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生徒会長のSはSのS
作:*・゜+くま+゜・*



(24)


「此処にも居ない・・・・・ッ」

あれから何十分いや、何時間探しただろうか?
無駄に広い校内と寮を涼子が一人で探すのは難しすぎた

昨日転校してきたばかりの涼子は、何処に何があるかも分からない状態でひたすら翼を捜し続けた

職員室、生徒会長専用ルーム、会議室。
涼子が思い当たる所は全て行ったつもりだったが何処にも翼の姿は無かった

「一体何処に居るのよッ・・・・?!あと行ってない場所は・・・・・・」

必死に玄関にある案内所とにらめっこをする


・・・・・・・・・・保健室。

一つの場所が頭に浮かぶ

何故かは分からないけど、そこに絶対翼は居るとゆう確信を持った

必死に広い校舎を走る、途中で教師の怒鳴り声を浴びせられながらも止まらずひたすら走り続けた


「ハァハァ・・・・ッ・・・・」

涼子は深呼吸をしながらゆっくりとドアを開けた



「・・・・・・・り・・・・涼子・・・・・・ッ・・・・?」

そこに確かに翼は居た・・・・・・
昨日と同じように窓際の椅子に腰かけ本を読んでいる


「の・・・・・望君を解雇したの・・・・・翼なんでしょ・・・・・・??」

翼はゆっくりと立ち上がり涼子の前まで来ると強く抱きしめた



「ッ・・・・つば・・・・・さ・・・・・?」

昨日の心地よい体温が再び涼子を包み込む

優しく涼子の髪を撫でると翼は小さく口を開く

「守ってやれなくてごめん。」

昨日も聞いたこの言葉

翼も翼なりに責任を感じているのが伝わった

「ぅ・・・・ん・・・大丈夫・・・・それより望君の事だけど・・・・アタシ全然平気だから・・・・・
あたし最後までヤられてないし・・・・・それに翼が助けてくれ・・・・・」

「え?」

涼子の言葉を途切れさせた翼のマヌケな声

「今何て・・・・?」

「え・・・・?だから翼が助けてくれたって・・・・・」

「違うその前。」

訳も分からずキョトンと翼を見るそしてさっき自分が言った言葉を思い出す。

「え・・・・・と・・・望君には、最後までヤられてない・・・・・ってところ?」

「え?」

再びリピートされるあのマヌケな声

「望にヤられてないの?」

目を大きく見開き口をポカンと空ける翼は本当にマヌケに見えた

「そう・・・・・だけど・・・・?」

「はッ?!!!じゃあ何処までされた訳?!」

突然半ばキレ気味で言われたので少しムカっときた涼子はきつめの口調で答える

「あたしに翼の周りをうろつかれると翼の品が落ちちゃうとかなんとか言われて
それから・・・・・・え・・・・・と・・・・・・・――」

やっぱり昨日あった事を口に出すのは無理だった、更に好きな人の目の前で望に指を入れられたなんて絶対言えない

「なんだぁ・・・・ハハ・・・・良かった・・・・―未遂だったか・・・・・」

「は?!何も良くないわよっ!あたし昨日すっごい怖かったんだから・・・・!」

翼の態度に腹を立てた涼子は半べになりながらキレる

「ごめんごめん。
まぁ確かに良く考えれば、望は絶対お前を襲えないんだよな」

「え・・・・?」

「だってアイツ同性愛者だし。」

「ッ??!!!」

衝撃的な言葉が翼の口から平然と飛び出す

どっ・・・・・・同性愛者・・・・・・・?!!!!

「望の事俺前フっちゃったから、多分涼子に嫉妬したんだろうな
・・・・・・・・・――ッて!こんな事してる場合じゃねぇ!早く望の解雇解かねぇと!」

涼子の呆気に取られている顔を見ずに翼は保健室から立ち去ってしまった

じゃぁ昨日のは、望君がアタシに嫉妬してやっただけの話で
最後までヤるつもりは無かったって事・・・・・だよね?

ホッとした気持ちと望の本当の姿を知ってしまった涼子は複雑な顔をしてペタンと床に座り込んだ












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