じゃどうやっても考えつかないんです。
そこで先生に連絡とろうとしても海外に行ってしまってましたし。
ここで何とか先生の力が必要なんです」
藤堂「なあ加藤、人間の脳細胞の数は知ってるか約400億個あるんだぞ
まあ普通の人は生涯で100億個ぐらいしか使わんらしいけど、それおだな
ニューロンて言う神経細胞のネットワークで繋がれてるんだ。
それは俺でも想像つかん位、何兆、何京って数で結ばれてるんだ。
それを解析するコンピュータはどうするだ、たしか2006年の最速
スパーコンピュータがやっと人間の脳の処理能力を超えた位だしな
それを、まあ10台は無いと駄目だろうな」
加藤「そうなんですか、残念です。でもどうしても諦められないんです
先生お願いします。なにかいい考え思いついてくださいよ。
もう先生だけが頼りなんです。ほかの同僚にも頼んだですけど
相手にすらしてくれなくなって。」
藤堂「わかった。まあ思いつくかどうかは解らんが考えてみてやるからな
そしたら俺は今日は家に帰って自分の資料調べたりしてみるわ、
だから明日は来るか分からんぞ、思いついたらまたくるな。」
加藤「お願いします。本当に助かります」
自宅にて
まあ考えてやるとは言ったもののさっぱり検討つかんな、
でもあいつの目を見てたら真剣だったな、俺もDNAの研究してた頃は
あんな目してたんだろうな。
まあいくら考えても思いつかんな、今日は早めに寝るか。
翌日
まあ探し物といえばインターネットだな、何で検索しようかな
まずはスーパーコンピュータと入力すると、それと最速と
出てきたな。今のスパコンはこんなに早いのか、ざっと計算して
人間の脳に換算すると1000人分かでも、こんなの使わせてもらえないよな。
ちなみに置いてある場所はと、アース軍国防総省って!絶対無理だな。
ああそうだ!思い出した。昔、大学院時代の同期でやけに
パソコン詳しい奴がいたな、名前何だったかな、
そうだ小池だ、あいつIQ190の天才だったよな
早速、昔の名簿調べて見よう、でもまだ同じところに住んでるとは思えんな
どうするかだな、とりあえず電話かけてみるか
ピポパと
電話「この番号は現在使われておりません」
やはりな、何十年かぶりだからな、居るわけ無いよな
そしたら同期の奴かたっぱしから掛けてみるか
それから2時間後
繋がる奴は居るけど小池の居場所知ってる奴はいないな、まいったな
かれこれ100件位は掛けたぞ、これで最後にしておこう。
松本婦人「はい、松本ですけど」
藤堂「私、大学院で豊さんと同期の藤堂と申しますが豊さんご在宅でしょうか」
松本「はい、お電話代わりました。」
藤堂「俺、大学病院時代同期だった藤堂なんだけど覚えてる」
松本「もちろん覚えてるよ、お前首席だったからな、
たぶんあそこの全員覚えてると思うな、ところでいきなりで驚いたよ
ところで、何か用事あったんだろ」
藤堂「そうなんだ、小池って覚えてるかな?パソコンやけに詳しい奴何だけど
その小池をさがして今、名簿見て電話掛けまくってたんだ、やっぱり分からんよな
どうしても小池に会ってみたいだ」
松本「ああ!小池だろ多分解ると思うぞ」
藤堂「本当かそれは助かる、でも多分ってなんでなんだ」
松本「小池は何かパソコンの次世代CPU作って何年か前の雑誌で見たから
探しとくから、また俺から電話するよ」
藤堂「本当助かるよ、やはり神や奇跡は存在するな。じゃまた頼むな」
なんとかなりそうだな、これで加藤の約にたってくれればいいんだけど
でも、あいつ何年か前の雑誌なんて物持ちがいいんだ。
翌日
電話が鳴る
藤堂「はい、藤堂です。」
松本「俺、松本わかったぞ!雑誌に載ってた。そのCPU開発して特許とって
大金持ちになって、自分の研究所立てたみたいなんだ、今じゃ全人類平等だからな
あいつは相当持ってかれたんだろうな。ところで藤堂は今ないやっるてるんだ。」
藤堂「俺か俺は昔の後輩が面白そうな研究してるから、それを手伝ってやるんだ。
松本こそ、なにしてるんだ」
松本「俺はこれでも日本で10人の内の一人に入る脳外科専門の医者なんだ
