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子供に「勉強しなさい」とだけ言うのは「死ね」と言っているのと同じ

作者:下城米雪

前書き


このエッセイは勉強について述べたものではありません。

子供にストレスを与えることの危険性を知ってもらうことが目的であり、事実を元に問題提起、及び警告を行なっています。


前書き終わり

 妹の脳に障害があると発覚しました。
 幼少期から受け続けたストレスが原因で、もう治らないそうです。

 もちろん私も加害者の一人です。
 思春期の私は自分の事に精一杯で、部屋に閉じこもった妹に目をかける余裕がありませんでした。しかし大人になった今だからこそ、分かることがあります。

 だけど、今更分かったところでどうしようもありません。それこそタイムリープなどファンタジーな力で過去をやり直さなければ、どうにもならないことです。

 悔しくてたまらない。

 だから、多くの人に伝えたいことがあります。
 私が持っている最大の情報発信手段を使って、文字で伝えます。

 親として子供を育てている方々、いつか親になる方々。
 無能な親から虐待を受けた被害者の方々。

 どうか、加害者の戯言に付き合ってください。




・子供に「勉強しなさい」とだけ言うのは「死ね」と言っているのと同じ


 所説ありますが、子供は何も知らない状態で生まれてくるというのが正しいです。
 社会のルールはもちろん、歩き方、喋り方、簡単な言葉の意味、何から何まで知りません。

 結論から言います。
 子供は白い紙と同じです。

 どれだけ手のかかる子であっても、適切な教育を行えば必ず立派な大人になります。

 ダメな人間になってしまうのは全て親の責任です。

 と前置きをして。
 さて、子供に勉強しなさいと言い続けることの意味について説明します。

 皆さん知っての通り、日本の教育は最低レベルです。
 情操教育などは最上位に位置していますが、学問については最悪という他ありません。

 つまり、面白くないのです。

 一方で、世の中には面白い物が山ほどあります。
 立派な大人達が必死に考えて、人々を幸せにする為に作り出したものです。

 それが学校のツマラナイ勉強と比較になると思いますか?

 子供にとって勉強は苦痛です。
 大人だって、そのことを知っているはずです。

 しかし大人は子供に「勉強しろ」と言います。
 それは、そうしなければ社会的に不利になると知っているからです。

 その通りです。とても大切なことです。
 しかし嘆かわしいことに、大人はそれを教えません。

「勉強しなさい」
「やだ!」
「立派な大人になれないよ!」
「なんで!?」
「勉強していい大学に入らないと、いい会社に入れないよ!」
「なんで!?」
「うるさい! いいから勉強しなさい」

 最悪ですね。
 この時点で殺人鬼と同じレベルです。

 他にもパターンがあります。

「宿題やった?」
「まだー」
「早くやりなさい」
「あとでー」
「さっきから後で後でって、いつやるの!? また先生に怒られるよ!」
「うるさいなー」
「親に向ってうるさいとは何!? 早く宿題やりなさい!」

 こんなの死んだ方が良いくらいですね。
 最悪です、死刑になるレベルの重罪です。

 いいですか?
 子供にとって勉強は苦痛なのです。

 よく無駄に言葉を大事にする人がいますが、言葉は飾りで、大切なのは「意味」です。

 ごめん。
 ごめんね。
 ごめんなさい。
 申し訳ありません。
 申し訳ございません。
 この度の失態は深く反省しており、
 本件につきましては極めて忸怩たる思いがあり、

 全て同じ意味です。
 印象は違いますけどね。

 勉強するというのは子供にとって苦痛なのです。
 しかも大人が子供に勉強しろという時は、決まって子供がリラックスしている状況ではありませんか?

