四つの国とギルド本部
約三千年前、四人の若者がそれぞれの国を建国した。
北に建国されたノーランドット・シンブル・セウス教公国。
アーネイ・セウス公爵によって建国され、貴族による統治・統括によって公平かつ平等な暮らしを約束された。それと共に、神の教えを広く伝える事を目的としたシンブル教。国民からの不満の声はなく、様々な制度や改革が行われてきた。現在の君主はユイル・セウス公爵。
女性として三人目の君主である。
尚、現在の教皇はユリウス・シンブル。
西に建国されたウェルンドック・エイラフ・レスト帝国。
ゼブル・ヴァン・レスト皇帝によって建国され、軍事力を高めると共に、高度な機械技術を持ち他国の先を行く先進国である。国民からの不満の声はあるものの、皇帝自らが国民の声に耳を傾けることから大きな争いに発展する事は一度もない。
現在の君主はフェブラル・ヴァン・レスト皇帝。
南に建国されたサイラキス・ウィンドル・フラス王国。
ネイ・フォン・フラス王によって建国され、平和と安寧、自由を約束された。国民からの不満の声はなく、王自らが国民の声に耳を傾け、時には自ら現場に赴むき、時には自ら国の催事には誰よりも楽しんでいる。そのためか、国民からの王族への信頼は厚い。大臣たちは、王の行動に頭を抱えてはいるが、絶大な信頼を寄せている。
現在の君主はリゲティ・フォン・フラス王。
東に建国されたインネスト・ラーブル・ファウスト連合国。
フェンディ・ファウスト総長によって建国され、各種族毎に国を作らせた後に各国に連携・連帯を持たせ連合国とした。。各国毎に独自の文化を持ちながらも他種との国交が行われ、種族の垣根を越えた繋がりがある。国民からの不満の声があった場合は、各国の代表が集まり臨時の会議を行い、国民の要望に応えていく。歴代の総長は自身の名前の後に"ファウスト"をつける。
現在の代表は、狼人族のエンドルフ・ブルシェル・ファウスト総長。
そして、ギルド本部。
四つの国の長によって、組織され、各国のギルド支部に指令や方針を伝える機関。各国から二人ずつ選ばれた者により議会が行われる。
現在の本部長はマリナ・シンブル。次長にフェブラス・ノーラス。対策長にシュレッド・ヴェイン。外務長にデラウト・フェイン。内務長にヴェクスター・ブラス。政務長にジェイル・カールス。国伝長にジュンライ・メム。情報長にシェルト・メム。