でもなこれだけ医療技術やクスリが出てくると脳腫瘍や蜘蛛膜下さえ治るんだ
外科やってる俺達は失業者同然なんだ。あのDNA特効薬さえ出なければ
今でもメス持ってるはずだったのに、まあ金ならそうとう暮らせる分貰ったしな。
そうだ、俺も小池に会うよどうせ暇だし、藤堂とも久しぶりだし.俺はここが実家
千代田区なんだけど小池の研究所は練馬区なんだ。藤堂は?」
藤堂「俺、中野区なんだ、東中野駅のすぐ近くなんだ偶然だな、
練馬ならすぐそばだしそしたら如何する俺は暇だからいつでもいけるけど」
松本「そしたら今日行くか、まだ12時出し俺が車で東中野駅まで行くよ、
近くに着いたら携帯で電話するから」
藤堂「わかった、じゃあまたな」
まあ練馬区から車で来ても30分もあれば来るだろう
時間みはからって、もう行っとくとするか。
おっといいタイミングで電話が鳴るな
藤堂「はい、藤堂です。」
松本「小松だけど、今コンビニの前で赤い車止まってるのわかるか?」
藤堂「分かる分かる、今行く」
藤堂「ありがと、わざわざ迎えに来させて」
松本「いいよ、どうせ暇だし色々興味あるし、そう言えばその雑誌に
小池の家が載ってる、ちょうど折り目入れてあるところだ」
藤堂「なんだこれは、面白い事書いてあるな、テニスコート2面分の
真四角な鉄筋コンクリート造り4階建、地下には核シェルター有りだって
一時は物凄い金持ちだったんだろうな」
松本「まあ会って見ないと分からないけど元気だといいけどな
法律変わって特許とか全部無効になったしな」
藤堂「そうだな、あ、あれみたいだぞ、やけにでかいな」
ここだな、バイオCPUカンパニー、訳の分からん社名だな
でも確かに凄いな。まあ中に入るか。
受付つきかよ。
藤堂「松本さんお見えになりますか」
受付「アポイントメントはおとりでしょうか」
藤堂「御免なさい、いきなり来たもので、私たち松本さんの大学病院のものでして
藤堂と松本ともうします。」
受付「少々お待ちください」
受付「社長、藤堂様と松本様という方がお見えになりましたが
なにか大学病院の同期であられるとかで、はいわかりました」
受付「藤堂様、松本様4階一番奥の社長室へどうぞ」
藤堂「ありがとう」
ここが社長室だな、なんで俺は緊張してるんだ
とりあえず扉を叩いてみるか。
コンコン
小池「どうぞ」
藤堂「いきなり押しかけてごめん、俺の事覚えてるかな、藤堂なんだけど
そして、隣が松本なんだけど」
小池「覚えてるよ、僕は記憶力はいいからね、今でもIQ180位はあるとおもうよ
ところでどうしたの、2人ともお医者さんだよね」
ここで加藤がおこなっている研究の事をあらいざらい話した。
藤堂「どう、面白そうじゃないかな」
小池「それ凄いよ、僕も仲間に入れてよ、面白すぎだよ
それに前からやってみたかった実験があるんだ
この会社はもう一人歩きしているし最近は頭あんまり使わないからね
それに、いつも社長としてここに居るだけだし、ちょうど良いよ」
藤堂「それじゃ決定、明日でもいいかな、この紙に加藤が研究してる
研究所の地図書いといたから、それと俺の電話番号も書いといたし
明日は俺も朝10時には着いてるはずだから」
帰りの車の中、松本と会話していると松本も加藤の研究に興味が
あるらしい、それで松本とも明日、加藤の研究所で待ち合わせることにした。
翌日
朝9時50分、研究所前
あの2人はまだかな、あ、来た赤い車だ松本だ
俺は手お上げ駐車場へと誘導してやった。
あとは小池かあいつはなにでくるきだろう。
いきなり目の前にハワイかラスベガスしか走ってないであろう
真っ白なリムジンが横付けしてきた、ヤーさんじゃないだろうな。
運転席から強そうな男が降りてきた、後ろのドアはまだあかない
その男が開けるらしい、中から出てきたのは昨日見た小柄な小池だった。
小池はその男に向かって言った。
小池「もう、いっていいよ、帰るとき電話するから」
小池「おはよう藤堂くん松本くんは?」
藤堂「おはよう、松本は今車止めてるからすぐ来るよ