 その状況で「ストレスを与える言葉」を子供に投げかける。これは子供にとって「死ね」と言われているのと同じです。

 皆さん、リラックスしている時に誰かから「死ね」と言われたらどうですか? 私は少なからずストレスを受けます。一部の特殊な人以外は同じことを思うはずです。

 つまり、死ねという言葉はストレスを生み出す言葉です。

 ならば「勉強しろ!」「宿題をやれ!」という言葉は、死ねと言っているのと同じことです。

 残酷な言葉によってストレスを与え続けられた子供は、取り返しの付かないダメージを被ります。

 子供は遊びたい。
 楽しいことがやりたい。

 しかし親は言います。

 勉強しろ。
 宿題やってから。

 子供の「楽しい」を徹底的に潰します。
 そのくせ、自分の要求は押し通そうとするのです。

 理由も説明できないくせに。
 自分の子供すら説得できないくせに。

 最悪の虐待です。

 聞こえてきますねぇ、
 うちの子は言うことを聞かないから……とかいう戯言が。

 そんなクズにも分かるように、きっと多くの人にとって身近である例を出しましょう。

 今の子供は電子機器の扱いに長けています。

 例えばスマホ。
 アプリや機能が沢山。ネットに繋げばもう手が付けられない。

 説明書は字が小さくて読む気にならない。
 読んでも専門用語だらけで分からない。

 時代に取り残された大人は使いこなすのに難儀しているそうですね。
 例えばiPhoneを使っているのなら、AppleIDすら自力で作ることが出来ないそうだ。

 さて、そんな時に親は都合よく子供を頼ります。
 お願い、助けて、教えて、やって。

 ふざけんなって話ですよ。
 こっちがガキの頃に散々「勉強しろ」と言っておいて、じゃあ自分はどうなんだよ。

 このIT社会にスマホすら使いこなせないとか、なんの勉強もしてねぇ証拠だろggrksそんな親を見て誰が苦痛でしかない勉強をするんだよ。

 なんだか感情的になってしまいましたが、
 ひとまず、勉強を強制する親が如何に悪なのかは伝わったと思います。

 では、親はどうすれば良いのか。
 簡単です。楽しいことをしましょう。

 本来学ぶというのは楽しいことです。
 楽しくない学びは、常に間違った学びです。

 今、子供が宿題をやらずにゲームをしています。
 名前は「みさきちゃん」としましょう。

 今から、みさきちゃんに宿題をやらせたいと思います。

「みさきちゃん、ゲーム楽しい?」
「たのしい」
「そっか。何か面白いゲーム知らない?」
「これ」

「何て名前のゲーム?」
「マリオ」
「そっか。ね、マリオって任天堂が作ってるって知ってる?」
「しってる」

「じゃあ、ゲームってどうやって作るか知ってる?」
「しらない」
「じゃーん! パソコンを使って作ってるんだよ!」
「ぱそこん?」

「これこれ、初めて見た?」
「うん」
「触ってみる?」
「いいの?」

「いいよいいよ! 触って!」
「かたい」
「そうだね。これ、どうやって電源つけるか分かる?」
「……んー?」

「ボタンがあるでしょ? いろいろ押してみて」
(ポチポチ)
「すごい! 電源ついたよ!」
「……(得意気な表情)」

 という感じに、子供の興味を引き出してやることが大事です。

 完全に他人の子供との会話ですが……とにかく、子供の機嫌を取りましょう。やつら単純なので、笑顔で褒めてやれば調子に乗ります。とことん調子に乗せてやってください。

 あなただって、気分が良いと人の願いを聞き入れやすくなるでしょう?

 さて、みさきちゃんの機嫌が良くなってきました。
 そこで、すかさず声をかけます。

「そういえば宿題やった?」
「まだ」
「あ、ごめん時間とっちゃったね! どんな宿題? 一緒にやろ」
「うん」

 あくまで下から、扱いにくい上司の機嫌を取るように、絶妙に誘導しましょう。

 それから宿題を始めます。
 子供がサクサク解けるのなら、褒めながら見守るだけで構いません。子供が悩んだのなら、貴方も悩んだふりをして、一緒に答えを探しましょう。

 ここで答えの探し方を教えることが大切です。
 教科書から探す。ネットで調べる(ついでにネットの使い方をそれとなく教える)

 もしも興味付け出来るネタが無ければ、宿題なんてやらせなくても問題ありません。

 強制される義務教育なんてトイレットペーパー以下の価値しかないのだから、それを捨てて子供をストレスから救えるなら最高です。むしろ一緒にゲームをして好感度を稼ぎましょう。


