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生徒会長のSはSのS
作:*・゜+くま+゜・*



(15)


「で、どういう関係なのッ???!!!」

「え・・・??」


教室に戻ってくるなり、涼子は、再び教室内にいた女子生徒たちに囲まれていた

「どういう関係って・・・・・??」


「だからッ!!!
神田ヒロと生徒会長との関係よっ!!!
ねね、どっちが本命なの??!!やっぱ神田ヒロ??!」


「いや・・・・え――と・・・・別に・・・・」


曖昧な笑顔で何て言えばいいのかを必死に考える涼子


「もー涼子ちゃん転校そうそうやるわねッ!!!
あ、涼子って呼んで良い??私は、カナって呼んで♪」

そう言って涼子の前に手を差し伸べるショートカットの可愛らしい女の子


「うんよろしくね、カナ」


涼子がそう言うと周りの女子たちも次々に自己紹介をし始めた

全員の顔と名前を覚えるのは大変だったが、涼子は友達ができてホッと安心した

・・・・キーンコーン
 カーンコーン


「あ!お昼だお弁当食べよ涼子」

そう言うと涼子たちは、席を移動してわいわいお弁当を食べ始めた

「あーエビフライなのに醤油が入ってなーい!!!」


「誰か、卵焼きとなんか交換しないー??」


にぎやかな昼食だった、みんな楽しそうで涼子も凄く楽しかった
しかし、涼子は1つ気になる事があった・・・・・―
先程から神田ヒロの姿が見えないのだ・・・・
誰も座っていない隣の席を見つめると突然みんなの話題の中心が涼子に移った

「良いよね〜涼子はモテて・・・・・・」


そう言い出したのは身長が高くモデルのような体系の舞だった

「ほんと〜
生徒会長と金持ちボンボンの神田ヒロに言い寄られてるんだもん」


怪しげな笑みで涼子を見るカナ

「ちがッ!!!本当に違うんだってー」

「おー??そうやって否定する所がますます怪しいぞ〜??」


カナがそう言った時だった・・・・・・



「涼子、もう俺達の関係バラしちゃえよ。」

「?!!!!!」


急に涼子の視界に入ってきたのは、翼だった



「せっ生徒会長なんでここにっ・・・・??////」


そう問うカナの頬が微かに赤かった
いや・・・カナだけでは無いクラスの女子全員の視線の先が翼に向けられ、頬がほんのり色付いていたていた


「ペットを連れ戻すのは、主人の役目でね」


そう言うと腕をぎゅっと掴み強引に涼子は、教室から連れ出された


「だから、あたしはアンタのペットなんかじゃ――・・・・・」


「黙れ。」

冷酷で何もかも見透かすような瞳

「・・・・・―。」

さすがの涼子でも言い返せない

「何、ヒロに気に入られてんだよ」


「アタシだって・・・知ら・・・・―」

「俺が良いと言うまで口を開くな。」



敵を威嚇するような冷たい表情
あの、生徒会専用フロアで迷子になった時涼子に初めて向けられた表情と同じ表情だった・・・・・


「俺に忠実を誓え」

「え・・・・??」


「何度も言わせるな、俺に絶対服従しろと言ってるんだ。」


足が竦む、まるで金縛りにあったように体が言う事を聞かなかった


「・・・・・・―。」


「退学・・・・だな・・・」


「??!!」


それだけは、避けたかった・・・・・
最初に翼に会った時は、本当に退学になってもいいと思っていたが
せっかくクラスに友達が出来たのだ、友達と離れ離れになるのは、もう沢山だった



「嫌だろう?」



涼子は悔しさを必死に押さえコクンと小さく頷いた


「それじゃ、俺に忠実を誓うか?」

再び縦に頷く涼子


「契約成立。」

不気味に薄笑いを浮かべる翼


鳥肌が立つ・・・・・・


この先2人にどんなことが起こるのかは、まだ誰も知る由も無かった・・・・・・・














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