ところで今のお前の車、それもボディーガードけん運転手つき」
小池「そうだよ、松本くんきたね、おはよう」
松本「2人ともおはよう、ここが研究所って所か今思えば小池の所は大きな」
2人をつれて分かり難い場所にある地下3階の研究室に案内した。
藤堂「おはよう加藤、今日は2人も助っ人連れてきたぞ、背の高いのが松本で
こっちが小池だこいつは頭いいぞ」
加藤「小池さんって、もしかしてバイオCPUカンパニー社長の小池さんですか
何度か雑誌お見かけしたことがあるもので感動です。松本さんもはじめまして
よろしくお願いします。早速ですがお話は少しお聞きになられたかとおもいますが
この目の前の大型水槽に今3体の私のクローンが入っています。
中の水溶液は人間が成長する時に必要な成分が特殊加工して充満しています。
したがって固体は皮膚からも栄養分を吸収し驚異的な速さで成長します。
成人になるまで約1年です。しかし
もっと大掛かりな設備で圧力を上げる事が出来れば理論上1ヶ月で成人になります
そこのモニターが固体の成長状況、心拍数、栄養摂取率などさまざま監視できます」
小池と松本は設備やら水槽やら真剣に見回している。
藤堂「おい加藤、小池ってそんなに有名なのか」
加藤「有名もなにもパソコン業界では世界で10人の内に入りますよ。
小池さんは実用困難なバイオコンピュータを使って世界で始めて
バイオCPUを作った方なんですよ先生の知り合いだったとはこっちが驚きですよ」
藤堂「バイオは生物の事だろCPUってなんだ」
加藤「CPUはパソコンの中央演算処理装置っていって人間で言う脳の事なんです
普通のCPUは機械ですから電力がないと動かないんです。
しかしバイオCPUカンパニーのCPUは微生物で出来ているんです。
そしてその微生物は空気中から栄養を取り入れる事が出来るんです。
もっとも凄いのがバケツ1ぱい分の微生物でテニスコート1面分の
スーパーコンピュータと同等の性能が発揮されるんです。
しかし、その微生物の培養方法は社長の小池さんしか知らないんです。」
そういえば小池は頭はいいが、何かに夢中になると大学病院そっちのけだったな
だから俺が首席で卒業できたのか、なるほど俺も以前IQテストしたが
IQ150位だったっけ、190と150の差は小学生と大人位あるって言うしな。
あれからずいぶん時間がたったが小池はなにやらパソコンのキーボードを
物凄い速さで弾いてる、その姿を目を丸くして松本が見ている。
加藤もきょとんとその姿を見ている。
そして、突然、小池の手が止まった。
小池「加藤くん、これは凄いよ素晴らしい久しぶりに胸が熱くなったね
加藤くんさえよければ、僕んちに設備作らせて一緒に研究しようよ」
加藤「本当ですか小池さん僕感激です。先生本当に頼りにして良かったです」
藤堂「加藤、良かったな。松本どんな感想だ」
松本「人間の力は凄いな、人が人を作るんだもんな、あと少しで神の領域だな」
その4ヶ月後
俺はあれから加藤の研究を手伝ってやっている。
あれから4ヶ月水槽の中には加藤か3体外にも1体そろそろ飽きてきた。
でも、水槽の中の加藤は毎日見慣れて気が付かなかったが
身長も165センチ体重も見た目で50キロと言ったところか、そろそろ成人だな
その時パソコンラックに置いてある電話が鳴った、4ヶ月居たのに初めてだ。
加藤「はい、加藤です。本当ですかありがとう御座います。では待ってます」
藤堂「はい、加藤ですってここの電話はお前専用なのか、いや損な事はどうでもいい
教えろよ、何が嬉しくて何を待つんだ」
加藤「できたんです小池さんのバイオCPUカンパニーに新しい水槽が
それも僕が考案してた図面を小池さんが改良してくれたんです
それで今からここに有る3体の引越しに来てくれるんです」
藤堂「そりゃ良かったな小池の所なら助手は余るほど居るからな」
加藤「先生は明日からどうするんですか、とりあえず明日は小池さん
の所に来ませんか多分凄い物見れますよ」
藤堂「そうだな俺も見に行くとするか、どんな事になってるのか気になるしな」