 義務教育で強制される勉強は苦痛です。
 ならば大人は、その苦痛を楽しいに変えてあげる努力をしてください。


 うちの子そんな素直じゃない。
 言うだけなら簡単。


 そんなことを考える愚か者もいるでしょう。
 大前提として、あなたの子供がそうなったのは、あなたのせいです。

 言うことを聞かないのは、あなたが好感度を下げ続けた結果です。
 言っても伝わらないのは、あなたに説明能力が欠けているからです。

 子供が話を聞いてくれないのなら、好感度を稼いでください。
 子供に伝わらないのなら、一緒に考えてください。

 それを怠るのは明確な虐待です。
 子供が理解できるように、最善を尽くしてください。

 おまえは子供を楽しくする為に存在している。
 おまえの意志や都合なんか関係ない。
 子供のことを一番に考えろ。
 それが親の義務であり、使命だ。

 おまえの都合で生まれた子供なんだ。
 親は子供を選べないというのは間違いだ。
 親が子供を作るんだ。


 よくある話をします。

 子供の頃に何も買ってもらえなかった場合、大人になると衝動買いを始めるそうです。
 子供の頃に抑圧され続けた場合、大人になって物事に興味を持てなくなるそうです。


 よくある話をします。

 私は親が嫌いです。
 両親には兄妹が沢山いて、頻繁に家まで遊びに来ます。

 いつも誰かの悪口を言って騒いでいます。
 その中には、私の知っている名前もありました。

 私が何かやろうとすると、いつも止められました。もちろん理由は「ダメだから」の一言です。
 私が何か欲しがっても、買い与えてくれたことはありませんでした。

 私が楽しいことをしている時、いつも邪魔をしてきました。
 勉強しろ、宿題をやれ。毎日のように聞きました。

 しかし、何かを教えてもらった記憶はありません。
 彼等が何か努力している姿を見たこともありません。

 あんな大人にはなりたくない。
 心から思ったのを覚えています。

 代わりに出会ったのはアニメでした。
 深夜、たまたま目にしたワクワクする世界。

 その時に見た主人公がかっこよくて、あんな風になりたいと思いました。

 それが小学校六年生の時。
 たった一人の友達も作れずに終わった小学校六年生の時の話です。

 小学校の卒業アルバム、白紙のページは白紙のままでした。
 しかし中学校の卒業アルバム、白紙のページはギッシリと埋め尽くされていました。

 親からは何もしてもらっていません。
 全て、自分で努力した結果です。運良く正しい努力が出来た結果です。

 ただ、私には余裕がありませんでした。
 自分のことで精一杯です。誰かの面倒を見る余裕なんて、ありませんでした。

 だから、私と全く同じ環境で育っている妹の苦悩に、気付くことが出来ませんでした。
 引きこもっている妹を見て、甘えるな、そう思うことしか出来ませんでした。

 しかし、大人になった今なら分かります。
 私は運が良かっただけでした。

 本来なら、私の努力は不必要なものです。
 親が支援することで、不要となっていたはずのものです。

 しかし、それは無かった。
 だから右も左も分からないクソガキが、必死になって努力するしかなかった。

 それで上手く出来る幸運な人間は、果たして全体の何割程度でしょうか?

 幸運を掴めなかった「当然の結果」が、社会問題となり増え続けている「引きこもり」「ニート」「若者の自殺」です。


 どうかお願いです。
 親となる方は、子供を一番に考えてください。

 子供が言うことを聞かないのであれば、それはあなたに責任があります。
 自分だけでは分からないのなら、友達を頼ってください。友達が頼れないのなら、学校の先生を頼ってください。学校の先生が無能だったのなら、日本中にある相談所を利用してください。ひとつの相談所がダメだったのなら、別の相談所を使ってください。

 子供が何も出来ないのであれば、それはあなたに責任があります。
 どうして出来ないのか考えてください。出来ることを探してあげてください。頑張っている子供を支えてあげてください。楽しいことを教えてあげてください。

