生徒会長のSはSのS(7/36)縦書き表示RDF


生徒会長のSはSのS
作:*・゜+くま+゜・*



(7)



カラン・・・―



「落ちた、取って。」


涼子は、溜息をつきながら下に落ちた赤いボールペンを拾う


先程から隣の席の【不良少年】は何度もペンを落し拾わせる、とゆうガキくさい嫌がらせを涼子にしてくる


だんだんと腹が立ってくるのを涼子は、必死に押さえ笑顔でペンを渡す

いつまでもめげない涼子の姿を見て【不良少年】はついに禁句を言ってしまった


「胸ちっせーな」

ボソリと吐いた言葉を涼子は、聞き逃さなかった



「アンタ、人の事言えんの?」

「はぁ?」


しまった!と涼子が思う頃には、もう遅い涼子の口は、ペラペラと魔法にかかったように勝手に」動く

「だーから、アンタも人の事言える位立派なモノ持ってんのか?って
ふにゃチ●ミジンコ野郎」


普段下ネタなど、決して言わないはずの涼子だったが、スイッチが入るるともう止まらない

「なーに?アンタ何もいえないわけ?やっぱり、アンタチン●ついてないんだ」

さすがに呆気にとられていた【不良少年】だっって此処まで貶されちゃあ黙ってない


「言わせておけば・・・・・その前に、お前、俺が怖くねぇの・・・・?」

【不良少年】が耳につけている幾つものピアスが奇妙に光り
おそらく、喧嘩をしたのであろう、口から血がかさびたとなって痛そうに赤紫色に変色していた

「そりゃ・・・・怖いに決まってるじゃない。」

当たり前だとでもいうようにキッパリト言い切る涼子

やはり、怖いものは怖いのだ【最低矛盾生徒会長】でさえ、怖いのにこの【不良少年】を目の前にしてビビらないわけがない

「ハッ、何だそれ散々俺の悪口言っておいてか」

悪ガキのように邪悪な笑みを口に含ませ
長く伸びた金色の前髪の下に覗かせる、以外にも綺麗で澄んでいる瞳

そんな【不良少年】が笑う姿をまた、皆が驚いたように目を見開き口をポカンと空けて眺めている

コイツが笑うってそんなに珍しいことなんだ・・・・・

そう直感した涼子は、少し嬉しい気分にもなった

涼子が【不良少年】のせいで書きそびれた黒板の文字をノートに写そうと思ったとき

キーンコーン
 カーンコーン・・・

教室内にチャイムが鳴り響き、みんなは【不良少年】から視線を外し、それぞれの休み時間を過ごす

あ・・・・黒板の文字消されちゃった・・・・

再びノートに書き写そうと黒板をみると日直らしき人が黒板の字を消してしまっていた

「良かったら、私のノート写す??」

涼子が困っていると数人の女子が涼子を取り囲んでノートを差し出す

「あっめっちゃ助かる!ありがとう〜」

ノートを受け取り涼子はニコリと微笑む

「涼子ちゃんってさ・・・・神田君と知り合いなの・・・・?」

神田・・・・・??
涼子は、誰か分からなかったが、大体予想はついた、

【不良少年】の事だよね・・・・・・??

チラっと隣を盗み見ると、今の短時間でもう夢の世界へと出発している【不良少年】の姿


涼子は、少し苦笑いしながら涼子を取り囲んでいる女子生徒たちに言う

「今日始めて会ったけど・・・・・」

すると、女子生徒たちは目を見開き顔を互いに見合わせる


「涼子ちゃん凄い!あんな怖い人とお話できるなんて・・・・」

隣の【不良少年】に聞えないよう小さく吐く女子生徒たち


「そんなにコイツ怖いの?」


「当たり前じゃないっ!人殺しって噂もあるし、いつも夜中に寮抜け出して薬やってるって・・・・・」


みんな、青ざめた顔をし、血相を変える


「まっさかーだって、何でそんな事してきて、学校辞めさせられないの?」

そりゃぁ、この顔を見れば誰もが悪い奴と思うだろう、けど涼子はこんな綺麗で澄んでいる瞳の少年が悪い奴などと思えなかった


「それが、神田君のお父様あの神田グループの社長さんで、この学校に莫大な額を援助しているの
学校側としては、そんな莫大の額手放すわけにはいかないでしょ?だから神田君を辞めさせないのよ」


神田グループといえば、ホテルやデパート遊園地などと
色々な支店を持ち、日本で指折りの大きな会社だとゆうことは、涼子でも知っていた

けど、一つの疑問が生まれた

「じゃあ、なんでコイツは、この学校にいるの?
神田グループの息子なら、もっと良い高校があるじゃない」

「それがっ・・・・
うちの生徒会長と神田君って幼少の頃から、犬猿の中らしいのよ、
それで、神田君がうちの生徒会長と張り合うためにこの学校に来たって噂もあるわ」

生徒会長・・・・・その言葉を聞いてアイツの顔を思い出す

アイツが神田グループの息子と犬猿の仲・・・・・・?
それでも、涼子には納得がいかなかった
張り合うためだけに、普通その学校に入学するだろうか・・・?
涼子の疑問は、増えるばかりだった












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう