第2話:出発
そして、翌朝になった。
「おっと、もう7時半か。急がないとな。」
俺は慌てて準備を済ませて、母にキャンプに行って来ると伝えて、家を出た。
幸い俺の家から十弥の家は近いのですぐに着くことが出来た。
少し時間に余裕がある…と思った瞬間。
「もう来てたの?竜也。」
そう言ったのは俺の彼女である眞島加織だった。
「あぁ、ついさっき来た所だ。」
「へぇーそうなんだ。他の皆はまだ来てないみたいだね。」
笑いながらそう言った。
加織は学校の中でもアイドル級に可愛いと言われているやつだ。
「でも、もう時間だから、そろそろ来るはずだろう。」
そんな事を話してる間に。
「おう。もう来てたのか?前田。しかも彼女と二人で。」
そう言ってきたのは、立花雅也だった。
コイツの見た目はまず目立つのが、金髪に染めている髪型と耳にしているピアスだ。
見た目は不良だか、性格は少し嫌味な所もあるが優しいやつだ。
「おう。とっくに来ている。それに加織とはさっき会った所だ。」
そう言ってやると立花は
「ふふ、そう照れるなよ。」
コイツは本当に嫌味な奴だ。
そんな事を話していると…向こうから、一人の女子がやって来た。
「おっまたせぇ〜。もしかして遅刻?」
やけにテンションが高いこの女の名前は朝日恵理菜。
恵理菜もまた学校ではアイドルと言われている。
見た目は加織とは違って、幼い感じがする。
そこが、男子生徒をひきつけるのだろうか?
「恵理菜はいつも待ち合わせ場所には、ギリギリに来るのね。」
「へへっ。まぁ、そこがあたしの取り柄だからねぇー。」
「いや。そこは取り柄とは言ってはいけない事だろう。」
「竜也は相変わらず、加織とラブラブなんだねぇー。あたしも早く誰かとラブラブになりたいなぁ。」
コイツ人の話を全く聞かないのか??
「待たせたな。諸君!」
そう言ったのは十弥だった。
「さぁ、俺の車に皆乗ってくれ!出発するぞ。」
コイツは高校生のくせに車を持ってるなんて普通じゃあないな。といつも思う。
「すっごぉい。十弥君って車乗ってたんだぁ。」
皆は驚きながら、車に乗り込んだ。
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