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オムニバスホラー冥夜話第一幕。放送室の雑音の調査に向かったオカ研3人は奇妙な出来事に巻き込まれていく、、、
冥夜話―メイヨバナシ―
作:ごん太



放送室の雑音 其一(改修


白野市しらや
ビルが林立する都市。
都市の多くには、人の目に付きにくい場所が存在する。
怪談の舞台になる不気味な場所。
今回の話しの舞台は、長い歴史をもつ白野高校での奇妙なできごと。

白野高校は、都内でも有名な古い学校。
そこにはひっそりと活動するオカルト研究部がある。2年部長 木ノ村 冴子
(きのむら さえこ)
しっかり者。腰まである長い髪が特徴。
3年副部長 小林 司
(こばやし つかさ)
面倒くさがり。名前から男性に間違われるが女性。
2年部員 藤本 恵
(ふじもと けい)
噂好きのオカルト研究部情報網。
恵の母は、恵の姉にあたる子供を身篭った頃流産すると言う悲しい過去を持つ。
このわずか3名がオカルト研究部通称オカ研である。


時刻は11時をまわった頃。3人は校内に忍び込んでいた。
1階女子トイレのカギを開けておいたらしい。
冴子いわく1階の見回りは男性教師がやるらしく、女子トイレの施錠確認は甘いらしい。最も数ヶ所開けておいたうちの2ヶ所がビンゴだったわけだが。

「サエ……
マジで行くの?」

唇を少しばかり紫色にした司がつぶやく。

「ここまで来てやめるわけには行かないでしょ?」

「ねぇ、早く行こうよ!」

司をなだめる冴子に、せかす恵。
大きくため息をつくと司はしぶい顔色で歩きはじめた。
今回の調査は
「夜中に放送室で聞こえる雑音の怪」
と言うもの。

「恵、
それ誰に聞いた噂?」

「ヨッシーだよ」

「あぁ、あのじいちゃん先生か」

吉岡松男よしおか まつお授業中よく怪談話をする数学教師。

「なんか、残業で遅くなった時にザザッて何回か放送が流れたらしいよ?」

恵の話しを聞くなり冴子は、眉間にシワを寄せた。

「それって……
ただの故障じゃないの?
ほらうちの学校古いし」

「言えてる!
ってかヨッシー歳だしね」

そんな話しをしながら放送室に到着した。

ガチャ、、、

放送室のドアが『キキキキッ』と耳障りな音を鳴らして開いた。

「どうよ!?私の情報!
スゴイもんでしょ?」

恵の話しによれば数日前から放送室のカギが壊れていたらしい。

「…はいはい、
スゴイ情報ね」

「で、問題の放送室の雑音は?」

「放送が流れたって事は放送マイクのスイッチが入ったって事よね」

「こんな夜中に誰がマイクのスイッチ入れるのさ?」

マイクのスイッチが入っていない事を確認する3人。すると、、、

ザザッ

ザザザッ

ザッーーーー

突然、雑音が部屋中に鳴り響いた!

「マイクからじゃなくて…部屋が………
鳴って……る」

司が弱々しくつぶやく。
3人はあたりをキョロキョロ見回しながら出入口へと後ずさりする。恵がドアノブに触れた瞬間、、、、


雑音が止まった。

「ねぇ…
もう…
帰ろうよ……」

恵の言葉に2人はゆっくりうなずく。

ガチャ、、、

放送室を出ると3人はため息をもらした。

「…帰ろう」

冴子は2人につぶやいた。


廊下を歩く3人。
しかし、帰宅への安堵感はまるで無い。
口にはしないが3人は感じている。

おかしい?
どうなってる?
なぜ?

「…何
この廊下……?長すぎない……?」

あれから10分、延々と廊下を歩く3人。放送室は2階にある。
2階廊下だけが、異様に長い訳も無い。
10分もあれば端から端まで歩けるくらいのもの。
しかし、前方にはまだ長く続く廊下が見える。

「……疲れたよ…」

司がしゃがみ込むと、後の2人も立ち止まる。
廊下には窓から満月の光が差し込む。

だが、その月は、、、

「……何…?
…あれ……?」

冴子の言葉に2人も外を覗く。その満月は美しい“緑色”をしていた。

「……何
どうなって……!?」

月のその異様さに怯える司。

「みど……り…?」

あまりのショックに硬直する恵。

「ここ……学校…?
どこ…なの…?」


初投稿作品です。まだまだ恐怖部分はありませんが、次第に怖がってもらえたら幸い?です。
ちなみに改修前のものは置き換え処理してしまったのであしからず。











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