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情報と謎


第十五話

情報と謎



午後六時。
空が暗くなり、学園都市が街の光により照らされる中。

「どういうことか説明してもらうぞ、アレイスター」

携帯電話を耳に当てた土御門は人気のないマンションの屋上に立っていた。
そして、電話から聞こえてくる声は男とも女ともとれるような声。

『何がだい、土御門元春』

学園都市統括理事長、アレイスター=クロウリーは土御門の問いにそう答えた。だが、

「とぼけるな」

土御門はそんな彼の言葉を一蹴する。

「魔術と科学。この関わることがないはずの二つが何故関わり、上条当麻の目の前には現れた」
『………………』
「またキサマのプランの向上ためか?貴様は上条当麻に何を求めている!」

土御門はそう言いながら視線の先にある建物、窓のないビルを睨み、

「答えろ、アレイスター」

携帯電話を持つ手に力をこもらせた。


土御門自身、こんな事を聞いても意味がないことぐらいわかっていた。


だが、それでも言わずに入れなかった。

それほどまでに土御門は怒りを押さえれずにいた。

『……………』

二つの沈黙が交差する。


そして、次の瞬間。







『…………今回の事は私に聞くよりも風紀委員を調べた方が速いぞ』
「!?」

アレイスターはそう言って通話を切った。


「風紀委員だと………」






一方、風紀委員のとある一室にて、

「初春……」

白井黒子は不安げな表情で一人、パソコンから手を離さない初春飾利を見ていた。
しかし、初春は全く後ろに振り返ることはなく、キーボードからはカタカタと音が鳴り続くばかりだった。

はぁ、と息を吐いた白井は初春を後にし、外へと出ていった。



(上条さんは無能力者にも関わらず、能力らしき力を使っている)

初春はあの事件に関わる中で一人の少年。
上条当麻について調べていた。

(それなのに上条当麻は無能力者)

「…………」

初春の胸に罪悪感が積もる。
あの時、助けてくれた少年を疑うのだから無理もない。

だが、その後。


誰もいない室内で怒りに表情を染める彼を見て何か関わりがあるのではと思ってしまった。

初春はカタカタと上条当麻についての情報を探す。
だが、一向に見つかる気配がなく初春は頭を抑え、息を吐いた。

すると、ふと以前に彼が言っていたことを思い出した。

「幻想殺し……」


初春は新たなキーワードを手に、さらに奥へと進んで行く。


すると、あるページにそのキーワードを出していた一人の風紀委員にたどり着いた。

「幸沢明良。レベル3、炎可変化………」

初春は首を傾げながら幻想殺しというキーワードが書かれたページを開く。
だが、見た限りあの彼についての情報はなく。



初春はダメだとわかっていたが、しかし、幸沢の調べた経路を辿った。


そして調べていく内にある個人ページに辿り着いた。

「これは………」

どうやら幸沢が密かに作っていたページらしい。
初春はゴクリと唾を呑み込みそのページを開いた。

「え?」



直後。初春は目を見開き驚きが表情を染めた。


『 学園都市、最強を倒した男。

レベル0、上条当麻

超電磁砲と関わりあり





学園都市第一位を撃退した男。

だが学園都市統括理事長たちの手によりその噂が広まることはなく平凡と学園都市最強の称号を隠し生活している



学園都市最強の称号を手にしながらレベル0と偽り、レベルを上げようと努力している彼らを嘲笑う偽善者には。




罰を与えなくてはならない。




これはいったい、と初春はページに写し出されていた事実に驚きを隠せずにいた。
そして、今まで自分たちに笑顔を向けていた彼は一体何者なのかと初春は思った。

その直後。

「やだなぁー、初春さん」「!?」

バチッと音が鳴った瞬間。初春は意識を失った。




椅子から崩れ落ちる初春。

スタンガンを持つ男は、そんな初春に近づき、

「かってに見てもらっては困りますよ。これからなんですから」

引き裂くように左右に口を開け、




「あの偽善者に罰を与えるんですから」


幸沢明良は笑みを浮かべた。



御坂・初春「とある幻想の未知交差!!」


御坂「もの凄く久しぶりな気がする…」
初春「どうしたんですか、御坂さん?」
御坂「え?いや、何でもない何でもない!あ、それより私に合いそうなのってなんなの?」

初春「ああ、それはこれです!!」
御坂「!?」



ゲコ太Tシャツ。



……………………………………



御坂「ゲコ太♪」


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