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†マンハッタンの奇跡†
作:Yayoi Kazuha



依頼編 File.2


 ――数分後。
 有希子の言う通り、平次と和葉が博士の家にやって来た。

「よぅ!ボウズ!!」
「こんにちはぁ、コナン君」
「こんにちは」

 コナンは、笑顔で答えた。
 しかし、其の笑顔は少し引きつっていた。

「おぉ…良く来たのう。まあ…ゆっくりして行ってくれ」
『おおきに』

 博士はそう言って、平次と和葉を中へ招き入れた。

「おい…博士…」

 コナンは、珈琲を入れようとしている博士を呼び止めた。

「何じゃ? 新一」
「まさか…また母さん達と…」
「ス、スマンのぅ…有希子君には、『黙っといてくれ』と云われとったんじゃ…」

 ハア…

「道理で、可笑しいと思ったんだ…何せ、前にもあったからなぁ…」

 コナンは、溜息をつきながら、パソコンのキーボードを打つのを止める。
 勿論、作業を途中止めにした理由は…

「はい、どうぞ…」

 灰原はそう言って、珈琲を二人に出した。

「おおきに。頂きまーす」

 和葉はそう言って、珈琲を一口口にした。

「おい…工藤。ホンマに俺等も行ってええんか?其のパーティーに」

 平次は、不安そうにコナンに聞いた。勿論小声で…
 流石に、和葉の前では、堂々と話が出来ないのだ。新一として――
 そう…此れが作業を止める理由である。

「さあな…母さんが云ってたから、良いんじゃないのか…?」

 コナンはそう言って、珈琲をカップに注ぐ。
 プルルルルル…
 すると、電話のベルが再び鳴った。
 ガチャ…
 博士は急いで取った。

「はい…阿笠です…」
[もしもし?阿笠博士?蘭です]

 今度の声の主は、蘭だった。

「おぉ…蘭君か…何か用かのう?」
[其方に、今…新一居ますか?]
「あぁ…今は――」

 チラッ…
 博士はそう言って、コナンに目を向けた。
 すると、コナンは口に人差し指を当てて合図した。

「今回は、先にあっちに行っとるらしいから、今は居らんのう…」
[そうですか…じゃあ、明日空港で…]

 蘭はそう言って、電話を切った。
 ガチャ…
 ハァ…
 博士は、溜息をつきながら、椅子に座った。


続けて更新。
前から書いていたものでね――
確か71のとこで行き詰まって途中止めになってたのかな?
1.5話の感じで、只今書き直し中。
多分、47話から書き下ろしの形になります。
『†Master of Secret†』と同時進行という形になりますが、精一杯頑張っていきたいと思います!!

4月末よりコナンの誕生日に向けて、BD小説企画始動しますよ!!
コナンの誕生日5月4日までに、BD小説を4作UPしますので、お楽しみに!!!











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