マシュマロうさぎ。縦書き表示RDF


マシュマロうさぎ。
作:Maria


「寂しがりや。ううん、そんな子じゃない。」


「妬きもちなんてやいたことないなぁ。」


「毎日なんて会わなくても平気なタイプだよ。」



人が恋をすると0だったものが100になったりする。
いつもはこんなはずないのに…って、自分で自分がよく分からなくなったりするの。


電話を切ったあと、嬉しい反面、泣きそうなほど寂しくなってる自分がいたりする。

他の子と仲良く喋ってる彼に、ほんのちょっぴり嫉妬してる自分に気が付いたりもする。

今日会ったばっかりなのに、もう会いたくなって、明日もあさってもしあさっても…って毎日会いたくなるの。



こんなはずじゃない。
いつもの私らしくない。
彼といると、私が私じゃない。
ワガママで、泣き虫で笑顔のお姫様だ。


「寂しいよ。会いたいよ。あーのこと好きって言ってぇ。」

なんて言えるわけない。

だから彼の前では、必死にそんなダークな部分を隠してしまう。
だから、久しぶりに会ったって、いつもちょっと不機嫌な私。
だから、そんなワガママお姫様に彼はちょっと、困惑気味になるのです。


「どうしたの〜?怒ってるの?」


「怒ってないよ!!」


自分でも分かっています。こんな性格、早い所直さないとってこと。
だって、じゃなきゃそのうち、彼に嫌われちゃう。
いつだって、彼には愛されていたいのに…。


「あーちゃん!!こっち向いて〜向け!」



気がつくとあっという間に私は彼の腕の中へ…。


「つかまえた。何か知らないけど、機嫌直してよ。ねー?ちゅうしてあげるからさぁ♪」



ワガママお姫様を一瞬で笑顔にさせる方法は、どうやら彼だけが知っているらしい。


マシュマロ。彼の唇はまるでマシュマロのような柔らかさです。



「今日はずっと一緒だよ。朝までずっと一緒〜。」



心地良い空間。
人が恋をすると、0だったものが100になったりする。
今まで知らなかった幸せを私は今、彼の腕の中で感じているのです。














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