その数時間後
大きなカプセルを持った男達がぞろぞろ入ってきた、これが引越しってやつか
多分、小池が特注で作らせたんだろう、いくらするのやら
あの水溶液ごと運ぶのか、おそらく1台200キロはあるだろうな
さすが小池の所の連中だクローン見ても驚きもしないで運んで行きやがった。
今さら疑問だが加藤はどうしてクローン人間なんか作ろうとかんがえたんだ
それを聞いとくか
藤堂「なあ加藤、どうして間全体のクローン人間なんて考えたんだ」
加藤「先生がまだ医大で講師していた頃、僕はいろんな事を知っている
先生について回っていろんな話を聞かせてくれましたよね
ある日僕は先生に聞きましたよね医学博士の称号を持っているのに
医者としてなぜ多くの人たちを助けてあげないのかって、そしたら先生は
こういいました。
俺が今まで生きてきて人生で行き着いた結論はこうだ全ての生命は死から
逃れられない、それに気が付いた俺は医学も哲学も究極を見出せない事に
嫌気が差し之からの人生は気ままに生きることにする。
僕にとって先生はこの世で一番尊敬できる人なんです。
そして、僕は簡単な結論に気が付きましたこの世から死を取り除けば
いいんじゃないかって、そして完全なるクローンの研究を始めたんです
人間が死ななくなったら、また先生が昔みたいに夢を追いかける
男になるんじゃないかって、そう思って一人で必死に勉強しました。」
藤堂「お前の気持ちは十分解かった。でもそれは神の領域だぜ
まあ、第一号は俺に見せてくよな」
翌日
小池の研究所に着いた、さて早速入るとするか、また受付の人か
受付「藤堂様ですね、社長と加藤様が地下1階でお待ちになられていますよ」
藤堂「どうも、それじゃあまた」
ここの地下室は核シェルターじゃなかったっけ、まあいいか
しかし広いな扉は何処にもないし多分廊下の突き当たりだろう
あった、この中に2人が居るわけだよな、コンコンおじゃまします
一瞬我目を疑ったなんだこの常識はずれのでかい水槽は
加藤の所で3人入っていたんだから、このサイズなら100人は入る
もはやあぜんだ、もし成功すれば100人が2ヶ月ごとに製造されるわけか
こいつら神にでもなろうきか
小池「藤堂くん、凄いでしょう」
藤堂「こんなもん作ってお前ら何しようと考えてるんだ
加藤「まあ、これからしばらく気長に待っていてくださいよ、
そのうちまた連絡しますからおきおつけて」
約1年後
俺はまた教鞭に立ち生徒達にお守りをしているわけだが
なにかが心の中に欠けている、この空虚間はなんだ
やはり人間は遣りたい事があって人生過ぎていくべきなのだろうか
いや、俺の中でもう結論は出ているんだ。
そういや松本どうしてるかな、たまには電話してみるか
ピポパと
松本婦人「はい、松本ですけど」
藤堂「私、大学院で豊さんと同期の藤堂と申しますが豊さんご在宅でしょうか」
松本婦人「いえ、今家には帰ってこられないんです」
藤堂「どう言う事なんですか教えてください。病気や怪我でもしたんですか
私これでも医学博士ですから何かの手助けになれたらと思いまして」
松本婦人「実は一ヶ月ほど前、自宅で突然倒れたんです。
あらゆる検査をしてもらいました。ですがどこにも異常は見当たらないです」
藤堂「奥さん私に病院の場所を教えて下さい、何も出来ないかも知れませんが
どうしても今彼の場所にいってやりたいんです。」
松本婦人「わかりました場所は彼の勤めている病院の707号室です。」
やっと病院に着いた受付に向かう
藤堂「707号室の松本豊さんの面会に来た者です。」
受付「松本さんはただ今、面会謝絶となっておりますので」
藤堂「それではこの病院の医院長先生に連絡つけてもらえませんか
電話で一言話すだけでいいんです。」
受付「医院長先生ですか、面会の方が来られて先生に電話をつなげと」
受話器を受け取った
藤堂「俺は藤堂五郎、医学博士だ、松本豊の面接に来た入れてくれ」
医院長先生「そんなにあわててどうした。藤堂ひさしぶりだな、
大事な友人なんだろ早く行ってあげなさい」
