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じりじりとコンクリートを容赦無く照りつける太陽は、今日も手加減無しに温度を上げていった

「あ〜暑いッ!!!何なのよこの暑さッ!」

何もしていなくても汗が出る程熱い今日は、彼女の機嫌を余計に悪くさせた

彼女の名前は広田涼子(ひろたりょうこ)今涼子のイライラ度は、MAXだった

涼子をイライラさせる理由は、3つあった・・

涼子の親が3ヵ月前に離婚し、母の方についていく事になった為、涼子は友達と別れなければならかった事がまず一つ

2つ目は、想像していたよりも涼子が今日から通う学校が広くこの歳になって迷子になってしまった事

そして最後の3つ目が、実はこの学校は寮生だった事をさっき知らされた事

泣きたくなるのを押さえ、必死で職員室を探す涼子

今は、丁度授業時間らしく、廊下に出ている生徒は誰一人として居なかった

すると、校舎の一角に赤いカーペットが敷いてある廊下を見つけた

興味本位で涼子は、その赤いカーペットの先へと進む

一番奥には、大きな扉があり、周りは大理石で作られた銅像が幾つも並んでいた

「凄い所・・・・本当に此処学校なの・・・??」

あまりの凄さに独り言を吐く涼子をじっと見つめている男が一人

「お前・・・・・・・ダレ・・・・?」

急に声を掛けられビックリしながら後ろを見た涼子は、もっとビックリする事になった

目の前には、俳優やアイドルと言っても可笑しくないような美形の男が立っていたからだ

高い身長に小さな顔、今時珍しい、整髪飲料などをつけていない綺麗な黒い髪の毛
飾っていない黒い眼鏡は、目の前の美形男子生徒をイケメン優等生に仕立て上げた

「え・・・・と・・・・あの」

イケメンを前にして、声が震えて裏返りそうになる涼子

顔が赤くなるのが自分でも分かるほど、良子の体温は上昇していた

「此処は、生徒会専用フロアだぞ」

そんな涼子のドキドキを目の前のイケメン優等生は凍りつかせるかのように、冷たい表情を向ける

先程まで暑かったはずの校舎がひんやりと肌寒さを感じた



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