(17)
女嫌い・・・・・――??
「でっ、でも!!アイツあたしの腕引っ張ったりアタシとも普通に話ししてたし・・・・・」
納得がいか無かった、あれ程自分に突っかかってきた翼が女嫌い??
それなら今までの事は、何だったのか?もしかし自分は女と見なされていないのか?様々な疑問が次々と浮かぶ
「ハハハハッ!
涼子ちゃんそれはね、翼が涼子ちゃんの事がす・・・・・――!!!」
亮がそこまで言いかけた時・・・・
「りょーうー君っ♪それ以上余計な事喋ったらァ翼にお仕置きされちゃうぞぉ?」
「・・・・・まぁ、翼にこの事バレたら後々厄介な事になるな・・・・・」
え・・・・・?!そこまで言いかけて教えてくれないのッ?!!
やっぱアタシ女として見られてないんだ・・・・・・・がっくり下を俯く涼子
「そろそろみんな自分のお仕事しないとォ・・・・・
あんま涼子チャンに構ってると翼に怒られちゃうしィ
ほら、亮も翔太も早くしなよォ・・・・・・・・・っ」
「オっ・・・・オウ・・・」
望に叱られしぶしぶと自分の書斎へ戻る亮と翔太
「涼子チャンはァ、翼の書斎で待ってなよォ・・・・
多分もぅスグで翼会議終わると思うしィ?」
「え・・・・?でも、会議終わるって・・・・・さっき会議行ったばっかりじゃ・・・・?」
あんな厚いファイルを持って行ってるのだから、すぐ終わる会議というわけでは無いだろう・・・・・
そんな素朴な疑問を目の前で目をぱちくりさせている望に尋ねる
「・・・・・・ハハっ、涼子チャンわざとだと思ってたけどォ、本気で鈍感なんだァ・・・・
あのねー?いつでも好きな人のそばに居たいって思うでしょォ普通?会議をサボってでもね★」
望はそう言うと悪餓鬼のような笑顔を浮かべ涼子ただ1人を残し部屋を出て行った
「え・・・・・・??どういう意味・・・・・?」
今だに望の言っていた言葉の意味が分からない涼子は頭に幾つものクエッションマークを浮かべていた
バンッ・・・・・!!!!
望の予言通り翼は、望が去ってから10分もしないうちに涼子がいる書斎へと戻ってきた
「あ・・・・れ?あいつら何処行った・・・・?」
「みんななら仕事に戻ったわよ?」
「あいつらに・・・・何もされなかったか・・・・・?」
微かに息遣いが荒い、多分あの長い距離を走ってきたのだろう
「なにもされてないけど・・・・・??」
「ハァ・・・・!なんだ・・・・・良かった・・・・・てか・・・・・俺走ってきた意味ねぇじゃん・・・・」
独り言のようにぶつぶつと吐いてソファに腰を掛ける翼
「やっぱ走ってきたんだ・・・・・」
「――・・・・ッ?!!え・・・と違ぇ・・・・よ?!別に涼子が心配でとかじゃ・・・・・ねぇし
俺はただ・・・・その・・・えーと・・・・」
バツが悪そうに目をキョロキョロさせ分かりやすい程焦っている翼を見て涼子は
「ありがと、心配してくれて」
と吐いた
「だから涼子の為じゃねぇよッ!!!!///」
冷たいと思えば優しくなったり急に怒りだしたり分かりやすくなったり
涼子はいつしかそんな生徒会長をまるで我が子を見ているような優しい眼差しで見ていた
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