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生徒会長のSはSのS
作:*・゜+くま+゜・*



(27)


ガチャッ・・・・・・――

翼は涼子1人を残して生徒会室から出るとその場に蹲った


「ッ・・・・俺本当カッコ悪ッ・・・・・・――。」

制服のズボンの下がまたしても大きく膨らんでいた

醜いものを見るような目で翼は下半身を見る

経験はそれなりにあったし、女の扱いにも馴れている方だと思っていた

けれど、涼子に至っては今までの経験やテクは一切通じない、
それどころか逆に自分が2度も欲情してしまったなんて・・・・・

自分に腹が立ち壁に八つ当たりをする


「壁をそんな乱暴に扱うなよ〜生徒会長サン♪」

授業中だというのにも関わらず亮が何処からともなく歩いてくる

「その顔はりょうチャン関係でしょ?」

いきなり図星を突かれ返す言葉も見つからずただ黙りこくる翼

「翼って好きな子虐めて嫌われちゃうタイプでしょ?あんまり意地悪してたらりょうチャンに嫌われちゃうよ?」


「・・・・・・俺は、何もかも見透かすお前が嫌いだ。」

翼は不貞腐れた顔してフイと顔を背ける

フッと小さく笑うと亮は優しい表情をして、下に蹲っている翼の顔を覗き込む

「俺の元カノで良いんなら、何人か紹介するけど?
涼子チャンの側にいるんだもん相当アッチの方もたまってるでしょ?」

「ばッ!///ふざけるなっ!お前と一緒にすんな!・・・・・溜まってなんかッ!!」

亮には全部がバレているようで焦って弁解するが実際の所もうかなり限界だったりもする

涼子の顔を見るだけで“繋がりたい”と思ってしまう

「冗談だよ、じゃあ!俺女の子ホテルで待たせてるから、寮でね♪」

「ッ?!!///」

手をヒラヒラと振る亮は翼に聞えぬよう小さく

「やっぱ翼をいじるの面白い」

と笑いを堪えながら呟いた



「ったく、あのプレイボーイは、何考えてんだか・・・//」

見た感じ遊び人の亮はその通り遊び人で特定の彼女など絶対作らない

翼はいじけた子供のような表情で亮を見送る

そして、後数分後に始まってしまう会議を思い出し、会議室室へと急ぎ足で向かった。




「副生徒会長、まだ翼様の姿が見えていません。」

「・・・・・・あの翼が遅刻なんて珍しいじゃん、まぁ良いや他の役員の人適当に座っててね☆
まだ、翼も来ないようだし、俺向こうの部屋でお茶入れてくるわ」

「そんなッ!雑用係にやらせますよそんな仕事ヒ・・・・・」

指を1本立て、いかにも優等生君の補佐係の口に当てる


「俺がやるから良いの、あとこれからもぅ俺の事“様”付けしなくて良いから」

にこやかに微笑み奥の部屋にある3畳程の小さなキッチンに立ちお湯を沸かし始める


ガチャッ・・・・・!!

そこへ慌しい足音に走り過ぎて息切れしている翼が入ってくる

「遅れてすいませんッ!」

いつでも時間にウルサイ翼が遅刻をして会議室に来たので役員誰しもが驚いた

そんな中、会議の進行を早く進めたいのか、補佐係の優等生君は平然とした顔で単調にファイルを開き始める

「翼様、今日の会議の内容は、副生徒会長の就任式のご説明で・・・・・・・」

いつものように、今日の会議の内容を聞くが疑問に思う事が一つ・・・・・・

「副生徒会長の就任・・・・・?俺そんな話聞いてないんだけど・・・・・・」

首を傾げ、そんな話聞いたっけと自分の記憶を辿っていく

「黒木から、連絡入ってませんでしたか?少々お待ち下さい、今呼んで参りますので。」

そう言うと、誰なのかも教えてくれないまま、奥の部屋に入ってしまう

「黒木何か言ってたっけ・・・・・?」

黒木は仕事となれば絶対完璧にこなし、皆の信頼も厚くゆいつ翼が信用している人だった
そんな黒木がこんな大切な話を忘れる訳がない

薄れている記憶の中から懸命に事情を整理する

すると、心当たりが一つ・・・・・・・・―――

【・・・・・・ヒロ様が・・・・
ヒロ様が生徒会に加わると連絡が入りました・・・・・】

昨日の夕食時に、いきなり黒木に報告を受けた時は半分冗談かと思っていた翼だが
今となっては、嫌な予感が頭の中を掠める

ゆっくりと開くドアの向こう側には、不気味な笑顔でお茶を持ってくるヒロの姿

「生徒会長サン、お茶は如何ですか?」

髪を黒に染め、ピアスを外しても、直残っているあの敵を威嚇するような視線

透き通っている目は、何もかもを見透かした様にすましている。

そんな空気の中翼は、呆然と立ち尽くす事しかできなかった












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