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生徒会長のSはSのS
作:*・゜+くま+゜・*



(33)


日が沈み始め、部屋の中にはオレンジ色の日差しが差し込む

オレンジ色の日差しを浴びた部屋の中には、翼の温もりの中で昨日と同様静かな寝息を立て眠ってしまった涼子の姿

「相変わらず無防備な奴・・・・・・・――。」

白く透き通った肌に綺麗な紅色の荒れの知らないない唇は、翼の欲望を掻き立てる




♪〜♪〜♪


「ッ??!!!」

その綺麗な唇にそっとキスをしようと涼子の顎を持ち上げた時、
翼の制服のブレザーのポケットの中で最近はやったCMソングの曲が流れた

涼子を起こさぬよう素早く携帯を取り出し、サブディスプレィを見る

メール受信
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  ヒロ
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今一番見たくなかったライバルの名前

少しためらったが思い切ってメールの本文を開く


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今翼の部屋の
前なんだけど
翼何処にいる
んだよ〜?
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携帯を思わず落しそうになりながら、慌てて部屋を出ようと靴を履き替えた時


ピーンポーン・・・・

案の定インターホンが鳴る、カンが強いヒロの事だ、涼子の部屋にいるのだろうと直感したのだろう

「翼ぁ?!いねーのかぁ?!涼子も一緒なのかー?!」

涼子がまだ寝ているとゆうのにお構いなしにドアを叩き始めるヒロ

このままでは、涼子は起きてしまう・・・・・しかたなく翼はドアを開けた

「ッ??!!やっぱ此処に居たのかッ!!」

「ヒロ静かにしろ。涼子がまだ寝ている。」

ベッドの上に寝かせた涼子をチラリと見て、まだ眠っている事を確認した後翼は静かにドアを閉めた

「とにかく、俺の部屋に入れ。」

廊下で騒がれても困るのでしぶしぶ翼を部屋の中に通す

「コーヒーでいいか?」

綺麗に片付いたキッチンへ向かうとカップを戸棚から取り出す


一人で住んでいるわりにはやけに広い翼の部屋はヒロと住んでも充分スペースが余るほどだ

大量の荷物を部屋の隅に置くとヒロは、一息ついて深刻そうな顔をする

「お前、涼子とヤったのか・・・・・・・――?」

やはり、ヒロにとって一番気になるところだった

男女が同じ部屋にいて、何も無いはずが無い
更に、涼子はバスローブ姿でベッドに眠っていたのだ。何も無いとゆうわけでは無いだろう?そう言わんばかりにヒロの視線は真っ直ぐだった

「・・・・・・勘違いするな、あれはただの調教にすぎない。」

翼のすました顔はヒロの拳に力をいれさせた

「お前いい加減にしろよ・・・・・?何でも調教だの、お仕置きだの涼子を何だと思ってんだよ?!!!」

涼子を愛するヒロにとって、それは面白くない事でもあるし、何よりも涼子を守れない自分が悔しかった

「涼子はただの暇つぶしのペットにすぎない。」

力の入った拳に翼は気付いていたが、火に油を注ぐように更に挑発を続ける

「ッ!!!・・・・・ざけんなッ!!!涼子は本気だと思ったのによ!・・・・やっぱお前はロボットだ!!!」

怒り狂ったようにヒロは翼に殴りかかる。


そして、何発も何発も思い切り翼を殴った

「・・・・・・俺ロボットなんだろ?ロボットなら痛みすら感じない。それにヒロ、お前腕落ちたな。」

顔に大きなアザを沢山作ってもまだ、あの冷静な翼がいた





--------涼子目線--------

「ッん・・・・・ん・・・・・」

涼子が眼を覚ませば、暗闇の中でバスローブ姿の自分

また寝てしまったんだと後悔しながらも翼の姿を探す

「あれ・・・・・もう部屋に戻っちゃったのかな・・・・・?」

少し残念そうに肩を落し、翼といたベッドに再び横たわる



次の瞬間、ガラスが割れるような物凄い音が耳に入った

「ッ???!!!」

ただ事では無い、隣からは誰かと口論するような声と物を壊す音だけが聞える。

靴も履かず急いで部屋を出る、そして翼の部屋の扉を勢い良くあけた


「涼子ッ?!!!」

目の前には、ヒロに跨り、殴っている翼の姿

「・・・・・・・なに・・・してるの・・・・・・・?」

2人共顔や足に大きなアザがり、ヒロに至っては口や鼻から血が出ている

「翼やめてッ!ヒロが死んじゃう!!!ヒロから降りて!!!」

すでに半分意識が無いヒロに急いで駆け寄る涼子

「ペットは、ペットらしく主人に大人しく仕えていれば良いんだよ。」

ヒロの側にいる涼子を見て翼はいらだちを隠せないまま言う。

「ッつば・さ・・・お前ッ・・・涼子は・・・・渡さないッ・・・・・」

半分意識を失っていたヒロは傷付いた体を無理矢理起こす

「駄目ッ!ヒロ無理しないで!」

見ていられない程傷付いたヒロは、翼の凄さを物語った

「・・・・・・・・――。」

何も移さない翼の冷たい視線は一度涼子に移すとそのまま無言で部屋を出て行ってしまった

「・・・・・涼子ッ・・・・翼のペットなんてやめろ・・・・ッ・・・・」

苦しそうに顔をしかめたヒロの顔が涼子の涙によってぼんやりと視界をさえぎっていった












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