ついた707号室、面会謝絶になってるな入るぜ
真っ白なベットの上でただ普通に寝ているだけだった。
生きていた。
これが心の安らぎなのか、急に気が抜けた気がした
その時だ、ドアが開いたそこにはカルテを持った医院長先生がいた
医院長先生「これは今夜だけ君に預ける。何か分かれば教えてほしい」
カルテを見ても何も解らん全て正常だCTの脳の断面層にも影ひとつない
こんな健康な患者診たことが無い。
なぜ起きないもはや考えられる事は他が一つ脳にのみ微生物が感染している
そんなもんどうやって調べればいい頭開いてみるか
駄目だ、なんの解決策も浮かばない、万事休す万策尽きたと言ったところか
そんな時、携帯のベルが鳴った。
誰だよ、今、俺がこんな気持ちでいることも知らずお気楽に掛けてくる奴は
前にもこんな事があったっけかな、言葉にするとすれば奇跡
加藤「僕です。加藤です。ついにやりました完全体クローン人間が出来たんです
今すく見に来てほしいんです。ねえ先生聞いてますか。」
藤堂「わかった実は今、自分の無力さにしょぼくれてたんだ、
それじゃ気分転換にいくとするか、期待してて良いんだろうな。」
やっとバイオCPUカンパニーに到着かここって近いようで遠いな
藤堂「受付のねーちゃん地下3階まで行かせてもらうぜ」
加藤1「先生、やっと来てくれましたね。さっそくこっちに来て下さい
あの席に座って居るのがオりジナルの僕です。
現状この部屋から出ない限り同一人物でいられるんです
一度外に出ると莫大な情報を取り入れてしまって、わずかずつ
ゆがみがしょうじ、いずれ別人になります」
藤堂「それじゃここで暮らすきか」
加藤1「いいえ違います僕はまた水槽の中に戻ります。
今度の水槽はオリジナルの成長速度に合わせた水溶液が入っています
そして、オリジナルは外に出ます。人間の脳はとてもすぐれていて
ほんのささいな情報を処理することにより、毎日気がつかないうちに
毎日違う自分なんです。」
藤堂「それじゃ加藤か帰ってきたらどうなるんだ」
加藤1「それは後心配なく小池さんがニューロンダビング装置を開発してくれました
その装置をつかう事により、オリジナルが外から得てきた情報とシンクロさせ
また、同じ人間誕生という事なんです」
藤堂「どうして、そんなことまでして死なない人生が歩みたいんだ」
加藤「先生は以前言いました人間の脳細胞は400億個中でも使われてる
のはせいぜい100億個この矛盾わかりますか。このままこの生活を続け
歳をとれば若い自分にシンクロさせ記憶情報は同じまま若返る
これを繰り返せばいずれ僕の脳細胞は全て使えるようになる
人類始まっていらい最初の超人類になるんです、凄いとおもいません」
藤堂「そりゃ凄い事だと思うぜ、加藤お前いまだかつて、この250万年の
あいだ生まれた人類おそらく数え切れない人数、誰一人死ななかった奴は
いないんだぜ、その事実には必ず理由がある。残念ながら俺はそのことに
気かついた頃だった。そしたらお前がついてきた本当の事も話せないし
あの場はあの時思いついた言葉並べてみただけだ。
お前はお前だやりたい事気が済むまでやればいい。
でも一つだけ約束しろ、この技術を産業とするな、いいな
もし約束を破ればお前は全人類を敵にまわすことになる。
絶対覚えとけ」
加藤「わかりました。今の僕では全然理解できないけど
今、先生は僕の前では聖人に見えました。ありがとう御座います」
藤堂「もうしみったれた顔するな、実はなお前にお願いに来たんだ。
松本、覚えてるだろ背の高い奴がさ、原因不明で倒れてもう一ヶ月起きないんだ
俺も調べまくったが万策尽きたって感じなんた、そこで相談なんだが松本の
クローン作れるか頼む、あいつには奥さんも子供もいるんだ。」
加藤「いいですよ。先生の頼み事なんて始めてですからね
ますは、より良質のDNAのサンプルが必要ですので、血液をお願いします」
待ってろよ、松本、俺がお前を元の体以上に健康にしてやるからな
夜に忍び込む病院はうすきみ悪いな、そんな場合じゃなかったな
