カツーン、カツーン……
夜中の廊下に足音が響く。
カツーン、カツーン……
誰もいない。3年前に廃校になった小学校……
そこを1人で歩いている青年(21)。
(怖くはないけど……面倒だな。
あーあ、あんなこと言わなければ良かったなぁ)
「お前、どんな女が好きなんだ?」
今思い出してもむかつく。
「なんだいきなり。まぁ強いて言うならよう……」
(まて、幼女って言っていいのか?確実に危ない奴って思われるんじゃないのか?そうだ!ここはごまかしておこう!)
「強いて言うなら……」
「人外の者だな」
「……………」
「ん、どうした?」
「人外って……幽霊とかか?」
「ああ、そうだな」
「そうか……。じゃあ、今度肝試しをするんだが………お前も来るか?」
「肝試しか……面白そうだな。喜んで参加しよう(参加しなかったら何を言われる事か……出たくねぇ)」
っで今があると……
しかもあいつ、何が『1人の方が良い出会いがあるよ』だ!
(俺が求めるのは、幼女との出会いであり肝試しをしたかった訳じゃないんだけどなぁ)
ぐだぐだと文句を言いながらも素直にルートをたどっていった。
何も起きないまま目的地の屋上にたどり着いた。
(何も起きない?あいつが主催の企画でそんな事はありえないんだけどなぁ)
ふしんに思いながらも今来た道を引き返す。
すると、来る時は無かった異常があった。
音楽室の近く行くと聞こえてくるピアノの演奏……
いきなり割れ出す窓ガラス……
蛇口を捻ってもいないのに溢れ出してくる赤い液体……
などなど
それらの素敵?な出会いを無視(見なかった事に)して帰っているとその時……
『助けて……怖いよぉ……』と言う幼女の泣き声が聞こえてきた。
「人が困っているのは見逃せない(なんて愛らしい声なんだ)助けないとな」
そう呟いて幼女の泣き声の聞こえる方へ歩いて(引き寄せられて)いく青年(21)。
幼女の泣き声の発生源は、意外と早く見つかった。
理科室……何も学校一番のミステリースポットに居なくても……
そう思いながらも扉に手をかけて……開けた。
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
すると…………
幼女の声を出すオバサン(見た目40すぎ)が………
抱きついてきた…………
「気持ち悪い…………」
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