 子供が話を聞いてくれないのであれば、好感度を稼いでください。
 子供だって人間です。上司の機嫌を取るように接すれば、きっと心を開いてくれます。

 子供の前では常に笑顔で居てください。
 子供の前では、常に理想の大人を演じてください。

 あなただって自分のことで精一杯なのは分かります。それでも、子供を作ったのはあなたの意志です。だったら、義務を果たしてください。

 必ず、自分に返ってきます。
 逆も然りです。

 どうか知ってください。
 子供は親を映す鏡です。

 反抗期という言葉があるけれど、その姿は子供から見た親の姿です。もしも子供が憎たらしく思えたのなら、あなたも子供に同じように思われていることに気が付いてください。

 それは最後のチャンスです。
 決して、決して見逃さないでください。


 どうかお願いです。
 疲れてしまった子供は、知ってください。

 あなたの努力は絶対に無駄じゃない。どんなに小さなことでも、例えば部屋から一歩だけ出るというだけのことでも、それは無駄じゃない。それを知っている人が世の中には必ずいます。

 どうか楽しいことをしてください。
 金にならなくてもいいから、楽しいことをしてください。

 例えば、このサイトで小説を書いてみるのもいいでしょう。
 きっと見向きもされません。だけど、同じように見向きをされない人達が山ほどいます。そんな人達の集まる場所があります。それを探して、友達になるのも良いでしょう。

 楽しいことが無いのなら、無理にでも笑ってください。
 狂ったように笑ってください。何かある度に、それは楽しいのだと、自分を騙してください。そのうち本物になります。

 何かをすればお金が必要になります。
 片っ端から電話をすれば、一件はバイトに受かります。

 何かをすれば、誰かと繋がります。
 リアルもゲームと同じです。とりあえず話しかけてみましょう。なんか返事が返ってきます。

 別に引きこもったままでもいい。
 嫌なことなんてしなくていい。

 楽しい見付けて、必死になってください。
 それが幸せになる第一歩です。


 家族を支えているお父さん。
 つらいですよね。どれだけ頑張っても家族には伝わらなくて、妻が「帰りが遅い」なんて言い出した時は殺意すら覚えると思います。

 家族を支えているお母さん。
 つらいですよね。子供はギャーギャ騒いで、朝はご飯、昼は掃除洗濯、夜もご飯。それが当たり前で、感謝の言葉はほとんど無い。マジで殺意を覚えると思います。


 とある大学生の話をしましょう。
 親から一切の支援を受けられない子供の話です。


 平日は毎朝7時に家を出て研究室へ行き、24時の終電で1時に帰宅。
 土日は一日中アルバイトをして、学費を稼ぐ。

 365日、6年間。
 体調不良は気合で乗り越える。

 こんなガキよりも、あなたの生活はつらいですか?
 子供に使う時間なんて、ありませんか?



 どうか、どうかお願いです。
 子供には親しかいないのです。自分の力で頑張れる子供なんて、ほとんどいません。

 子供を支援出来る存在であってください。
 間違っても、子供の負担にならないでください。

 どうか、加害者にならないでください。


追記

感想を受け付けていない本当の理由を公開します。
それは、ここで議論が完結してしまうことを避ける為です。
なぜなら、私の目的は多くの人に知ってもらうことだからです。

皆様のレビュー、きちんと拝見しております。客観的かつ鋭い視点で書かれたものが多くあり、きっと私よりも優れた伝える力を持っていると感じました。

気が向いたらで構いません。
是非、あなたの文章で誰かに問い掛けてください。

ツイッターでも掲示板でも、私と同じエッセイでも何でも構いません。一人の情報発信力には限界があります。だから皆で情報を拡散した方が、きっと多くの人に伝わると、私は考えています。

運営様にレビューのことで一度だけ怒られているので規約を確認しましたが、差別を助長するような内容だと、なろうではアウトらしいので、無いとは思いますが、その点だけ注意しながら、お願いします。


さて、優れたレビューが多くて私は感動しているのですが、本来の目的である物語小説のレビューの邪魔になっているという意見もあります。

よって、レビューの受け付けも停止します。

改めて、書いてくださった方々、
本当にありがとうございました。

一人でも救われる子供がいると願って、
私から何かを述べるのは、終わりにします。

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