(5)
「えーと此処が資料室で隣が美術室」
「・・・・・・―。」
私、広田涼子は、この【最低矛盾生徒会長】に校内案内をしてもらっているわけだけど・・・・・
何でこの学校こんな無駄に広いのよッ???!!!!
何か、中庭とかもあるし、校内に雑貨屋や、オシャレな喫茶店まであるって・・・・・
「涼子着いたぞ、此処が職員室だ」
「あ・・・ありがと」
適当に【最低矛盾生徒会長】にお礼をし、職員室をノックする
「失礼します。」
「広田さん!!!アナタ転校そうそう遅刻なんて不真面目にも程がありますッ!!!!」
いきなり、説教をされ声もでない涼子をよそに、目の前のいかにも、“ざます”とかいいそうな女教師の説教は、止まらない
「だいたい、アナタのその髪は、何です?!!茶色だなんて!!――ッだらしない!!それに・・・・・」
雰囲気の悪い女教師がそこまで言いかけた時
「あんま、コイツ虐めないで下さいよ、ね?センセー?」
「ッ――・・・・???!!」
女教師は、眼鏡の下の目を大きく見開き真っ青になる
涼子は、この時初めて【最低矛盾生徒会長】の凄さを知った
「・・・は・・・芳賀様がそこまで言うなら・・・・広田さん・・・早く教室に行きなさい・・・・」
目を虚ろにさせ、俯く女教師は、目の前の【最低矛盾生徒会長】と目を合わせないようにしているのが分かった
「ほら、行くぞ」
そう言うと【最低矛盾生徒会長】は、涼子の腕を引っ張り職員室から出て行った
「ちょ・・・・ちょっと!!!痛いっ!離してよ・・・・」
抵抗する涼子を無視し【最低矛盾生徒会長】は、どんどん進んでいく
「アンタ何怒ってるのよ?!アタシが何かしたッ?!!!」
訳も分からずこんな乱暴に引きずられ涼子の怒りは再び沸き起こった
「あの・・・女教師・・・涼子の事馬鹿にしやがった―・・・!!!」
突然壁を蹴りだす【最低矛盾生徒会長】その姿を唖然として見ているしかできない涼子
「え・・・・と・・・・アタシの為に怒ってくれてるの・・・・・?」
そうたずねると【最低矛盾生徒会長】は、しまった!!とゆう顔をして涼子を見る
分かりやすい奴〜・・・・・
少し苦笑い交じりのの涼子に必死に向かって弁解する【最低矛盾生徒会長】
「ち・・・っ!!ちげーよ!!俺は・・・俺はただ・・・・・」
目を泳がせ、明らかに焦っている【最低矛盾生徒会長】可哀想に思えてきた涼子は、それ以上虐めるのをやめた
「もー良いから.早く教室に案内してよ」
まだ、言い訳を考えている目の前の【最低矛盾分かりやすい生徒会長】を助けてあげる涼子
「お・・・っお・・・涼子がそこまで言うなら・・・・案内してやる・・・・」
ホッとした様子を見せる【最低矛盾生徒会長】を涼子は、何故か可愛いと思ってしまう
こんなアタシって、もしや病気―・・・・ッ?!!!
と、心の中で叫ぶ涼子だった
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