707号といるいる、昨日とまったく変わってないな、まあサンプル取るか
そういや、あいつ量のことは言ってなかったな、まあ大いに越したことは無い
藤堂「帰ったぞ、加藤しっかり200シーシーほど抜いてきたぞ、たりるか」
加藤「あ、こんなにあったら余裕で松本さん100人つくれますよ
藤堂「所でどれ位の時間で出来るんだ」
加藤「成人で2週間ですから松本の年齢まで待つと一ヶ月ですね」
藤堂「その位の期間ならそんなに容態に変化はないだろう。
俺はまた教鞭とってるからあんまこれないけど何かあったら電話くれ、またな」
そうだ、俺たちばかり先走ってみたものの松本の奥さんにも話しをしないとな。
今から電話するか。
ピポパと
松本婦人「はい、松本です。」
藤堂「私、藤堂と申します。」
松本婦人「藤堂さんですか、主人がいつもお世話になっております。
相変わらず、主人の様態はいっこうに良くなりませんで。」
藤堂「ところで奥さん、松本を治す方法があるんですが
奥さんの了解を得てからと思いまして」
松本婦人「本当ですか。主人が治るのであれば助かります
しかし、病院の偉い先生でも手のつけようが無いと言われている
難病なんですが、本当に治せる方法があるんですか」
藤堂「あります、ですがこれは神様の領域に踏み込む治療方法なんです。
クローン人間って聞かれた事ありますよね。私どもはその技術を完全の
ものとすることに成功したんですが、ここで一つ問題があるんです。」
松本婦人「クローン人間ですか聞いた事はありましたが、実現されたんですね
その、問題とは何なのですか」
藤堂「我々のクローンは肉体も記憶も同じ完全に、この世の2人の人物が
存在することになるんです。ここで覚悟して頂くことがあります。2人の人間が
同じ世界に居ることは、生物史上あり得なかった事で、この先何が起るのかは
検討できません。したがって、クローンが完成した時点で、今まで奥さんが
ともに生活してきた。オリジナルの松本を処分する必要があります。
よろしいでしょうか」
電話口からしばらくの静寂が流れた。
松本婦人「わかりました、とても何時治るのか解らない主人の事を思えば
覚悟が出来ました。藤堂さん、あとはよろしくお願いします。」
藤堂「奥さんの気持ちも考えて松本が元気になるまでは会わせられませんよ
それと、彼方が今まで一緒に生活してきたご主人の事は聞かないで下さい。」
それから約一ヶ月後
そろそろだな、小池の所に顔出してみるか。
藤堂「おう、久しぶりだな加藤、順調にいってるか。」
加藤「先生、丁度いいときに来ましたね。松本さんあと2.3日って所です。
先生は松本さんが入院している医院長先生と知り合いでしたよね
出来れば明日か明後日ににはここに松本さんを連れてきてほしいんです」
藤堂「おやすい御用だ、明日は無理として明後日に連れてくるな
ところで松本のクローン見せてもらえねえか。どんな感じかなってな」
この水槽もひさしぶりに見たな、あれだな、あの背格好からして間違いない
顔は見えないが近づいてよく見ると、手や腕のシワまで完全だな
藤堂「加藤、小池に松本を搬送するように頼んでおいてくれじゃな」
2日後
医院長先生とも話はついたし、後は小池の迎いを待つだけか
松本の奥さんには完全に健康になるまで会わせないと言っといたからな
あ、来たな小池のところの車が、早速、松本の搬送作業が開始された
あっというまだったな、明日は加藤の所か。
翌日
藤堂「加藤、どうだいい調子か」
加藤「今、ニューロンダビング装置にかけて80パーセント位ですから
あと2分もあれば終わりますよ」
藤堂「そんなに早いのかよ、ここのコンピューターはどんなの使ってるんだ」
加藤「先生だから話しますけど、ここには世界最速のバイオコンピューター
があるんです。小池さんが小池の話にのってくれたのは、こんな理由があったんです」
小池「ちょうど通りかかったら、藤堂くんの声が聞こえたもんだから
加藤くんには内緒だっていっといただけど、藤堂くんないいや」
藤堂「そんなに凄い研究しているのか」
小池「僕はクローンにはあんまり興味が無かったんだ、あったのは人間の脳なんだ
ここでクローンを大量生産して脳だけを取り出し、藤堂くんの開発したDNA研究薬で
人の脳の数十倍の脳を作り出し、そこに僕が開発したバイオコンピュータを定着させ
完成したのが生命コンピュータなんだその速度は人類全員あわせた人数の数兆倍
もう僕の夢は実現したんだ。そしたら急にパソコンにも興味がなくなってどうしようかなって」
藤堂「なんだか俺でもよく解らないけど恐ろしく凄い物作っちまったんだな
小池まあ気を落とすな、そのうち俺が考えてる一生を掛けたい研究テーマ
があるんだ。それは凄いぞ期待したいいぞ」
小池「本当、ぜひ一緒に研究しょうよ」
加藤「あのー松本さん。出来ました。」
本当だな、これは双子以上だな。
あ、目が覚めた。
松本「あれ。ここは何処だ、藤堂も小池どうしているんだ
おい、隣にも俺がいるじゃないかどう言うことなんだ」
小池と加藤は松本に対して順を追って丁寧に説明していった。
松本、本人は昨日寝て今起きたみたいな事を話している。
松本もオリジナルの処分に納得したようだ。
藤堂「松本、電話貸すから掛けてやれ」
あれから数ヶ月
ついに決行するべきか俺は考えていた。科学や哲学そして宗教でも
辿りつけない領域、今なら可能だ、俺には加藤と小池がいる。
そして、俺は小池の研究所にたどり着いた。
藤堂「よお加藤、久しぶりだな。俺のクローンも一体作ってくれないか」
加藤「どうしたんですか、いきなり、まあいいですけど」
藤堂「たしか、一ヶ月でできたよな、まかせたぞ」
加藤「はい、わかりました」
小池にも手つだってもらわないとな、そして俺は小池に
一生を掛けたい研究テーマを話した。
小池も好奇心旺盛でやる気でいる。
藤堂「じゃあ小池また1ヵ月後くるな」
それから1ヵ月後
ついに、この日がやって来た。その研究テーマは死後の世界だ
取り合えずクローンに俺と同一人物に、になってもらう
まあ、今さら死に恐怖は無い、そして小池のコンピュータで死に行く
俺の脳を解析してもらい、消滅していくニューロン配列を記憶しておき
さらには俺のクローにそのデーターを上書きしていくのがこの実験だ
さあ、実験のはじまりだ。
藤堂「痛い死に方はいやだから麻酔掛けて電機で心停止させてくれ
小池バックアップしっかり頼むぞ」
加藤「じゃいきますよ」
よしきた、麻酔が徐々に効いてきた感じだな、これで眠れるな
あ、頭いてーなどうなった死んだか、まだ頭の中が混乱しているな
それになんだ、このカプセルの中は、まあいいしばらく休むか。
あ、だんだん思い出してきた。ここは天国だったな。
科学技術が発達した超未来50億年後だ、銀河系のあらゆる惑星も
研究し尽くされ世の中の全ての化学の本は最終巻を向かえ
人間は容姿こそずいぶん変わったが、争いも無く食べる物にも困らない
寿命も無く娯楽は皆があきてしまい。
ある天才科学者が300万年前に、ザ、人生という超現実的なゲームを考案し
俺もなんどもこのゲームで遊んだな。
時には中世のヨーロッパ、戦国時代、さっきの現代と
この世界は歳もとらず終えることも無い、事故に遭遇してもデーターは保存
してあるので、何も怖くない面白くない世界それが天国
やっぱり死んだら死んだでまた、ザ、人生にトライしたくなるはずだ。
小池「もういいんじゃないか、かれこれ2時間経ってるから死んでるよ」
加藤「そうですね、オリジナルは溶解液で処分して、バックアップした
データーをクローンの藤堂さんにうつしましょう」
小池「そうだな。早いほうがいいよね」
しばらくして、藤堂が目を覚ました。
加藤「先生実験は成功したんですか。教えて下さい」
藤堂「完璧に成功したぜ。天国は存在した。それだけだ
お前らも死ねばすぐわかる以上」
あれから数十年
俺にもついに死期ってやっが来たみたいだ
何の恐怖も無い今度はどんな人生にしようか。
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